2016年鶴光一門会 | さんきちの「え~のんか~」

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今年も、横浜にぎわい座で行われた鶴光一門会に行ってまいりました。

にぎわい座

今年の演目です。

演目


前座:手紙無筆(笑福亭 茶光)
上方落語でいうところの「平の陰」です。
茶光さんは関西弁で演じていたので、個人的にはこちらの方がしっくりくるかも。
去年の8月入門ですが、それまでは13年漫才をしていたとのこと。
前座のレベルを超えており、今後が楽しみです。

二番目:軽業講釈(笑福亭 竹三)
上方落語ではおなじみですが、関東でハメモノの入った噺を聞けるのは、
大変珍しいと思います。
太夫を演じるくだりの、ユーモラスな演技に見入ってしまいました。

三番目:拝啓、十五の君へ(笑福亭 羽光)
羽光さんの半生を描いた、渾身の新作落語です。
ところどころに、自分にも思い当たるところがあり、思わず感情移入してしまいます。
構成がしっかりした、いい噺でした。

中トリ:東京飛脚(笑福亭 学光)
オリジナルの福祉落語で、認知症について啓発する噺です。
御坊町寄席でも聞いたことがありますが、笑いながら認知症についての理解を
深めることができます。
特に、“負けるジャンケン”は、お客さんも一体となって、大いに盛り上がってました。
後半は、大阪から東京へ向かう二人の旅人が、それぞれの町で掛け合う小咄集。
スピード感ある笑いは、鶴光師匠譲りといったところでしょうか。

- 中入り -

膝代り:漫才(東 京太・ゆめ子)
「母ちゃん、もう帰ろうよ」のセリフでお馴染みですが、今回は松鶴家千代若師匠より
譲られた鼓を用いて、太夫・才蔵様式の音曲漫才を披露されました。
最後は、京太師匠がオリジナルの「母ちゃん、帰ろうよ」という歌で締めます。

トリ:木津の勘助(笑福亭鶴光)
TVやCDでもおなじみ、鶴光師匠の定番です。
ライブで聞く噺は、メディアと違って新鮮感にあふれ格別です。

今年の一門会は、レベルの高さに感心しました。
あまたある、上方落語一門会と比べても、勝るとも劣らないと思います。
いつか、大阪でも開催していただきたいものです。


今年も、マイミク仲間(おっさんひろみさん、松福亭笑学光さん)にお会いすることができました。
こういう縁も、ずっと大切にしていきたいです。

end