『寿々㐂家＠上星川』

約11年ぶりとなる「寿々㐂家」に再訪問しました。

「支那そばや鶴ヶ峰店」を出た後は上星川駅で下車し、向かったのは大人気店寿々㐂家へ。

相鉄線沿いにもラーメン店は結構あり、横浜市がメインの電鉄なこともあるからか必然的に家系ラーメン店が多くあります。

そんな相鉄線沿いで家系ラーメン店を含めても断トツに人気と知名度があるのが寿々㐂家。

1990年2月創業の現在もある横浜市内の家系ラーメン店で老舗となる寿々㐂家の鈴木店主は環2沿いにある創業当時はあの家系総本山吉村家の支店だった「本牧家」出身。

本牧家の弟子の中では1番の有名家系ラーメン店でもあり、寿々㐂家から巣だっていった弟子も年々増えていき弟子の店も全て人気店になっています。

家系ラーメンは「吉村家直系」・「六角家系」・「壱六家系（壱系）」があまりにも有名な系譜になるが、寿々㐂家は本牧家系になるがもはや師匠超えを果たしたと言っても納得の寿々㐂家系と呼んでいいと思う。

寿々㐂家は家系豚骨醤油ラーメンですが、直系とも六角家系でも壱六家系のどれにも当てはまらないバランス系家系ラーメンの最高峰の味とも言われ、本当昔から混んでる時間帯は並ぶのは当たり前でアイドルタイムに行っても満席な事が日常茶飯事。

今回気づいたら約11年ぶりの再訪になってしまったが、今年数回車で店の前を通ると推定20人以上の大行列ができてた光景を見たことがあり、この先もずっと行列が絶えないお店として君臨するんだろうと痛感した。

2016年2月24日には横浜市中区曙橋町に2号店「寿々㐂家曙町店」がオープンし、とうとう寿々㐂家にも支店ができたと話題になりました。

ちなみに㐂の字が常用漢字ではないため寿々喜家と表記されることが多いです。

お店の場所は上星川駅北口から徒歩8分ほど。

上星川駅を出たらすぐの国道16号線八王子街道を西谷方面に向かって歩いてくと、コスモ石油があるのでその先の花屋の隣にあります。

専用駐車場はコスモ石油隣の月極に7台分と、店舗数m先のバス停前に6台分完備。

店内は少し奥に広めの造りで至ってシンプルな内装。

厨房前にL字型カウンター13席。

店主の鈴木氏は厨房に居ませんでしたが男性スタッフ3人体制で切り盛り。

寿々㐂家は接客も良いことで知られ、古い家系ラーメン店も昔のような高圧的で客前で怒鳴りつけるなどの接客は見なくなりましたね。

15時でも多分満席+並びができてると予想し、さらに時間を空けて15時40分頃に到着すると並びこそできてなかったが8割近い席が埋まり後からも出ては入ってきての繰り返しで流石の人気。

券売機。

全メニューは、らーめん並750円、中850円、大950円・チャーシュー（+3枚）200円・のり（+5枚）150円・味玉100円・ライス100円・ビール350円。

昔からずっと変わらず、豚骨醤油らーめんの並、中、大とチャーシュー・海苔・味玉・ライスがあるのみ。

吉村家も豚骨醤油ラーメンしかないがトッピングの種類が多く、寿々㐂家はトッピングも最小限とシンプル。

お好みも聞かれますが常連さんには従業員のほうから「お好みは〇〇〇〇でいいですね？」と聞いてくる光景もしばしば。

卓上調味料は豆板醤・おろししょうが・おろしにんにく・GABANブラックペッパー・酢。

注文したのは「らーめん中（かため・濃いめ）」￥850+「ライスダブル（ライス食券2枚）」￥200

らーめん中を麺かため味濃いめとライスダブルを。

スープの色合いといい具の配置といい全く昔から変わらないルックス。

スープは豚骨醤油味。

昔から家系ラーメンを食べてる方に分かりやすく言うならば古き良きオールドタイプの家系で、ライトな豚骨醤油スープです。

豚骨出汁は風味は立ってるけど旨味は濃密だったり濃度が高かったりはせず本当ライトな口当たりなんだけど妙に豚骨のコクが随所で感じて美味いしく、最近こういう家系を食べてないな～と懐かしさも感じさせてくれた。

醤油ダレも濃いめ指定にしてもそこまで濃さは感じず、基本のスープにコクがやや深まる程度。

鶏油は普通でも十分な量が浮いてますがスープに適度な厚みとややまろやかさを付与して、何かが前面に出てるスープじゃないなのに何もかもが絶妙なラインに落とされてます。

これがバランス系最高峰の家系と呼ばれるんですよね！