手打中華 とら食堂@久田野 | Ramen Story Of L.I

手打中華 とら食堂@久田野

白河・須賀川・郡山にプチ遠征してきました。

今回は白河をメインに廻って来たんですが、福島県には一体何軒行きたい店があるんだろうと(・Θ・;)とてもじゃないが1回の遠征ではすべて行きたい店は廻りきれず、とりあえず今回は白河から須賀川に郡山数軒を行ってみた。

白河遠征1軒目。「手打中華 とら食堂」に訪問しました。


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とうとう!とうとう~やって来た!白河のいや、福島県のいやいや、全国的に超有名なレジェンド店の手打中華 とら食堂へ!


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ラーメンに興味がない方でも、名はちらっと目にした事や聞いた事があるのではないでしょうか?東京のデパートで開催される物産展などでも何度も出店しているし、手打中華 とら食堂はあまりにも有名な白河ラーメン店です。

まず福島県白河市には「白河ラーメン」という全国的にも知られているご当地ラーメンが存在し、機械を一切使わず青竹や木の棒で麺を打ち、包丁で切り出し、手で揉んで縮れをつけた多加水の幅広太縮れ麺を使用。

スープは鶏ガラをべースにした比較的オーソドックスな澄んだ醤油スープで、チャーシューは縁が赤く、炭火で焼いてから醤油で煮る燻製したもの。

店により多少違いはあるが、この伝統的な白河ラーメンを提供するお店がなんと白河市内には100軒もあると言われている。

その白河ラーメンの元祖とも言われ、代表的なお店となるのがこちら手打中華 とら食堂。

とら食堂出身、とら食堂で修行した店の出身、とら系の流れを汲むなど、これらの店を「とら系」とも呼ばれ、そのすべての頂点に立つのがとら食堂なのです。


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とら食堂が創業したのは昭和42年。創始者は、故竹井寅次氏(通称寅さん。)

寅さんは大正15年生まれで、近所でも評判のギャンブル好きだった上に大酒のみの方だったそう。

そんな寅さんは「○イワンタン」という店で手打ち麺を習得し、とら食堂を開店したが寅さんが作るラーメンが群を抜いて評判となり、教えてほしいと修行に入る人が現在もいるでしょうが、当時も市内を中心に何人もいたそうです。

現在は二代目の竹井 和之氏が受け継ぎ、東日本を中心に数えるのがもはや困難なほどその弟子の数知れず。

当ブログでもとら系の店は数々廻って来ましたが、とら食堂の名を使うのが許された分店「手打中華 とら食堂 松戸分店」 や、とら食堂初の分店「とらや分店」 に、首都圏のとら系では老舗の域に来て弟子も排出してる「白河中華そば」 など他にも多数行っています。

お店の場所は久田野駅から徒歩50分ほど。御斉所街道を一本奥に入った周りには畑と民家しかないような所に突如一軒家風の店が見えて来ます。



最寄駅は無く、一応近い駅は久田野駅となりますが歩いて行く距離ではないので車での訪問が1番です。ってか全員車で来店していましたね。

この看板が見えればすぐとら食堂です。


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駐車場は店前と横に40台分位ある。


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もちろんここまで有名だと行列もできるし、売り切れ次第閉店ともなるので、気合を入れて開店40分前に到着したがさすがに誰も並んでなかった(^▽^;)まぁこの日の客1番のり~ね☆


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だが10分もすると、だんだんと車で来始め、結局開店前には15人ほど並びができていた。開店してからは嘘だろ!?と言いたくなるほど、行列と待ちができていた。

ちなみに店外の出入口ドア付近に、待ち用の長い椅子が置かれてるけど、1番出入口付近の端に鳥の糞が乱れ打ちのように付いてたΣ(゚д゚;)

上を見てみると巣があったね。そういうことか~(-。-;)


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店内は外観通り田舎にありそうな一軒家風の造りで、木を基調とした天井が高く広々としています。

店内中央に入口側と厨房側に仕切られたカウンター10席と

4人掛けテーブル席や座敷席が合計38席ある。

厨房はちらっとしか見えなかったが竹井氏は不在で、今時風の若い男性が調理し、ホールに女性2人の他に男性従業員2人の5人体制で切り盛り。


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席に着くとお冷とウエットおしぼりが提供された。


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メニューはこんな感じ。


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麺メニューは、手打中華そば660円・手打中華そば(小)520円・焼豚麺880円・ワンタン麺810円・焼豚ワンタン麺1030円・つけ麺(冷・温・おろし)680円・冷やし中華(7月/8月)900円・大盛り各+170円。

今まで食べてきたとら系同様、手打中華そば・焼豚麺・ワンタン麺・焼豚ワンタン麺・つけ麺の5種類がメイン。

つけ麺は冷・温・おろしの3つの中から選択でき、7月と8月のみ夏季限定メニューの冷やし中華が提供されている。

メニュー裏は、卓上調味料の案内とおみやげ生ラーメン販売していますの案内が。

会計はレジに伝票を持っていく後会計制。


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卓上調味料はGABANブラックペッパー・GABANホワイトペッパー・ラー油・七味唐辛子・胡椒・タマネギのみじん切り。


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大体の白河ラーメン店にもラー油が置かれているんだけど

市販のは置かず自家製ラー油を置いてる店が多いのが特徴。

このラーメンにラー油はめちゃ合う訳じゃないが、店ごとに違いがあり面白いんですよね。


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注文したのは「焼豚ワンタン麺」\1030


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とら食堂にいつか来たら、文句なしに焼豚ワンタン麺にしようと長年決めていたので迷わず焼豚ワンタン麺を。

ちなみに他の客は、手打中華そばと焼豚麺を頼んでる人が多かったです。

スープは白河系王道となる豚骨・鶏ガラの動物系をベースに、やや濃いめに見える醤油ダレですが綺麗に澄んだシンプルな清湯醤油味。

鶏の旨味はキレて凝縮感も強く、鶏油もベタつかずまろやかさとコクも十分あってか、あっさりした清湯醤油なのにボディが厚く濃厚な鶏の旨味が堪能できる極上鶏出汁。

醤油はもっと強くコクも奥深いのかと思いきや、醤油ダレは適度に強く主張し見た目以上にスッキリとた口当たりだが物足りなさなどは全くない。

個人的にスッキリしすぎる醤油はあまり得意じゃないんだけど

後味は余韻に浸れ過ぎちゃうほど心地良くて、動物系と醤油のバランスが本当凄まじく良いのがこのスープの特徴でしょうね!

いやぁ~さすが本家本元だね~(^_^)v文句なしのウマさ☆


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麺はすべて人の力で作る青竹手打ちの中太縮れ麺。

本家の麺は他のとら系に比べ、少し細くて結構柔い茹で加減と言われてるが、麺は確かにやや細いですね。

茹で加減もソフトで柔めだが、若干ザラっとした麺肌とよく手揉みされたピロピロの食感は不揃いながらしっかりとあり、白河系手打ち麺の真骨頂を楽しめる麺ですね。

麺もさすがの出来栄え!なのは当然だよね。


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具は焼豚5枚・ワンタン5~6個・メンマ・ホウレン草・ナルト・海苔・刻みネギ。

スープと麺も素晴らしいのに、また具も白河ラーメンは美味しいのがたまらない(≧▽≦) 

焼豚麺にすると、部位が違うバラ・モモ・細長い肉が入る。


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炭火で炙り燻製した縁がピンク色の焼豚が本家のも激ウマ☆

スモーキーな香ばしさも良し、ジューシーな旨味も良し、マジ超美味!

存在感ありすぎるほどの具ですね。これは焼豚増しで食べないともったいないね。


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ワンタンは餡がしっかりと詰まり、皮のちゅるんとした喉越しもたまらん☆餡も美味しいけど、皮も相当ウマいですね~。

例え餡が入ってないワンタンでもこれなら頼むな~♪


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後半はタマネギのみじん切りを入れ自家製ラー油を入れ食べてみたが、玉ネギのしゃりしゃり感や風味は良かったものの

ラー油は正直微妙でした。

個人的には胡椒や七味もかけず、玉ネギだけでいいわ。

しかし1軒目からもう大満足γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞこの後に廻る予定の白河ラーメン店に本気で行くのやめて帰ろうかなと思わせるほどの満足感を得てしまったよ(^_^;)

それほど本家とら食堂は完璧すぎた!ラヲタじゃない一般の方も、とら食堂は食べておいて損はないお店ですよ。

ハッキリ言って食べに行く価値はありすぎる。首都圏でも食べれるお味だが、やはりレジェンドはヤヴァイわ!

これはまた来ないと。美味しかった!ごちそうさま!


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ラーメン手打中華 とら食堂

ポスト福島県白河市双石滝ノ尻1

電話0248-22-3426

時計11時~14時30分・16時~18時(昼・夜共に材料なくなり次第終了)

時計土曜・日曜11時~14時・16時~18時(昼・夜共に材料なくなり次第終了)

ぐぅぐぅ月曜定休日

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