たかさご家 本店@日ノ出町 | Ramen Story Of L.I

たかさご家 本店@日ノ出町

1992年オープンの「たかさご家 本店」に行きました。

 

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今や日本全国に存在する横浜発祥の家系ラーメン元祖と言われてるのが「家系総本山 吉村家」となり、吉村氏が公認した弟子の「吉村家直系」以外にも沢山の弟子を輩出した有名な家系ラーメンの系譜が存在し、元は吉村家2号店の位置付けだったが色々あって離れ環状2号線沿いに本店があり今年5月7日店主高齢のため閉店する「本牧家」の流れを汲む「本牧家系」、本店は2017年10月31日で閉店したが現在「戸塚店」のみになってしまった「六角家」の流れを汲む「六角家系」、磯子に本店を構える「壱六家」の流れを汲む「壱系」などがあります。


この系譜以外にも横浜市に本店を構え多くの弟子を輩出しながら直系や六角家系に壱系でもない独自の家系ラーメン店が多数あり、これらの家系を「オリジナル系」と言いオリジナル系の筆頭で人気店の1つとして数えられるのが、たかさご家。


日ノ出町駅からすぐの場所に本店があるたかさご家は平成4年に開店し、今年創業31年を迎える老舗家系ラーメン店。

 

 

全盛期は旧本店・元町店・日ノ出町店・曙町店・関内店・横須賀店の6店舗ありほぼ同じエリアの中区を中心にありましたが現在は本店と関内店のみ。


たかさご家は現代でも珍しい緑色の看板を揚げてる家系ラーメンとしても知られ、元々は南区高砂町で創業してるため名字ではなく地名からたかさご家と名付けた。

 

 

その後諸事情により高砂町の店舗が経営から離れて独立し、日ノ出町店が引き継ぐ形で本店になった。


旧本店を立ち上げた時の創業者が前オーナーの西村氏という方と、もう1人が六角家出身で1994年県道21号線 鎌倉街道沿いにオープンし私も通算10回位は行ったことがあるが2012年12月に火事を起こしてしまい閉店してしまった「かまくら家(閉店)」店主の
海添氏。

 

 

たかさご家も正確に言えば六角家系になりますが味も六角家とはかなり違うし緑の看板も含め独自路線に進んでいき弟子の店も相当有名なので「たかさご家系」と言ってもいい系譜。


たかさご家出身店として知られてるのが、新中野に本店を構える「武蔵家」と町田に本店を構える「町田家」となり新中野系武蔵家は首都圏を中心に一体何軒あるのか数えるのが大変なほどあるし武蔵家の弟子の店を含めたら1番の店舗数を誇る家系かも。


町田家はラーメン激戦区町田でも上位にくる人気店で「新宿」などに3店舗支店があり、たかさご家同様に緑色の看板を揚げ、たかさご家から見たら孫弟子店で池尻と渋谷にある「横浜家系ラーメン 侍」も人気店です。

 

 

旧本店も含めたかさご家 本店に行くのは初で、たかさご家自体行くのも20年ぶり位。

 

 

ちなみに去年たかさご家と同じくオリジナル系で人気家系の「千家 本店」も相当久しぶりに行ってます。

 

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お店の場所は日ノ出町駅から徒歩2分ほど。

 

 

県道218号線 平戸桜木道路 桜木東戸塚線と横浜駅根岸道路が混じり合う日ノ出町交差点の角にあり、駅出たらほぼ向かい側に見える緑のデカい看板が嫌でも目に入るはず。

 

 

隣のビル1Fには「北海道らーめん楓 日ノ出町店」があります。

 

 

店内は奥行きのある造りでカウンター台が低く厨房が丸見えで距離が近くシンプルな内装で、カウンターなど結構年季が入った内装。

 

 

厨房前にL字型カウンター15席。

 

 

男性スタッフ2人体制で切り盛り。

 

 

19時半頃に入店すると先客5人位でしたが、後からドンドン入ってきてあっという間に満席になって数人待ちができる盛況ぶり。

 

 

コロナ禍前は朝方5時まで営業してた営業時間が長い家系としても知られていた。

 

 

券売機。

 

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全メニューは、ラーメン(並)700円、(中)800円、(大)900円・ネギラーメン900円・キャベツラーメン800円・チャーシューメン(並)900円、(中)1000円、(大)1100円・つけ麺900円・ライス100円・味付玉子100円・のり100円・ネギ200円・ほうれん草100円・キャベツ100円・わかめ100円・チャーシュー(3枚)200円・缶ビール350円。

 

 

老舗家系らしく豚骨醤油ラーメンとトッピングによるバリエーションのみかと思いきや昔は無かったはずのつけ麺があります。

 

 

しかし、現代の家系ラーメン店の中ではトッピングも含めシンプルなメニュー構成ですね。

 

 

ネギラーメンやキャベツラーメンは(並)のボタンしかないけど恐らく現金追加で(中)(大)に対応してくれるだろうし、もしくはラーメンとトッピングを単品ずつ購入するのが1番いいかも。

 

 

 

券売機にぶら下がってたミニホワイトボードにチャーシュー(3枚)、わかめも現金対応か同金額の食券を買って言うのかな。

 

 

家系なので食券を渡すとお好みを聞かれます。

 

 

たかさご家は昔の家系でお馴染みだったプラ食券を導入し、弟子の店もプラ食券の券売機を使用してる店が多い。

 

 

卓上調味料はおろしにんにく・豆板醤・GABANブラックペッパー・胡麻・酢。

 

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注文したのは「ラーメン(並 )※かため・濃いめ)」¥700

 

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デフォルトラーメン(並)を麺かため味濃いめで。

 

 

近年食べてる武蔵家や一昨年食べた町田家 新宿南口店と比べてしまうと濃度が低そうで濃厚路線には見えない豚骨醤油ラーメンですが、着丼した時の豚骨風味は良い香りで期待してしまいました!

 

 

スープはライト豚骨醤油味。

 

 

家系として見たら口当たりはサラッとしてるし確実にライトな部類に入る豚骨出汁でしたが、旨味は全然弱くなく普通に豚骨の旨味は出て程よいコッテリ感があります。

 

 

醤油ダレも濃いめでお願いしたけどビンビンに前面に出た醤油感ではなく尖りのない絶妙なコクで、鶏油も厚みとまろやかさを与え美味しいです!

 

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麺は「長多屋製麺」の中太ストレート。

 

 

麺も絶妙な歯応えを残し、後半に掛けても柔らかさよりかたさのほうが残ってましたね。

 

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具はチャーシュー・ホウレン草・海苔3枚。

 

 

チャーシューは小ぶりのバラロールだけど脂身部分も旨味は抜けてなく地味に美味しかった!

 

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今回ライスは頼みませんでしたがやはり合うし、いやぁ〜同じ世代に創業したオリジナル系の千家・たかさご家美味いですよ☆

 

 

現代に多い弟子の店のような濃厚豚骨醤油ラーメンや直系を意識した醤油ダレがビシッと効いた豚骨醤油ラーメンに比べたらインパクトはないしライトな豚骨醤油ラーメンだけど、なんだろう昔だったら多分美味しく感じなかった味が今食べてみたら良さが凄い分かりましたね。

 

 

また本店にも再訪したいし、関内店にも行ってみたいと思います。

 

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ラーメンたかさご家 本店

ポスト神奈川県横浜市中区日ノ出町1-17

電話045-263-0441

時計11時~23時30分

ぐぅぐぅ無休