手打ち麺 あお井【7月15日まで】@新横浜ラーメン博物館 | Ramen Story Of L.I

手打ち麺 あお井【7月15日まで】@新横浜ラーメン博物館

「新横浜ラーメン博物館」は今年3月6日開館30周年を迎え、新横浜ラーメン博物館30周年企画の一環として今年2月より、ラーメン職人の隠れた潜在能力や新たな才能を発掘するラーメンコンテスト「佐野実メモリアル ラーメン登龍門2024」を開催。

 

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ラーメン登龍門は今から25年前ラー博開館5周年イベントとして1999年に開催したコンテストで、現在も有名店の「せたが屋」「ぜんや」「らーめん愉悦処 鏡花」などの店主が開業する前に参加した伝説の企画。

 

 

コンセプトとしてラーメン文化は、その地域の気候、風土、産業やライフスタイルによって独自の味が生まれてきたと推測されますが、その工夫、知恵を振り絞ったのはラーメン職人の方々です。 

 

 

それは「美味しいラーメンを作ろう!」との一念で独自のこだわりをもって妥協することなく研究された賜物であると私たちは考えます。 

 

 

飽食の時代と言われ、情報化社会となった現代において、これから先未来のラーメンはどうなっていくのかと考えた時、ラーメン職人の隠れた潜在能力や新たな才能を発掘するステージが必要なのではと思い、ラーメン登龍門を実施する運びとなりました。

 

 

この大会は 今後3年に1度開催していく予定です。

 

 

老若男女、国籍、プロ・アマ問わず誰もが参加できるこのコンテストは、テーマに沿ったラー メンを創作し、優勝者は新横浜ラーメン博物館に約1年間出店し、次開催優勝者へとバトンを繋いでいきます。

 

 

情熱や志を持った方々に、夢と機会を掴むコンテストになればと思っております。

 

 

佐野実メモリアルと題し「支那そばや」創業者 佐野実氏は、ラーメンの発展と新たな価値観を生み出した、ラーメンの歴史上に名を残すラーメン職人です。

 

 

人生の全てをラーメンに捧げた佐野実氏の没後10年という節目の年に、その功績に敬意をこめて、ラーメン登龍門の副題として "佐野実メモリアル" とつけた記念事業として実施いたします。

 

 

応募資格は、老若男女、国籍、プロ・アマ問わずどなたでもご参加いただけます。

 

 

 ※ただしコミュニケーション言語は日本語とします。

 

 

※18 歳未満の未成年の方のご参加は、親権者の方の同意が必要となります。

 

 

・優勝、準優勝、3位の場合、新横浜ラーメン博物館に出店できる方。

 

 

準優勝、3位は2024年7月から1週間の出店、優勝者は2024年8月~約1年間 ・テーマに沿った基準でラーメンを創作していただきます。

 

 

第1回のテーマは国産小麦の風味と旨味を生かした味噌ラーメン ※国産小麦 100%で自家製麺又は製麺業者へのオリジナル発注麺。

 

 

・審査をする上でのレシピの公開承諾(審査員のみの公表)※参加するにあたり、氏名、肖像権、経歴、写真等がテレビ放送等のメディア媒体で使用される可能性があり、 全ての審査において、そのことを承諾した方に限ります。

 

 

最終選考会が6月2日に行われ、優勝者「博多文福」出店期間:2024年8月1日(木)~1年間。

 

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準優勝者「らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵」出店期間:2024年7月18日(木)~28日(日)。

 

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3位「手打ち麺 あお井」出店期間:2024年7月5日(金)~15日(月祝)。

 

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2024年7月5日オープン「手打ち麺 あお井」に行きました。

 

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3位手打ち麺 あお井から順次出店し、てっきり今月中旬位からあお井が出店すると思ってたら海の日までと知り本日行ってきた。

 

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手打ち麺 あお井店主和田氏は横浜市生まれで大学1年夏から「一風堂 新横浜ラーメン博物館店」でアルバイトを始め、大学卒業後の2003年に「一風堂(株式会社力の源カンパニー)」に入社。

 

 

2010年最初の配属先として勤務した「博多一風堂 大名本店」の店長となり、2011年社内暖簾分け制度により株式会社力の源カンパニーを退社し株式会社日々輝を設立。

 

 

暖簾分け店主として「一風堂 薬院店」を運営し、その後2013年「一風堂 金沢香林坊店」、2015年「一風堂 横浜西口店」の暖簾分け店主となり、福島県白河市の名店で数々の弟子を輩出してる「とら食堂」で修業を積み2016年12月18日福岡市中央区にオープン「とら食堂 福岡分店」を運営。

 

 

オープン当初とら食堂 福岡分店は和田氏は関与していなかったようで、とら食堂 福岡分店で仕事をしたいという想いを河原氏に伝え翌年の2017年業務委託という形で店長として働くことになったそう。

 

 

そして2020年河原氏より、とら食堂 福岡分店を自分の店としてやらないかという話があり、約10年間続いていた暖簾分け制度を辞退して買い取ったとのこと。

 

 

現在もとら食堂 福岡分店店主だけど、その屋号で出店すると有名店だけに色々誤解が生じる可能性があり、手打ち麺 あお井の屋号で出店。

 

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ラー博出入口に河原氏の祝花などが飾られていた。

 

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11時20分頃に到着すると20分待ちだったが10分位で席に着けた。

 

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出店してる場所は「あの銘店をもう一度」でも使用したB1F。

 

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券売機。

 

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メニュー。

 

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全メニューは、【ラーメン登竜門入賞作品】手打ち味噌ラーメン~素材の旨味~(1日120食限定)レギュラー1200円・味噌ラーメン レギュラー1000円、ミニ680円・煮玉子入り味噌ラーメン レギュラー1200円、ミニ880円・チャーシューメン レギュラー1300円・特製ラーメン レギュラー1400円・旨辛味噌ラーメン レギュラー1100円、ミニ780円・煮玉子200円・チャーシュー(2枚)300円・切落しチャーシュー(数量限定)200円・メンマ&エリンギバターソテー250円・旨辛ダレ100円・ビール500円。

 

 

手打ち麺 あお井なので運営してるとら食堂 福岡分店のメニューは無く、1日120食限定手打ち味噌ラーメンと、機械打ち製麺の味噌ラーメンとトッピングによるバリエーションのみ。

 

 

7月10日から期間限定メニューとして旨辛味噌ラーメンが加わった。

 

 

卓上調味料は無し。

 

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注文したのは「手打ち味噌ラーメン~素材の旨味~ レギュラー」¥1200+「メンマ&エリンギバターソテー」¥250

 

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迷わずラーメン登竜門入賞作品の手打ち味噌ラーメン~素材の旨味~ レギュラーとメンマ&エリンギバターソテーを。

 

 

ルックス的には珍しさや新鮮味は特に無く現代でありそうな味噌ラーメンという印象ですが、味噌ラーメンいやラーメンの具では珍しいエリンギとメンマが入ってます。

 

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スープは背脂豚骨味噌。

 

 

味噌の原料である大豆を活かすというコンセプトで、そこで郷土料理である呉汁(ごじる)からヒントを得てスープを考えたとのこと。

 

 

呉汁とは大豆を水に浸し、すりつぶしたものを味噌汁に入れたものになるそうですがまず感じたのは豚骨のコクと旨味で、しっかり白濁させ土台としてベースになってるのはもちろん背脂やバターを加えてるらしく全く郷土料理風の味噌汁っぽくならず豚骨出汁が効いた味噌ラーメンのスープに仕上がっています。

 

 

味噌スープに固形の大豆とすり潰した物と胡麻も入り、背脂も効果的でコッテリ感も適度に付与してるが口当たりは結構まろやか。

 

 

味噌ダレは白味噌と赤味噌をブレンドし、なかなか強めの塩味とコクがしっかり立ち以外にありがちな豚骨味噌なんじゃないかと思ってたけど個性ある味噌スープでした。

 

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麺は青竹手打ち縮れ。

 

 

とら食堂直伝青竹を使用して打つ手打ち縮れ麺を使用し、今回のテーマ国産小麦の風味と旨味を生かした味噌ラーメンに合わせ麺から着手したらしく、とら食堂の看板で出場していることから手打ち麺にこだわったとのこと。

 

 

味噌ラーメンの力強いスープに負けない麺として、コシの強い国産小麦ゆめちから、風味の良さとしてキタノカオリを選択し、加水率も気温や湿度によって変更するが46%の多加水麺を3日~4日熟成させたてるとのこと。

 

 

ランダムな太さといい手打ちらしい繋がりといい、弾力性とボコボコ感は感じませんでしたがモッチリした食感が堪能できる。

 

 

やはり手打ち麺って美味しいですね!

 

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具はチャーシュー・メンマ・エリンギ・水菜・糸唐辛子。

 

 

近年ラー博に出店した店のチャーシューはそんなに美味しいと思った店がなかったが、あお井の大判肩ロースチャーシューは肉肉しさと旨味も残り美味しいです。

 

 

小さくカットしたメンマやエリンギが意外に存在感強く、コリコリ食感も良かったし味噌ラーメンにもよく馴染んでいた。

 

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気になったメンマ&エリンギバターソテーは具に入ってるのと同じと思われ別容器で提供。

 

 

恐らく具のメンマとエリンギもバターソテーしてると思うけど、味噌ラーメンに入ってないそのままの状態で食べてみたら冷たかったがバターと醤油のコクがストレートに味わえ半分食べ終えたら味噌ラーメンに入れ食べてもやはり食感も良く美味しい。

 

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想像以上にスープ・麺・具がレベル高いというか見事に完成させてると言いたくなり、最後まで美味しく頂けました!

 

 

実は数日前の14時過ぎ手打ち麺 あお井に行くと手打ち味噌ラーメンは売り切れで食べれず、流石に屋号にも手打ち麺と付いてるし後日リベンジしようと早い時間帯に行き無事食べることができましたが、手打ち味噌ラーメンを確実に食べたければ開館前から並ぶか11時台の早い時間帯に行かないと食べれないかと。

 

 

機械打ちの麺もかなり良いみたいで食べてみたいので、残り3日間出店中に再訪すると思う。

 

 

手打ち麺 あお井は7月15日までの出店です、気になる方は是非。

 

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