はみだし講師ラテン系! -25ページ目

作文の添削

夏休みの宿題に出された作文の添削をしました。
ある学校の学年一番の中3女子生徒が持ってきました。
テーマは環境についてと人権についてで、
それぞれ2000字程度の文章でした。
さすが学年一番だけあって、構成も言葉の使い方も良く、
ほとんど手直しは必要なかったのですが、
人権の方の作文には感動し、驚嘆しました。
内容は差別についてだったのですが、
自分自身がしている差別を客観的に捉え、
自分自身が心ならずしてしまっている小さな差別が、
大きな差別を生んでしまうのではないのかと、
自分自身を戒めているのです。
具体的に電車に乗る時の自分を例に挙げて、
次のように書いていたのです。

電車に乗る時には周囲を見て、変な人がいないか確認して、
それから、座席が空いていたら、そこに座るのですと。
しかし、その行為自体が人を差別的に見ているのではないかと、
そして、そういう行為を差別と捉え、
それが、いつしか大きな差別になってしまうと、
だから、そういうことを自分がやめることから、
自分にとって、差別をなくすことが始まると結んでいるのです。

立派過ぎると思いました。が、僕はそれは差別ではないと、
自分の意見を次のように話しました。

世の中に犯罪がある以上、善い人ばかりがいるとは限らないし、
親の立場なら、安全確認はしてもらいたいと。
しかし、そういう見方が差別ではないとは、
言い切ることは出来ませんでした。

作文の内容について、今まで、
これ程考えさせられたことはありません。
普通は言葉遣い、言い回し、誤字脱字を指導するくらいなのです。

僕自身、差別をしようなどとは思ってはいませんが、
全ての人を受け入れるなどということは、考えたこともなかったからです。

彼女の考え方は素晴らしいことです。
しかし、現実にはどうでしょうか?
電車内であっても、路上であっても、どこでも犯罪は起きます。
僕は、彼女にそんな犯罪に巻き込まれて欲しくありません。

いつか、彼女の崇高な理想が実現出来る社会、
全ての差別がなくなる社会になって欲しいと願いながらも、
その部分に関しては、変えた方がいいのではと提案し、
故ダイアナ妃が全ての人に分け隔てなく接したことも話しました。

彼女はそんな天使みたいな人になるのだなと思いました。

参議院選挙

先週、候補者の一人、川田龍平さんの演説を聞くことが出来ました。
まず、若いということ、そして、非常に苦労をしているということ、
さらに、弱者の立場を経験しているということ、以上の点だけでも、
彼に一票を入れようと思っていましたが、
何より、しっかりした政策を打ち出している姿勢に好感が持てます。
逆に、義家弘介さんの選挙カーも見かけましたが、
彼には、教育の道を進んでもらいたいですね。
自民党の比例区の集票用の著名人として使われるべきではなく、
子供たち一人一人に向き合っていて欲しいと思いました。
一応、誰に、どの党に投票するかは決めました。
自民党政治はもう、うんざりです。
米国ですら、共和党、民主党と政権交代をしているのに、
日本は、“自浄作用”の機会を自ら失ってしまっています。

銀座

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今日は久しぶりに、友達と食事に行きました。

何だか不二家の看板が銀座らしいなと思って、
思わず撮ってしまいました。

和食のコースを美味しくいただいた後、
人の少ない日曜日の夜の銀座を少し歩きました。
すると裏通りで何か撮影をしているところに、
遭遇しました。
ドラマの撮影でした。カメラの先には、
加藤ローサちゃん!
顔のサイズが普通の人の半分でした。
あんなに小さい顔で生きていけることに、
びっくりして、帰ってきました。

夏休みに入って

今日からほとんどの学校が夏休みに入りましたが、
いきなり、髪の毛の色が明るくなってたり、
眉毛が薄くなってたり、化粧をしてたり、
という生徒がいました。
もちろん、注意しました。
服装などの乱れは、そのまま生活の乱れにつながり、
悪い結果を生じることが多くありますので。

全ての生徒がそうである訳ではありませんが、
せめて、僕だけでも、うるさく、注意していきます。

訃報

河合隼雄さんがお亡くなりになりました。
“こころの処方箋”を読んだ時に、
素晴らしい文章をお書きになる方だなと、
勝手に尊敬させて頂いておりました。
そして、随分とこの書にはお世話になりました。
いろんなことで悩んだ時に読んだり、
子供たちに話す内容として引用したり、
当たり前のことを平易な言葉で話しかけるような、
優しい文章で、心に響いてくるのです。
ご病気になられたことは存じておりましたが、
河合さんの残した言葉を大切に受け止めたいと、
思うだけです。

心よりご冥福をお祈りいたします。

水は電気を通すのか?

中1理科で金属、非金属など、
身の回りの物質についての授業をしました。

鉄の働きは、身近なモノとして、
血液中のヘモグロビンが酸素と結びついて、
細胞に酸素を運ぶ働きをしていることを、
その他の金属は、身の回りにどのような形で存在しているかを
話しながらの授業になりました。

そして、金属は電気を通すという説明に入り、
「じゃあ、水は電気を通す?」
という話になり、みんなに聞きました。
全員が通すといったので、
「実は通さないんだよ。」
と、今日の日経新聞に載っていた、
“スーパーカミオカンデ”の写真を見せて、
この水槽に入っている水は純度の高い水なんだよと話をして、
純水は電気を通さないという話をして、
電気を通す水は不純物が混じっていると説明しました。

科学は身近にあるところから、
疑問に思うことが大切だと思うのです。
時間はかかりますが、
好奇心を持たせることを目標に、
これからも授業をしていきます。

関係代名詞

9月に入ってからやろうと思っていましたが、
今日から入りました。
中3クラスは、ほぼ定員になったので、
この生徒たちをいいペースで引っ張っていこうと決め、
そのために予定を前倒しで、いくことにしました。
まだまだやる気が足りない生徒もいますが、
夏の間に何とか気持ちを盛り上げたいと、
思っています。

原子力

やはり放射能漏れが起きていたようです。
もちろん僕も原子力の恩恵を受けて生活をしているのですが、
はたして国民は望んでいるのでしょうか?

日本だけでも、原子力発電に関係する事故は、
もはや無視出来ないほどの数になっています。

スリーマイル島、チェルノブイリになる前に、
考え直す時期に来ていると思います。
不便でも、安心して暮らすことを第一に、
平和利用でさえ核を否定出来る国は、
唯一の被爆国である日本だと思います。

地震

台風の次は地震。
人智の及ばぬ災害が次々にやってきます。

被災地の方々が早く普通の生活に戻れることを願っております。

日本が余裕のある財政状況ならば、
復興も早いのでしょう。
無駄遣いをしていた役人たちには罪悪感はないのでしょうね。

台風

今日は台風だったので、家に籠っていました。
東京は、雨は降りましたが、それほどでもありませんでした。

被害に遭われた地域の方々にお見舞い申し上げます。