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さんきちの「え~のんか~」

ラジオ、乗り物、食を中心とした内容になるかと…。
ホームページもありますので、よろしかったらご覧ください

しばらくブログをお休みしていましたが、今回より再開していきます。

復帰第1弾は船の話から。
先日、ひさびさにオレンジフェリーで大阪まで往復してまいりました。

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オレンジフェリーとは、愛媛県西条市にある東予港と大阪南港の間を運航している
大型フェリーで、往復とも大阪南港、および東予港を22:00頃出発し、翌朝6:00頃到着します。

この航路の最大の特徴は、豪華な設備とおもてなし。
レストランや展望浴室のような船内設備のみならず、2等寝台でも浴衣が付くなど、
ホスピタリティもバッチリ。
とくに、レストランは冷凍食品やレトルト等を一切使わず、仕込みから行うという
力の入れようです。

entrance

吹き抜けのエントランスを通り、船室に荷物を置いたら、即レストランへ。

この日は、唐揚げ定食(870円)と人気を二分するオムカレー(670円)をチョイスしました。

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見た目は、カレーの上にプレーンオムレツが乗ったシンプルなものです。
ビーフカレーの味はやや甘口で、後から辛さが伝わってくるという感じ。
フワフワのオムレツと一緒に口に運ぶと、カレーの程よい辛さと相まってまことに美味。

お腹もいっぱいになり、ひと風呂浴びた後は、外で涼みます。

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後部甲板から見る南港の夜景は、「悲しい色やね」の世界です。

ゴージャスですが、値段はリーズナブルなこの航路、結構人気高いようです。

1月30日に梅田シアターブラバにおいて、第114回 ABCラジオ上方落語をきく会が開催されました。

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今回は、朝日放送創立65周年記念ということで、12:00から21:00まで昼の部、夜の部
9時間通しという、壮大な落語会です。
昼の部の演目は、次の通り。

kamigata2

前座:赤ちゃん談義(桂ぽんぽ娘
 ご挨拶(三代澤康司A、伊藤史隆A)
1席目:阿弥陀池(桂華紋
2席目:おごろもち盗人(桂佐ん吉
3席目:ホース演芸場(桂吉弥
中トリ:善悪双葉の松(笑福亭鶴光
(中入り)
近日息子(桂文華
崇徳院(笑福亭三喬

今回は、ラジオ生中継もありましたので、詳しい内容は割愛させていただきます。

が、ぽんぽ娘さんだけ、オンエアされなかったので、ちょっとだけ触れます。
噺は、二人の新生児の会話というもの。3年前にご出産され、ご自身の経験も踏まえた楽しい話です。

鶴光師匠の「善悪双葉の松」は角座月夜はなしの会以来。
この噺、前回は「道頓堀角座復活」、今回は「朝日放送開局65周年」という、記念の会で
演じられるようで、何か特別な思い入れがあるのでしょうか。
鶴光師匠は、中入り時にオンエアされていた、ラジオインタビューにも出演されてます。
(会場では聞けませんでしたが)

ラジオのオンエアもあり、皆さん語りに力が入っていましたが、吉弥さん演じる”ミスワカナのギロ”や、
三喬さんの”おかみさんが話しながら手を動かす繕い物”など、それぞれの所作も見ものです。
このあたりは、ライブに行った者だけが味わえる特典ですね。

司会の三代澤アナと伊藤アナの掛け合いも息ピッタリ。アナウンサーにしておくのはもったいないぐらいです(笑)

じつに贅沢な落語会でした。

end






今年も、横浜にぎわい座で行われた鶴光一門会に行ってまいりました。

にぎわい座

今年の演目です。

演目


前座:手紙無筆(笑福亭 茶光)
上方落語でいうところの「平の陰」です。
茶光さんは関西弁で演じていたので、個人的にはこちらの方がしっくりくるかも。
去年の8月入門ですが、それまでは13年漫才をしていたとのこと。
前座のレベルを超えており、今後が楽しみです。

二番目:軽業講釈(笑福亭 竹三)
上方落語ではおなじみですが、関東でハメモノの入った噺を聞けるのは、
大変珍しいと思います。
太夫を演じるくだりの、ユーモラスな演技に見入ってしまいました。

三番目:拝啓、十五の君へ(笑福亭 羽光)
羽光さんの半生を描いた、渾身の新作落語です。
ところどころに、自分にも思い当たるところがあり、思わず感情移入してしまいます。
構成がしっかりした、いい噺でした。

中トリ:東京飛脚(笑福亭 学光)
オリジナルの福祉落語で、認知症について啓発する噺です。
御坊町寄席でも聞いたことがありますが、笑いながら認知症についての理解を
深めることができます。
特に、“負けるジャンケン”は、お客さんも一体となって、大いに盛り上がってました。
後半は、大阪から東京へ向かう二人の旅人が、それぞれの町で掛け合う小咄集。
スピード感ある笑いは、鶴光師匠譲りといったところでしょうか。

- 中入り -

膝代り:漫才(東 京太・ゆめ子)
「母ちゃん、もう帰ろうよ」のセリフでお馴染みですが、今回は松鶴家千代若師匠より
譲られた鼓を用いて、太夫・才蔵様式の音曲漫才を披露されました。
最後は、京太師匠がオリジナルの「母ちゃん、帰ろうよ」という歌で締めます。

トリ:木津の勘助(笑福亭鶴光)
TVやCDでもおなじみ、鶴光師匠の定番です。
ライブで聞く噺は、メディアと違って新鮮感にあふれ格別です。

今年の一門会は、レベルの高さに感心しました。
あまたある、上方落語一門会と比べても、勝るとも劣らないと思います。
いつか、大阪でも開催していただきたいものです。


今年も、マイミク仲間(おっさんひろみさん、松福亭笑学光さん)にお会いすることができました。
こういう縁も、ずっと大切にしていきたいです。

end

元日・JR西日本乗り放題きっぷを使って北陸方面へ。
今年からは、北陸新幹線も利用できるとのことで、有効区間最東端の上越妙高まで
足を延ばします。

W7系

上越妙高の駅前は建物がまばらで、暖冬の影響なのか雪もほとんどなく、じつに殺風景。
観るところもあまりないので、駅弁を買ってそのまま折り返します。

ホテルハイマートの駅弁はどれもレベルが高く迷うのですが、
ここは名物の鱈めしをいただくことに。

鱈めし表

重箱ふうの容器を開けると、棒鱈、たらこ等おかずがぎっしり。
彩りも良く、見た目にも食欲をそそります。

鱈めし中

メインの棒鱈の甘露煮は、柔らかくて甘辛く食べやすい。
たらこも半生で程よい塩辛さ。
鱈の親子漬けも口当たりがさっぱりしていて、いい箸休めになってます。
昆布をまぶしたご飯がこれらのおかずによく合って、実においしいです。

色々な味がバランスよく配されて、大きさは手のひら大ですが、食べごたえ十分。
久々にハイレベルな駅弁に出会いました。

end


御坊町寄席がしばらくお休みになるということで、急遽高松へ行ってまいりました。
落語にいたっては今年1月の鶴光一門会、御坊町寄席はなんと2年ぶり(汗;)

天銀

ちょっと早めに着いたので、いつもの「天銀」で腹ごしらえ。
しばらく来れないかもしれないので、じっくり味わって、いざ御坊町へ。

御坊町寄席
会場は60人ちかくの大入りで、暖房もカットするくらいの熱気です。

開演前に、枝鶴師匠よりご挨拶が。
14年前から70回続いた御坊町寄席を、しばらく休むことについて説明します。

トップバッターは桂三実さん。
六代目桂文枝師匠の19番目のお弟子さんで、入門3年目の22歳。
噺は「松山鏡」
上方落語ではあまり聴いたことはないのですが、三実さんの話し方は標準語に近く、
この噺にピッタリでした。
仕事で2カ月いた淡路島の話など、マクラが面白く、次回はぜひ新作落語を
聞いてみたくなりました。

学光さんは「一文笛」
今年の鶴光一門会でも演じていました。
学光さん渾身の人情噺で、以前より演じ方が冴えわたってます。

枝鶴さんは「くっしゃみ講釈」
聞くのは4年前の御坊町寄席以来です。
派手なくしゃみで、熱演していました。
今回も講釈のくだりは難波戦記でしたが、時期的には忠臣蔵のほうが聞きたかったかな・・・

次回の詳細は決まってませんが、高松のどこかで再開する日を待ちましょう。

ちなみに、来年2月7日(日)に鶴瓶師匠と学光師匠の二人会が、徳島県教育会館
行われるとか。
是非観たいのですが、距離が・・・(涙)

(鶴瓶・学光二人会)
日時:2016年2月7日(日)14:00開演
場所:徳島県教育会館
出演:笑福亭鶴瓶、笑福亭学光、笑福亭喬若 (ゲスト・文楽人形勘緑)
木戸銭:前売3,000円 当日3,500円
問合せ:フクタレコード(088-652-7932)
     ハヤシカメラ(088-653-3533)

end