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片岡大志Official Blog

シンガーソングライター 音楽プロデューサー 片岡大志のオフィシャルブログです。

 

先にいくつかのお知らせを。

今月、11月26日発売の音楽誌

GiGS(シンコーミュージック社〉で

僕の連載コラムが始まります。

「拝啓。独学シンガーソングライターのあなたへ」

というタイトルです。メジャー音楽誌への

連載なんて、どのくらいぶりだろうか。

是非お手に取って頂けたらと思います。

 

2018年12月5日(水)片岡大志

25th Anniversary Special Band Live

@天王洲KIWA

遅まきながら予約フォーム設置。
こちらからもご予約できます

もちろん各SNSからの僕にメールを

送って下さっても予約ができます。

どうかどうか、この特別なLiveに

足を運んで下さい。お待ちしてまーす!

 

 

 

この時期になると、

夜がくるのが早くなる。

大学で仕事をするようになってから

日の長さで、季節の移り替わりに気づく

ようになった。録音スタジオ中心の生活

とは、ずいぶん変わったもんだと思う。

教室棟から、一旦屋外に出て研究室へと

戻るとき、辺りはもう真っ暗です。

 

だけどまだ、18時くらいなら

教室棟のたくさんの窓から

にぎやかに明かりが漏れていて

立ち止まって、耳をすますと

色んな楽器の音色が聴こえてくる。

この放課後のひとときが大好きです。

はてさて、思えば遠くへ来たもんだ。

 

 

 「練習室の丸い窓」

 

 練習室の丸い窓

 放課後に聞こえてくるのは

 ピアノ フルート トロンボーン ビオラ

 バイオリン チューバ トランペット オーボエ 

 

 練習室の丸い窓

 今夜も誰か歌ってる

 ソプラノ アルト バリトン テノール

 魔笛 カルメン フィガロ ドンジョバンニ

 

 いつか

 君の声が 大劇場に響き渡り

 君のティンパニーが高らかに轟くだろう

 夢は夢のままじゃいられない

 君は今の君のままじゃ きっといられない

 

 練習室の並んでる

 長い廊下の突き当たり ドラムキット

 サキソフォン ウッドベース ブルース

 スタンダード バラード 彼女のつぶやき

 ヴォーカル オリジナル 重なるハーモニー

 

 いつか 君の声が

 武道館に響き渡り 黒いレスポールが

 アリーナを切り裂くだろう

 夢は夢のままじゃいられない

 君は今の君のままじゃ きっといられない

 

 鳥は飛ばずにはいられない

 花は咲かずにはいられない

 君は君のままでいられない

 同じ場所に同じようにはいられない

 

 〈Words & Music by 片岡大志〉

 

 

この歌は、僕が担当している

「ソングライティングA/B」という授業で

〈クリシェ〉というコード進行の法則を

解説した回に作りました。この授業では

毎週ソングライティングに用いる技法を

講義して、それを使用した楽曲を、50分

以内に作って、受講生たちが発表します。

 

学生たちは、僕の思いもよらない新鮮な

ソングライティングを披露してくれます。

僕も作ります。僕の発表は一番最後です。

みんな素直だから、面白味のない楽曲や

完成度の低い楽曲には興味を示しません。

 

先生は「いい曲作って当たり前」という

暗黙の空気は、結構なプレッシャーです。

50分間、僕も必死に考えて、学生たちと

競うわけです。これには鍛えられますね。

 

「練習室の丸い窓」は

コード進行の全編が〈クリシェ〉技法で

成り立ってます。教室のホワイトボードで

解説した〈クリシェ〉コードを、ほとんど

全部盛りで使ってます。でも技法は表現の

「道具にすぎない」ことを、作品を通して

伝えられないものかと、50分間考えます。

歌の表現の大切なことは、技法の手前に

ある「願い」のようなものだということ。

 

〈練習室の丸い窓〉を発表すると、学生の

ひとりが「これってウチらの歌じゃん」と

言ってくれました。そう。みんなの歌です。

だから嬉しかった。だからすぐに完成版を

作って、クラスの皆に聴いてもらいました。

同じ学生が「これ校歌にしちゃえば?」と

歌を口ずさんでくれました。それは僕に

とって、どんな賞状よりも価値ある御褒美

でした。ちょっと〈いい話〉でしょ?


 

その、埼玉県川越市にある音楽大学への

行き来には、一時間半以上かかるので

電車の中では、何かしら本を読んでます。

 

SFものと探偵もの。それも古典の本ばかり

読んでいるから、イマドキの流行作家の

本をめくる機会は少ないんですが、今年に

なって久しぶりに〈森博嗣〉の新しい文庫

書き下ろし〈Wシリーズ〉を読んでみたら

面白いのなんのって。油断すると三日間で

一冊、読み終わってしまうので、いちいち

30頁前から読み直したりして、読み終える

のを先延ばしにしてきたんだけど、十月に

完結編発売。油断してた。三日間で読了。

 

彼らの会話を、もう聞けないのが寂しい。

本を好きになることって、登場人物を好き

になることなんだよね。また会いたい。

 

 

 

月に一回か二回ある、休日の昼下がり。

近所のスーパーマーケットの鮮魚売場に

「生すじこ」が出回っているのを発見。

これをイクラ醤油漬にするのが面白い。

 

立派な「生すじこ」を、ぬるま湯で

洗います。冷たい水だと硬くなるので

60度くらいのぬるま湯です。色が変わる

から、すこし心配になりますが大丈夫。

 

お湯を何度も入れ替えながら、丁寧に

イクラ玉から筋と皮を剥きとります。

きれいな粒々になっていくのが楽しい。

 

剥きおわったイクラを水切りしてから

醤油と出汁に漬け込みます。酒を少々、

今回は昆布出汁の小分けパックも投入。

四時間ほど漬け込んだら、出来上がり。

 

これを早速、炊きたてご飯に降り注ぎ

試食。美味しひ…。こりゃ贅沢だわ。

2000円くらいの生すじこで、瓶詰めで

4本分くらいのイクラ醤油漬になります。

酒の肴にも最高です。ハマりますね…。

 

 

さて。〈GiGS〉連載の原稿を

ギリギリに入稿して、ちょっとホッと

してるんですが、実はこの数ヶ月、

ずーっと原稿を書いてるんです。

 

片岡大志・ソングライティング論を

「一冊の本にしたらどうか」と

シンコーミュージック出版さんに

手取り足取り教えて頂きながら、

書いて、書き直して、試行錯誤を

繰り返してます。音楽を文章するって

簡単じゃないですね。だけどすごーく

面白い。書きはじめて数ヶ月経って

徐々にコツを掴みつつある、かも。

 

ああ。書いちゃった。このテキストが

ホントに本になるのかしら。ちゃんと

〆切を間に合うのかしら。不安ばかり

ですが、とにかく頑張るしかない!

 



 

おまけのラーメンコラム。

飯田橋の「びぜん亭

呑みすぎた翌日に訪れます。

それかどうしても癒されたい日には

このお店を思い出すんです。


 

個性派俳優みたいに飄々とダンディな

ご主人が仕込んだスープは五臓六腑に

染み渡る絶品…。モダンな鶏スープが

流行の昨今、だけどこの店を超えてく

鶏ガラスープは味わったことがない。




 

週一で通いたい(通えてないけど)

心温まる温故知新なラーメンです。


 

江戸川区には伝説の店が多かった。

その名店の一軒「麺屋もも」。

2014年に引退した店主が平井に復活。
その名も「ひよこプリン」。

「麺屋もも」時代には、黄金に輝く

鶏スープが「もも」の看板だったけど、

今度の新店「ひよこプリン」は豆乳を

使った白いスープ。モダンなルックス

ながら、鶏の旨味がふわりと美味しい。

白いスープにカラフル野菜が映えます。


 

好き嫌い分かれるところかもだけど、

これは絶妙。低加水の蕎麦っぽい麺を

合わせてくるところも斬新。ご主人に


 

「もものファンでした」と伝えたら、

嬉しそうに応えてくれた。あの頃と

変わらない丁寧な接客に、美味しさの

秘訣を再確認。温泉卵のご飯は当時の

まま。黄金スープも復活してほしひ…。


 

定点観測の護国寺MENSHOにて

「塩」ならぬ「潮らーめん」を。



 

名店はブラッシュアップが小刻みです。

前回食べたときよりも、貝類出汁が強く

なった印象。今回は浅利強め。UFO型

丼の縁には引き続き、カラスミの粉末と

鯛の切り身。護国寺の店内には系列店の

すべての麺を作ってる製麺所があって、

 

そこでは小麦粉を臼から挽いている。

挽きたて打ちたての自家製麺の

醍醐味を味わえる店は他になく、

企業努力を突きつめると、ここまで

出来るという目から鱗の好例ですね。



 

オプションの「卵ご飯」のルックスは


 

「おいしそうー!」以外の感想を産む

わけがないよね。さすがの名店です。

 

12月5日のライブまでに

もう一回更新するつもり。

夜毎に寒くなっていきますね。

季節の替わり目、お身体ご自愛下さい!

 

11月16日 深夜

かたおかだいしより
 

 

 

☆2018年12月5日(Wed)

片岡大志 25th year Anniversary

Special Band Live@天王洲アイルKIWA

Open 18:00 Start 19:00

Adv 4500yen Door 5000yen +Order

 

片岡大志25周年記念
スペシャルバンドライブです!

特別な音楽の夜になります!
どうしても観にきてほしいLiveです!

御予約はKIWAメールフォーム or
アメブロのメッセージからでもOK!

各SNSにてDMメールを送信!
 

 

あっという間に11月…。

遅々してるBlog更新が気になりながら

どうにも仕事が間に合わず、旅続きもあって

ジタバタしてました。お久しぶりです。

寒くなってきましたね。お元気ですか。



 

ちょと前の話から。

10月は仙台市への遠征からスタート。

この時期の東北はお魚がサイコーね。

 

 

秋刀魚ちゃんに見つめられて動けなひ…。

って去年も同じような写真だったかな。

 

仙台市でのミッションは、大学の

デモンストレーション講義だった。

全国から集まった150大学が、
高校生向けの講義を一斉に行う
イベント「夢ナビライブ」。



 

このイベントに参加するようになって4年目。

大学で担当してるポップスのコース以外にも

「夢ナビを受講したのがきっかけで」と声を
かけてくれる在学生もいるんです。嬉しいね。

 

夢ナビ会場の仙台夢メッセ会場から、

福島市へ移動して、2年ぶりの「時代屋」へ。

時代屋は、地元のミュージシャンの集う店。

この夜は福島市を拠点にしてるシンガー、

Thing of Gypsy Lionと、東北ではいつも

お世話になってるお馴染みミッキー扇と。

 

 

TGLさんは、福島で農業を営みながら

音楽活動してる半農半芸歌手。曲毎に

痛快な社会風刺が、次々と繰り出されて

これが実に説得力のある歌世界になった。

TGLさん、また御一緒しましょうね。

 

ミッキー扇と僕は、この地区の麺事情にも

ひどく詳しいナビゲーターと同行してたので

たまげるほど旨いラーメンにありつけた。

 

 

うろた」のスープは親鶏と水のみ。
この透明感...。すげえー。

 

 

原価率は「大丈夫なの?」ってくらい
プレミア親鶏で仕込まれたスープは、
レンゲにひとくち舌が着水した瞬間
「!」言葉を失うほどの旨味。
これは驚いた。レンゲが止まらん。
我ながら写真、美味しそう…。

 

 

福島県から宮城県に戻り、翌日は
ミッキー扇のホームグラウンド
Sunset Boulevard」ただいまー!

サンセットのオーナーユウノジさんが
嬉しいブログを書いてくれていた。
リンク先を是非読んでみてね。

 

 

ローカルで地に足をつけて、凛と活動してる

音楽家と出会うと、そんな人々が集うお店に

訪れると心が洗われます。一攫千金を夢見る

音楽もあるけど、日常の中にある音楽を、

大切に奏でている姿と、奏でられた音色は、

ずっと見とれてたくなるほど〈Pure〉だ。

 

 

サンセットに足を運んでくれる
お客様皆さんも〈Pure〉です。

それは頂いた拍手の、温かさでわかる。

この夜のミッキー扇がまた素晴らしかった。

前夜に明け方まで、僕の酒に付き合わされた

とは思えない美声を披露してくれた。
ミッキー!いつもありがとね!

 

 

宮城で一番好きなお店「潮の音」でも

麺活してきました。牡蠣ラーメンね。

ああ…。どうしても食べたかったのよ…。

 



 

そうそう。

中古のバイオリンベースを買いました。

バンドアンサンブルの授業で使ってます。

 

 

ベースって楽器は面白い!でも難しい!

ベーシストの集中力って凄いんだなー。

授業では「もうちょいリズムキープを」
なんて言ってるんだけど、
リズムキープするのって大変!
普段ギターで使ってる筋肉と違うから
両腕が筋肉痛。これを弾きながら歌ってる
ポールマッカトニーは本当に凄いなあ…。


その僕の教えている尚美学園大学で
今年三回目になるオーディションイベント
尚美Musicグランプリ2018の決勝大会が
学園祭の特設ステージで行われました。
この日は、お世話になっているメジャー
メーカー/ワーナー/ビクター/エイベックス
各社から審査員を招聘して開催。


 

予選大会を通過した大学生アーティスト3組の
中からグランプリが選出されたのですが、
どのアーティストも素晴らしかったので、
リンクと共に紹介します。是非ご覧下され!

Shimo-Ren「Beginning」
シモレンはヴォイスホーン、ビートヴォクスを
歌唱しながらピアノ演奏する18歳。
音源は僕が録音を担当しましたが、
凄まじいスキルを発揮。ほぼ99%
無編集のトラックです。天才現わる!

Cody-Lee(李)「drizzle」
今回唯一の歌物バンド。既に東京のアンダー
グラウンドでも活躍中の彼ら。音源も映像も
完全自主制作。どこか懐かしさを感じさせる
バンドサウンド。イノセンス溢れる楽曲。

Kazu「Run Up」
グランプリ勝者はEDMのDJのKazuだった。
ターンテーブルとパフォーマンスだけで
圧巻のエンタテインメントを披露した。
都内のクラブシーンですでに登板してる
そうで、今後がとても楽しみです。

各メジャーのプロデューサー審査員からも
「このコンテストはレベル高いね」と
お褒めの言葉を頂きました。嬉しいね。
いつか東京ドーム級のアーティストを
輩出できたら!と夢見てます!

 

山梨県甲府市にあるハーパーズ・ミル
ここは〈坂田ギター〉の工房があり、
オーナー坂田ひさし氏の経営する
カレー専門店兼ライブハウス。

 

甲府駅で山口進(夜ハ短シ)に車で拾われて

お店に到着すると、待ちかねたように
坂田氏が出迎えてくれた。
1年半ぶりのハーパーズ・ミル。

 

山口進の前身バンド
OUTLOW、最後のアルバム

ビューティフルライフ」は
僕がプロデュースを担当した。
作品のリリースは2005年のこと。

 

あれから山口進は、というか僕も、
たくさんの事象をくぐり抜けて、
何年かに一度はこのお店で
歌うことにしている。ここは山口進の
現在地を確かめる道標であり、
原点回帰をもたらす場所だ。

 

夜ハ短シは、
この夏「今日も生きるのだ」という

アルバムをリリースした。
タイトルの通り「生きる」ことを
振り絞るように描いた作品だ。

彼らはひとつの山頂に辿り着いたと思う。

この傑作をお薦めします。聴いてみてほしい。



 

今回、ススムは「歌うたい ≒ 詩人」という

企画で、二日間のライブを組んでくれた。

 

岩崎建一というシンガーについて綴るなら

彼の生き方がRockであり、Rockな生き方が

音楽という言葉になった、と書けばいい。

 

その音楽は溢れる
ユーモアとLove&Peace。

ひょうひょうと歌いながら、
鋭い観察眼は物事の本質を
あっという間に見抜いて
丸裸にしてしまう。
詩人が一行でやるように。
書家が一筆でやるように。

 

白倉新之助クンとの出会いは
衝撃だった。美しい詩の朗読が、
そのまま美しい歌になる。

言葉の持つ映像、言葉の持つリズム、
言葉の発音が求める旋律を、
ごく自然に、そして流麗に編み上げる。
編まれた生地のそこかしこには

使い込まないと気づかないような
〈暗号〉が刺繍されている。
それが彼のメッセージだ。

こんな不思議で美しい音楽に
お目にかかる機会は稀だと思う。

 

たったの二日間だったけれど、
僕もススムも120%の演奏で応えました。
久しぶりに聴く山口進の立ち姿に
全身全霊を見た。圧巻だった。
 

音楽を続けていると、
こんなに知的好奇心に満たされて、
心を揺さぶられる夜に巡り逢う。

とても美味い酒を呑んだ。
彼らの歌がまだ聴こえる。




 

僕の年内の週末は、ほとんど売り切れてる。

ライブ以外は入試かオープンキャンパス。

 

この時期になると、
来年度に新しく迎え入れる

高校生たちの演奏に聴き入ることになる。
その音楽は好奇心に満ちていて、
怖いもの知らずで、

まだいびつな形をしてるけれど、
透き通るほど純粋な音色を携えている。
これはね。役得です。耳をすませば
〈未来〉が聴こえてくるんだから。

 

これを書いてる今日は
指定校推薦入試だった。僕は、
音楽の感じ方が変わったかもしれない。

音楽に込められた宝石のような何かに
いまはすぐに気づくことができる。
プロだアマだとか学生だとか以前の、
音楽を届けたいという気持ちに。

 

 

おまけのラーメンコラム。

九段下の「雲林坊」。いつも行列のこの店。

たまたま待ちがないタイミングに遭遇。

 



 

注文は「ミニ麻婆丼」と「坦々麺」。
麻婆丼旨!!うっかり声に出るほど美味!


 

花山椒の風味がビリっと効いた本格四川。

辛いながらも旨味の奥行き深い
スープは未体験ゾーンの美味しさ。
僕的に都内の担々麺No.1に認定!
こりゃ行列にも納得!




いつもの店でこれを書いてる。
今夜の黒板にはお客さんの釣ってきた

「いしもち焼き」があった。珍しい。

こりゃとっても芋焼酎に合いますなあ...。


大学の喫煙所から空を見上げたら、
航空自衛隊のループが円を描いてた。
もう冬の空になりつつありますね。



気温の上がり下がりがあるから

どうか風邪など召されませんように。


次回はあまり間を空けずに更新します。

12月5日(水)!スペシャルバンドライブ!

お待ちしていますねん!

 

11月3日の深夜に 片岡大志より
 




この週末、6日(土)は福島市・時代屋にて!
翌7日(日)は宮城県柴田郡の

サンセットブールバードにて
ライブです!withミッキー扇!
(詳細はこのブログの末尾に)

 

 

今年は酷寒からはじまり

猛暑と豪雨と地震と台風って

災害の多さに驚くばかり。

 

九月は大災害になった
台風21号通過の翌日に
関西を訪れて、その被害の

大きさを目の当たりにしたけど、

その翌週は、北海道胆振東部の

震度7の地震直後の北海道だった。

 

動内各地の停電が続くなか、札幌の

地下鉄すすきの駅から、地上に

上がってみると、繁華街は節電で

薄暗く、すすきの交差点のシンボル

ブラックニッカウィスキーの看板が

消えている。発電所事故の深刻さを

見上げて「わあ…」と声がこぼれた。

 

札幌のシンガーソングライター辻さん

「ダイシ君、ライブに来れるわけ?」って

心配してたけど「飛行機さえ飛ぶなら」と

行く気満々。欠航はなく新千歳空港に到着。

 

まずはサッポロビールで喉を潤し、

もちろん、札幌といえば札幌ラーメンね!


 

念願叶って老舗中の老舗「純連」へ。

定番の味噌らーめん。旨い。旨すぎる。

ああ…。この幸せ度数の高さたるや…。



 

この夜のCafe CHI-MMの出演者は

辻正仁さん、45(シーゴー)のお二人。


 

45の栞さんは、6年前にやはりCHI-MM

音楽処)のオーナー・石川千鶴子さんの

ブッキングで御一緒したことがある。

 

栞さんの歌は数年を経て抜群に上達してた。

力強く透明感のある歌声に聴きほれました。

 

辻さんの歌は何度でも聴きたい。だから今後

札幌を訪れるときには、何度でも世話になる

つもり。辻さんとはウマが合う。彼の音楽は

大人が忘れがちなハングリーさの向こう側に

ある人生の本当の喜びを標準装備している。

 

素敵すぎた本番のあとに、CHI-MMの

チーママ・あっこChangと、辻さんと

〈いつもの〉ホルモン屋でプチ打ち上げ。

 

「停電の夜ね、星がきれいだったのよー」と

あっこChang。辻さんは「この周辺の通りは

信号が全部消えちゃってさ、でも車もひとも

皆が譲り合ってたから事故も起きなくてさ」

そんな心温まる話を聞きながら、無事で

よかったなあ…って、内心では涙そうそう。


 

その連休の北海道は、観光客が激減して

経済的な打撃に疲弊してるとのこと。

単価は安いんだけど、室蘭まで足を伸ばして

味の大王本店」にて名物カレーラーメンを

食して来ました!開店時刻直後に滑り込み、

炎のフライパン調理からの、配膳された丼は

 

大迫力のカレーラーメン!スパイスを独自に

調合したカレースープは旨味の洪水!

 

麺は北海道産縮れ麺。ほろほろと崩れる

焼豚の口溶け具合に、たまらずライス追加!

白米に乗せたカレー焼豚....、天国ね...。

 

飛行機まで時間があったので、洞爺湖へ。

湖なのにカモメが住み着いてるのね。


 

遊覧船の手すりに佇んでいるカモメを激写。

次回はいつ来れるかな。辻さんよろしく!

 

 

大学ではもう入試が始まってます。

九月は入試が二回。試験監督を務めた週末、

そのまま新幹線つばさ号に乗り込んで山形へ。


つばさ号終着の新庄駅には
「新庄祭り」の大きな山車が飾られてた。

この雄々しい山車が町を盛り上げたのね。


 

山形県は、県人口に対してラーメン屋の数が

日本で一番多い。新庄市で僕を待ち受けてた

はんだすなおと一緒に、まずは山形ラーメン。

 

山形県は、太い手揉みの縮れ麺なんだよね。

スープは煮干しベースが標準。そして背脂。

 

この新旬屋は、新庄市でも人気の麺屋。

動物系の出汁と、魚介出汁のバランスが

絶妙で、ひと口目から稲妻轟く美味しさ!

 

この一杯にすっかり気をよくした僕ら、

A Smile Angel Barでのライブも絶好調。

庄内の勇士、池田隊長の演奏も御一緒に!


 

久しぶりの新庄市だったから、しっかりと

演りきってきました。御来場皆さんに感謝!

 

翌日は山形県は日本海沿いの港町・酒田市。

関西から駆けつけたペケキングテリーも同行。

 

僕らは前夜の打ち上げで、酒田市の定番を

どのように選び、どのような順で平らげたら

最善なのか肴に会議してたのですが…。

 

稲穂の海に飛び交うイナゴを眺めてから。

僕らが向ったのは鶴岡ケンチャンラーメン

 

 

地元のケンチャン愛好家で賑わう店内で

二十分程待ってから着丼したのがこれ!

 

ここでも縮れ太麺むちょむちょボカーン!

がっつり煮干し出汁に、背脂ドカーン!

 

ペケキングは「こ、これはぁ!」なんて

アニメ声優っぽく反応したあとは無言…。

 

この春に池袋デパートに出店してましたが、

そのときの「山形に行かねば食べれない」と

書き連ねてた麺ブロガー諸氏に申し訳ない程

むちょむちょボカーン!を堪能し酒田市へ。

 

はんだすなおに「ホントに行くの?」と

訊きながら、満腹で眠ってしまったら到着。

酒田港の「小松マグロ」は長蛇の行列。

小松氏は僕らのライブのお客さんでもあり

訊ねていくと、必ず〈超過激〉なサービスが

待ち受けているので、戦々恐々待機してると

 

まずはサメの真紅の心臓の刺身が着弾!

新鮮な心臓はくさみもなくプリプリ美味!

 

~からの巨大戦艦入港!ぐは!何だこりゃ!

マグロ尽くしの握りが搭載された軍艦盛!

大トロ中トロ赤身に刺身に貝の旨いところ!

 

すでにケンチャン胃袋八合目の、僕らを襲う

マグロの群れに周囲のお客は好奇の視線。

そこに更に大皿が到着。え?まだイケるの…?

 

嘘みたいな胃袋状態で迎えたブルースヒロの

本番。だけど僕らはミュージシャン。ライブは

ケンチャン&マグロパワーで盛り上がり&

沸き上がるエナジーに自分で自分にびっくり!

 

今回もミッキー扇が先陣を担当してくれた。


 

ブルースヒロに集うミュージシャンは最高!

ライブ表を見ると素敵なアーティストばかり。

 


 

山形県の人々はサービス精神が旺盛だから、

訪れるたびに僕らは施しを受けてしまう。


 

ライブ翌日は、お客さんのN氏所有の「山」

にて、秋の山形風物詩・芋煮会に招かれて...。

 

山形牛と芋の煮込み、山形米の釜炊きご飯。


 

宴が盛り上がると、なんだか歌いたくなって

しまうってわけで、演奏会がはじまった。

 

近所のご家族も集まってきて

 

ほのぼのと楽しい芋煮会でした。
この周辺の山、みーんなN氏の持ち物ねん。

 



台風24号が去ったあと、
自転車で川越の町を走っていたら
大きな金木犀の木から

オレンジ色が香っていた。
あの暴風の中、よく頑張ったね!
この金木犀には夜にも会いに行った。
この週末の東北では、金木犀を歌おう。
以下10月以降のライブ情報!
 

●2018年10月6日(Sat)@福島市
ミュージックBAR時代屋
出演・片岡大志/ミッキー扇/日下部真琴
19:00 Open 20:00 Start
Music Charge3000yen(1dr付)
※福島市栄町12-10ひかりビル2F
 

●2018年10月7日(Sun)
@宮城県柴田郡・サンセットブールバード
出演・片岡大志/ミッキー扇/ユウノジ
19:00 Open 20:00 Start
Music Charge2500yen(1dr付)
宮城県柴田郡柴田町船岡中央3丁目1-16

今月は山梨県にも行きます!


●2018年10月20日(Sat)
@山梨県甲府ハーパーズミル
『土曜の夜はハーパーで』
Open 19:00 Start 19:30
Music Charge 2500yen+Order
出演・片岡大志/岩崎けんいち
白倉新之助/山口進(夜ハ短シ)

久しぶりの師弟ライブ2dayです!

 

●2018年10月21日(Sun)
下北沢lown 
 『言葉の純度』
Open 19:00 Start 19:30
Music Charge 2800yen+Order
出演・片岡大志/白倉新之助/山口進(夜ハ短シ)

今年はこちらのライブに是非!

どうしても!来てほしい!

 

●2018年12月5日(Wed)
「片岡大志25周年記念!
スペシャルバンドライブ!」
天王洲アイルKIWA
SP BAND are 片岡大志(Vo/Gt)
浦清英(Key/Sax)宮川剛(Drums)
内田充(Gt)湯浅佳代子(Tb)有瀧敬之(Bs)
スペシャルゲスト
tomomi(Vo/Cheese)
ヨースケ@HOME(Vo/Gt/Perc)
はんだすなお(Key)
Open 18:00 Start 19:00
Music Charge
前売 4500yen + Order
当日 5000yen + Order
学割 2000yen + Order


台風21号のテレビ報道。

看板が、ビルの外壁が、屋根が、

樹木が、車が、あらゆるものが

吹き飛ばされ、浸水と高潮、挙げ句

タンカーが関空に激突。驚いた…。

 

その9月4日、深夜の時点では

東海道新幹線は全便が運休。

これは京都には辿り着けないと

一旦は覚悟をしたけれど、翌朝に

目覚めてみると、全線通常運行。

 

きっと整備員の人たちが徹夜で

点検と整備、復旧活動をしたんですね。

日本の鉄道会社って本当にすごい!

 

午後には京都駅に到着。

天井のガラスが降ってきたという

吹き抜けのフロアは、既に通常営業。

大勢の観光客で賑わう構内を見渡して

ホッとしたというか、しないというか…。

 

可愛らしい一両編成の電車を見た。

「京福電気鉄道嵐山本線」っていう

いかついネーミングが似合わない…。

 

京都での極めて個人的な事件。

ラーメン好きを自負してるワタクシの

超「いまさら」ながらの初体験。

京都ラーメン「天下一品・西院店

 

世の中には無数の天下一品があるのに

初めてのテンイチ、緊張するわー…。

「こってり」と「あっさり」と

「屋台味」から選べるわけね。

注文の「こってり+キムチ」が着丼。

 

早速レンゲを沈めようとすると

そのドロンジョ濃度故に沈まない!


 

こってりというけれど、脂っぽくなく

何だか不思議な味。鶏ガラ、豚骨と

野菜系がふんだんに使われる感じ。

 

そして京都っぽい中太ストレート麺。

濃厚スープとの絡み具合が絶妙也。

夢中で食べてると、お隣に藤山拓クン。

 

「今日はテンイチで食べようって」

決めてたらしく、若者は大盛りを注文。

なるほど、やっぱソウルフードなのね。

 

「これはラーメンだけど、おかずだよね」

「そうですね。ライスが欲しくなります」

ふたりで一杯のライスをシェアして完食。

こりゃ、都内でも再訪しちゃいそう…。

 

初めましての京都ネガポジでのライブは、

台風後で、あちこち電車が遅延してたので

スタート時刻を遅らせて、のんびり開演。

 

藤山拓クンの自由度の高い

メロディーと、歌の言葉には

「ずれ」や「揺らぎ」や「歪み」に似た

緊張感がある。昼下がりのアパートで

「聞こえるはずのない音」に、

耳をすませているような奇妙な感じ。

山口進曰く「面白い歌手ですよ」と。

なるほど、摩訶不思議な歌手だった。

 

この夜は膀胱チョップのおふたりも

駆けつけてくれた。前回ブログで紹介した

藍染計良さんも来てくれて、みんなで

和歌山の龍神村に行こうとか盛り上がり。


(ボク、藤山クン、ギグのつぼ本谷氏)

 

ライブ後、真夜中に呑み足りなくって、

先斗町をブラついてたら、洒落たBARの

看板を見つけた。看板の横にいた白髭の男に

「ビール飲みたいんですが」と訊ねると、

僕の身なりを見て「ギターを弾くのか」と。

そうだと応えると「ほお...」と意味深げに。
 

店の奥にはアップライトのピアノがあり、

シンガーさんなのか、ママなのか女性が

譜面をめくっていた。ライブハウスだった。

 

壁一面に貼られたフライヤーの中に、

僕のお師匠さま「西村入道」の写真。

「なんだ、入道の教え子か」とマスター。

そんな偶然を肴に、またしても酒深く...。

 

 

うーん。翌朝というか、翌昼に

二日酔い気味に目覚めて、

京都在住の旧友に電話をかける。

「ラーメン食べに行こうよ」
 

このときにはまだ北海道の地震に

気づいてなかった…。


車で京都市内を巡ると、
前夜の台風の爪痕があちこちに。
なぎ倒された桜の巨木や、街路樹が...。

一軒目は「おだしと小麦・一三O



 

写真を見ればわかる通り、硬派すぎる丼。

断り書きには「ウチはラーメン屋じゃない」

「ラーメン食べたいひとは他店へどうぞ」と

書かれている。「鰆」「焼き飛魚」「鰹」

三種から選べる。写真は「鰆(サワラ)」。

 

ひとくちスープを啜ってみると
「!!!(雷鳴)」

旨味が爆発!これはいったいなに?味覚の

ホームベースど真ん中に剛球150km着弾!

鰆節は珍しい食材だけど、こんなに旨いの?

驚きの丼でした。近所にあったら週三だ。

 

二軒目は「真逆の京都ラーメンにしよう!」

ってんで、老舗中の老舗「ますたに」へと。

 

わあ!すげー!てんこ盛りの九条葱&背脂!

鶏ガラ出汁を持ちあげる中太ストレート麺と

どきゅん!と濃い目の醤油ダレのエッジ!

これぞ元祖京都ラーメン!だはー!美味!

 

 

旧友に河原町駅で見送ってもらって

阪急電車で神戸三ノ宮に移動。

坂の多い港町の、高級住宅街の並びに

ハッピー・ローラ」があった。

 

僕には超能力がある。説明はしにくい。

そのうちのひとつは、扉を開けた瞬間に

その店内に、音楽の神様がいるかどうか

わかるということ。ああ。このお店には

良い音楽の気配が満ちてる。お客さんに

演奏家に愛されてる。中村利紗さんが歌に

綴じ込めたもの、ひとつひとつが聴こえる。

徳久望クンのテクニカルで勢いある演奏、

(彼はとても努力家なんだと唸りました)

それを見守る女将のナツキさんの眼差し。

 

この夜は、ミノルズのふたりが聴きに

来てくれていて、ふたりはこのお店の

レギュラー奏者だとのこと。すごい偶然!

神戸もキラキラとした音楽の夜だった。




 

翌朝、新神戸駅から富山に移動する。

新幹線からサンダーバードに乗り来んで

それからまた新幹線。直通を願う人々の

気持ちがわかる。僕は金沢で途中下車を

出来ないので寂しい。いますぐ降りて

七尾行き電車で、知らない街に行きたひ…。

 

富山駅で猫耳クラブと合流して

この日はリハーサル&食事会。

僕らはなかなか会うことができないから

楽しい語らいの時間は深夜まで続き…。
(Tomomiは寝ちゃったけど)





 

翌日は、北日本新聞ホールで

「Tomomi Sing Sing Sing!

With 猫耳クラブAgain!」と銘打った

コンサートでした。富山県にちなんだ

この日限りのスペシャルバージョンを

連発して、やりきった感溢れる内容に

なりました。富山でのライブは、いつも

部員愛に満ちてます。ありがとうねん!

 

これを書いてる今日、中嶋ユキノ

34歳の誕生日。10月11日には

3枚目のAlbumを発売。絶好調です。

 

ヨースケ@HOMEは、RIPSLYME

PES氏や、MONGOL800キヨサク氏

とのコラボと引く手数多で快進撃中。


 

北陸の歌姫Tomomi。半農半芸歌手の

呼び名は彼女の幅広い活動をぴたりと

言い当ててる。世界大会二回の優勝歴を

持つ山羊チーズは富山名産になる勢い。

 

猫耳クラブ部長のワタクシは、

12月5日(水)の25周年ライブを前に

全国ライブ行脚の真っ只中です。



 

この土曜日(15日)は札幌にて。

まだ余震が続いてるみたいだけど

良い音楽の夜にしてきます!

 

年内のざっと書き出しておきますね。

詳細はオフィシャルHP
このブログのメッセージボードにて。

 

●9月15日(Sat)札幌CHI-MM

●9月22日(Sat)山形市新庄Smile

●9月23日(Sun)山形市酒田ブルースヒロ

●10月6日(Sat)福島市時代屋

●10月7日(Sun)宮城県柴田郡サンセット

●10月20日(Sat)甲府市ハーパーズミル

●10月21日(Sun)下北沢lown

●12月5日(Wed)天王洲アイルKIWA

 

 

おまけのラーメン。

富山ライブの前日に遡り…。

〆のラーメンまで行ってしもうた…。


 

らーめんパイプ

地元皆さんの〆の御用達ラーメン。


 

味は…。あんまり覚えてないけど

美味しかった!に決まっとる!

 

で。翌日のブランチは

「ブラックラーメンに行こう!」と

主張する部長を、Tomomiが

やんわりと往なして「末弘軒」へ。


 

これが飲んだ翌日に、実に効き目の

ある滋味深い優しいラーメンでした…。

 

新幹線に乗って帰ろうとしたら

猫耳の客員部員が、ご当地ビールの

差し入れを持って見送りに来てくれた。

 

さあさあ。

今週も来週も音楽の旅が続きます!

9月13日 夜 片岡大志より

 

P.S. さっき山口進から

10月のフライヤー画像が送られてきた。

この二日間も、ものすごーく楽しみです!



はじめに

8月31日(Fri)は東新宿TKOにて

弾き語りライブです!

ギタリストの石垣純さんのイベント

「石垣ナイト!」に出演します!

19:30Start&2000yen(1dr付)

 

いつもの店の
縄のれんをくぐり
黒板に目をやると
今夜は秋刀魚がある。季節が替わる。
 

 

「平成最後の夏」が終わるって

色んなひとが言ってるけれど、

ことのほか、しみじみとはせず...。

 

それで、ある冬の昼下がり

突然に終わってしまった

「昭和」のことを思い出してみる。

 

昭和六十四年一月七日は、

地元の同級生宅で麻雀をしてた。

つけっぱなしのテレビから

天皇崩御の速報が流れてきた。

はんだすなおも一緒だったと思う。

 

その五ヶ月前の「昭和最後の夏」

つまり昭和六十三年の夏は、

どう過ごしてたのか。西暦で1988年。

僕は高校三年生だった。

 

ひとり暮らしで迎えた初めての夏休み。

埼玉県飯能市の夏は、猛烈に暑かった。

六畳一間のアパートには、もちろん、

クーラーなんて無かった。コタツ机と

ステレオと本棚。畳に置いた黒電話。

 

ある日、窒息するくらいの暑さに

とても部屋にはいられなくなって、

電車に逃げ込むことを思いついた。

初乗り一区間だけの切符を買って、

電車に乗り込んだら涼しかったなあ…。

 

カセットのウォークマンを聴きながら

終着の秩父駅まで、電車に揺られるだけ。

昼下がりの車両は、乗客もまばらで

電車は山あいに沿って走ってるから、

窓からの木漏れ日が、速度に合わせて

ストライプに流れていく。いい気分だった。

 

あのとき、何を聴いてたんだろう。

リュックの中には、歌詞を書きとめた

ノートがあったはず。だとしたら洋楽だ。

 

イヤフォンの中に、洋楽を流しながら

おもちゃのピストルを撃つみたいに

歌の言葉をメモをしてたんだと思う。

 

17歳の少年を乗せた

小さな帆船にとって

未来っていう海は、ただもう広すぎて

船はとっくに港を離れてるのに

そんなことにも気づかずに

毎日、水平線を睨みつけながら

風が吹いてくるのを待っていた
昭和最後の夏、17歳の夏。



 

平成最後の夏、47歳の夏。

青山プラッサオンゼにて「唄会」でした。

 

今回は、片岡大志スペシャルバンドの

面々にスポットを当てて、色んなタイプの

楽曲をセッションしようという企画でした。



 

どのセッションも印象深かったけど、

ベースの有瀧敬之さんの選曲、

細野晴臣作「終わりの季節」。名曲レベルの

高さに心が震えました。名曲ってカバー演奏

することで、さらなる深さに気づくものです。



 

ギターの内田充さんからは

How Long Will It Last(Staff)」

インストを演奏するのって十年以上ぶり!

かなり緊張しました、が、何とかセーフ?

 

内田さんと〈Utaya-未来堂〉という

ユニットを組んでいるKyokoさんは、

僕の楽曲「らんたな」をカバーしてくれた。

「らんたな」は作った僕自身が、難しいと

思うような曲だけど、Kyokoさん&バンドの

心のこもった演奏は、ほんと感涙でした。



 

この夜のハイライトは、

トロンボーン・湯浅佳代子の選曲。

ヨイトマケの歌」のインストバージョン。

これが魂を抜かれるような湯浅アレンジ。

僕はギターがオルガンの音に変わってしまう

エフェクターを使ってみました。



 

湯浅の二曲目のセレクトは

スタイロフォン(Stylophone)という、

小型シンセを駆使して、デヴィッドボウイ

初期の名作「Space Oddity」を、

Stylophone的完全コピーに挑戦。

このシュールで宇宙すぎる動画が

Stylophone社Twitterで紹介されました

 


 

この夜のオープニングアクトには、

僕が大学で実技レッスン担当をしてる

綺音〉が登板。19歳の彼女にとって、

プロのミュージシャン面々との演奏は

多いに刺激になったんじゃないかしら。


 

唄会のお客様の温かさに見守られて、

自然体且つ、個性的な歌声を丁寧に
聴かせてくれました。今後が楽しみです!

 


 

 

旧友は革製品職人を営んでいる。

あちこちの有名デパートの催事から

引っ張りだこの彼から、池袋西武百貨店で

出店してるから「おいでなさい」との連絡。

 

言われるがままに訪れると驚いた。

旧友の革製品のコーナーのお隣で

藍染めの洋服を展示していたのは、

25年前のデビュー当時の宣伝担当女史。

 

彼女は20代後半にレコード会社を辞めて、

藍染の勉強をした後に開業したんだって。


 

友曰く、出店中、世間話をしてるうちに

「もしや?」と思い、僕の名前を出したら

ビンゴ!だったって!凄い偶然に感謝!


SORABE」の革製品は、
革生地のさわり心地がしっとり柔らか
色合いが明るくってしかも実用的。
持ってるだけで嬉しくなる品々です。

 

藍染計良」の藍色のショールも購入した。

ホントは、写真のマントっぽい綿の上着が

欲しかったんだけど、「売れ残ったら、
割引きしてあげるから待ちなさい」って。
今夜は藍染めショールを、首に巻いたまま
これを書いてる。ブルー好きには嬉しい。



 

さくらももこさんの悲報

心に穴が空いたみたいに寂しい。

「ちびまるこちゃん」はもちろん、

彼女の書いたエッセイも大好きだった。

 

連載漫画「ちびまるこちゃん」は

ちょうど平成に替わったその元年に

講談社漫画賞を受賞して、翌年アニメ化。

この平成の三十年間、さくらももこさんの

世代を越えたメッセージが、ほとんど毎週

日本の、世界のどこかで送受信されていた。

いつか、平成最後の夏をふりかえるとき、

彼女のことを、きっと思い出すはずです。

 

 

おまけのラーメンのコラム。

暑さ払いってこともあって、赤いスープの

〈ラー写〉が多いので、順繰りに掲載。

 

江戸川区船堀の「むこうぶち」にて

味噌ラーメン+辛ネギ+野菜

今月いっぱいで店長は転職。レシピへの

アドバイスや、新メニューの試食だとか、

浅くない付き合いだったからね、寂しい。

 

市川市の「麺屋本日も晴天です

自転車で川を越えたら、千葉県なんです。

こんなに盛られるなんて予想外!

でも麺量は見た目程でもなく美味しく完食。

 

西葛西の「卍力

13時過ぎの訪問でも相変わらずの行列。

スパイスラーメン+W香菜+辛痺増+玉子


 

パクチー山盛りで丼の中身がわかりません。

辛味のなかに豊富な旨味。これは癖になる。

 


 

この回を更新したら、もう九月かあ...。

暑さも収まってきた気がします。
川越の田園風景は、穂垂れはじめました。


 

今年も残り四ヶ月。

年末までのライブ日程を

ざっと書き記しておきますね。

来週の関西ツアーも楽しみです!

 

○8月31日(Fri)新宿TKO

○9月5日(Wed)京都ネガポジ

○9月6日(Thu)神戸ハッピーローラ

○9月8日(Sat)富山北日本新聞ホール

○9月15日(Sat)札幌CHI-MM

○9月22日(Sat)山形市新庄Smile

○9月23日(Sun)山形市酒田ブルースヒロ

○10月6日(Sat)福島市時代屋

○10月7日(Sun)宮城県柴田郡サンセット

○10月20日(Sat)山梨?~未定

○10月21日 (Sun)東京下北沢~未定

◎12月5日(Wed)天王洲アイルKIWA

(12月のスペシャルライブの日は

どうかどうか日程を空けて下さいませ!)


ある夜、深夜にレコーディング中の
ペケキング大友に呼び出されて
寿司を奢らされる羽目になった。
今年の秋刀魚は期待できそうです!

 



2018年8月29日深夜に。
かたおかだいしより
 

今月のライブはこれ!

8月19日(Sun)@青山プラッサオンゼ

「片岡大志・唄会」

ゲスト・内田充(Gt)湯浅佳代子(Tb)

有瀧敬之(Bs)こばやしきょうこ(Vo)

 

 

スペシャルバンドの3人に加えて、

内田さんと、Uta-ya未来堂というユニットで

歌っている、こばやしきょうこさんと。

皆でアイディアを出し合って、色んな

ジャンルの音楽を楽しもうという唄会です。

片岡大志バンドでは聴くことのできない

猛者達の演奏会に是非!遊びに来て下さい!

 

 

暑い…。

あまりに暑いので、

冷房キンキンのコンビニに

逃げ込み、アイスを買ってしまう毎日です。

 

アイスを頬張りながら

稲穂が実をつけてるのを見た。

数ヶ月前は小さな苗だったのに。

植物はすごい。太陽もすごい。
水はすごいし、土もすごい。

人間が汗かいて「ムリ!」だとか
嘆いてるときも植物は成長をやめない。
地球上の生命で、最後の最後まで
生き残るのは、きっと植物だと思います。

 

僕の定番アイスは

パピコ」のホワイトサワーと

アイスの実」ですね。
夏といえば、このふたつ。

シャーベット系が好きなワタクシです。

あ。これ、どっちもグリコなんだね。
グリコさん、もうちょと甘さ控えめ
バージョンも考えてもらえませんか。

 

アイスといえば、猫耳クラブのTomomi

富山の牧場で山羊ミルクのソフトクリームを

作っていて、これがとても人気なんだとか。


 

Tomomiはソフトクリームの開発のときに

色々と調べたらしいんだけど、なるほど

アイスにも色々と種類があるのね。

 

・アイスクリーム(乳固形分15%以上)

・アイスミルク(乳固形分10%以上)

・ラクトアイス(乳固形分3%以上)

・氷菓(果汁等を凍らせたもの)

 

乳固形分とは、つまり乳成分のことですね。

下段に行くほど、原材料の乳成分は下がり、

代わりに植物油脂が使用されているようです。

(牛乳は88%が水、残り12%が乳固形分)

 

この数字からわかるのは、

最上位の「種類別アイスクリーム」でも、

乳成分をさほど使用していないということ。

残りの成分は「別のなにか」。

 

Tomomi曰く、「別のなにか」は

原材料名表記にあるけれど、消費者には
判りにくい専門用語で記されていて、
ナチュラルでない原材料も多い、とのこと。

 

「それならと」
「ウチで作るソフトクリームは、

山羊乳82%以上に挑戦しました。
残り15%は北海道さんの〈てんさい糖〉。
最後に豆乳系の生クリームを2%強です」
「クリームは許容範囲ギリギリの量です」
「かき氷にならないよう、仕方なく入れる
って感じです」使用する山羊乳は、ほぼ
その日に牧場で搾った山羊乳だとか。

そりゃ人気になるわけだよね。食べたい…。



 

一般的なソフトクリーム成分を調べてみると

乳固形分が20%を越えるものは、ひと握り。
原価率のこともあるけれど、企業はもう少し
消費者に還元してほしいと思っちゃいます。

 

これで思い出したのが、

日本酒の種類だ。日本酒の場合は、

大きく三つに分けることができる。

 

●「本醸造」→「吟醸」→「大吟醸」

この三種は、醸造アルコール添加した日本酒。

(醸造アルコールを10%まで使用できる)

●「純米酒」→「純米吟醸」→「純米大吟醸」

この三種は添加物のない日本酒。

(精米歩合は順に
70%以下、60%以下、50%以下)

●「普通酒」

(醸造アルコールを50%まで使用できる)

 

醸造アルコールは、

原材料を明らかにする必要がない。

醸造アルコールとはつまり、

エチル・アルコールを水で薄めたもの

=甲類焼酎のこと。どんな穀物も連続蒸留に

かければエチル・アルコールを精製できる。

 

多くはサトウキビが原材料だけど、

小麦からも、ジャガ芋からも、古米からも

タピオカからでも精製することができる。

だから醸造アルコールを作っている会社は

コストの安い穀物を使用する傾向にある。

 

驚くのは「普通酒」という

名前で売られているフツーの日本酒。

これは、醸造アルコールの他に、ブドウ糖や

色んな原材料(もちろん規定されてる)を

50%まで使用していいって、これ普通なの?

 

それって日本酒と、醸造アルコール

(甲類焼酎)と、正体不明の「何か」との

ちゃんぽんってことだから、
まあ、悪酔いするよね…。日本酒呑んで
酷い目に合うパターンは大抵これ。
僕の経験からは、上質な純米酒を呑んで、

二日酔いになったことはないです。

 

アイスも日本酒も、

これらの事柄から学べることは

僕らは自由に商品を取捨選択できるけれど、

企業側にとってマイナスになる要素は

積極的にはアナウンスされないってこと。

企業のイメージ戦略は、実に巧妙です。

それは食べ物だけじゃないよなあ、

なんて思うのは面倒クサイ発想だろうか。

知らないこと、世の中には沢山ありそう…。

 

 

 

鹿児島のココムーンペリのゆかさんから

お中元という名のプレゼントが届きました。

 

 

これ、iPhoneを置くだけの

電源不要のスピーカーなんです。

実際に音楽を流してみると、iPhoneの音が

柔らかくなって、とても気持ちいい。

 

HM CAJONは、カホーンを作ってる工房で

カホーンの響きの研究を活かした発明です。

ひとつひとつ手作りなのに3500円は安い!

家のあちこちに置けるように、あと数台

購入しようか考え中。デザインも素敵です。



 

さて。いつもの店で

鰹をつつきながら台風13号が直撃中。

これを書いてるうちに、通過するんじゃ

ないかって思ってるんだけどねー。

 

今日は大学の実技試験が終わったところ。

音楽が好きで好きでしょうがない

そんな若者達が、約90人。
緊張感と、志のあふれる演奏を
披露してくれました。僕にとっての
夏フェスとは、このイベントです。

 

ホントのところ、

音楽に点数なんてつけたくない。

だって、音楽は奏でるひとそのものだから。

でも、この中から「プロ」になる学生が

出てきたら、彼(彼女)は「売上げ」って
いう点数が、ずっと付きまとうんだけど。

 

それはさておき、
一生懸命な演奏は、ひたむきな表現は

巧いとかを越えて、心打たれるものです。

ひとりひとりの顔を思い浮かべながら呑む

今宵の酒は、涙がこぼれるくらい旨い。

 

 

おまけのラーメンコラム。

練馬は、東武東上線ときわ台駅から

徒歩5分の中華料理屋「香雅」。


 

枯れてるとしか形容できない暖簾をくぐると

店内には、平均年齢70歳以上と思われる

お母さんがふたり、お父さんがひとり。

 

しかし侮るなかれ、

配膳されたチャーシュー麺は

すごいインパクト!背脂が豪快に浮かんだ

鶏ガラスープはギュっと旨味の濃縮された

仰天のラーメン!いまどきの流行のお店と

比較しても、悠々上位にランクイン!。

 

 

あんまり暑いので、

つけ麺ばかり食べてます。

灼熱の日、ひさしぶりに訪れてみると、

11時過ぎで並びなし。こりゃラッキーだわ。

神保町「勝本」のつけ麺は二種類盛り。

 

細麺と平打ちの浅草開化楼の二種の麺を

つけ汁に沈めて一気にすする。嗚呼…。

美味しすぎて笑っちゃうほど美味しい。


 

美味しいって
個人的な感覚だと思うんだけど

この煮干しの旨味、名古屋コーチンの旨味、

絶妙な正油のブレンドは、
「旨味」を感じる人々の味覚を
ビシっと射抜いて外すわけないヤツね。
で、このお店はご飯も美味しいのよ…。

この粒立ちの炊きあがり


 

ここに生卵を投入して、

つけ汁のスープをオン。うおーん。

 

それにしても、
麺屋へと向かうときには

駅からの距離がすごく遠く感じるのに、

駅へと戻る道のりは、案外とあっという間。

少しでも早く並んで、
少しでも早く食べたい。

ひとの心理はホントに単純なのね。


 

さらにおまけ。

今年の江戸川の花火大会。

二十年来初めて、観覧席で観たんだけど、

正面の席、打ち上げ台から
1km以内の場所から花火を見上げると、
視線が真上に向くんですね。大迫力だった!


 

観覧席からはスマホカメラもまったく
花火全体を収めることができない。
視界の180度以上で繰り広げられる
光の洪水に、言葉を失くしました。

 

 


皆さん、暑さに気をつけて
お盆やすみをお過ごし下さいね!
それではまた、ごきげんようー。

8月10日 片岡大志より


●2018年8月以降のLIve予定

●2018年8月19日(Sun)
青山プラッサオンゼ
「片岡大志・唄会」with
内田充(Gt)
湯浅佳代子(Tb)
有瀧敬之(Bs)
こばやしきょうこ(Vo)
Open 18:00 Start 19:00
Music Charge 3000yen + Order


●2018年8月31日(Fri)
東新宿LoveTKO
詳細未定
19:00 Open 19:30 Start
Music Charge 2000yen(1dr込)


●2018年9月5日(Wed)
京都ネガポジ(ギグのつぼ主宰Live)
出演/徳久望(佐賀)/片岡大志(東京)/藤山拓(奈良)
Open 18:30 Start 19:00
Music Charge 2500yen+Order(前売2000yen)


●2018年9月6日(Thu)
@神戸ハッピーローラ(ギグのつぼ主宰Live)
出演/徳久望(佐賀)/片岡大志(東京)/中村利紗(姫路) 
Open 18:00 Start 19:00
Music Charge 2500yen+Order(前売2000yen)


●2018年9月8日(Sat)
Tomomi as 猫耳クラブ
@富山市北日本新聞ホール
tomomi(Vo/Cheese)
中嶋ユキノ(Vo/Key)
ヨースケ@HOME(Vo/Gt/Perc)
片岡大志


●2018年9月15日(Sat)
札幌市@《cafe CHI-MM》

札幌市中央区南3条西8丁目大洋ビル地下
出演/片岡大志/辻正仁/ほか


●2018年9月22日(Sat)
@山形県新庄市「A Smile Angel Bar」
出演/片岡大志/はんだすなお/


●2018年9月23日(Sun)
@山形県酒田市「ブルースヒロ」
出演/片岡大志/はんだすなお/ミッキー扇


●2018年10月6日(Sat)@福島市
ミュージックBAR時代屋
出演・片岡大志/ミッキー扇/ほか
※福島市栄町12-10ひかりビル2F


●2018年10月7日(Sun)
@宮城県柴田郡・サンセットブールバード
出演・片岡大志/ミッキー扇/ほか
宮城県柴田郡柴田町船岡中央3丁目1-16


●2018年12月5日(Wed)
「片岡大志25周年記念!
スペシャルバンドライブ!」
天王洲アイルKIWA
SP BAND are 片岡大志(Vo/Gt)
浦清英(Key/Sax)宮川剛(Drums)
内田充(Gt)湯浅佳代子(Tb)有瀧敬之(Bs)
スペシャルゲスト

tomomi(Vo/Cheese)
ヨースケ@HOME(Vo/Gt/Perc)
はんだすなお(Key)
Open 18:00 Start 19:00
Music Charge
前売 4500yen + Order
当日 5000yen + Order
学割 2000yen + Order




●2018年12月9日(Sun)
「はんだすなお&片岡大志Duo LIve」
町田Crop(横浜線・成瀬駅)
18:00 open 19:00 start
Music Charge→投げ銭

暑い…。

この暑さは堪えますね。

西日本の豪雨災害の皆様に

そして、復旧作業に従事されてる

皆様に心から御見舞い申し上げます。
一日も早い復旧(と言っても無理の
ない範囲での活動)を願っています。

 

大学のある川越の酷暑も凄まじい。

ある大学調査では、埼玉県川越市は

関東平野でもっとも暑いとの報告。

 

最高気温を記録するのは、大抵は

「熊谷」「前橋」辺りなんですが

そこには気温を計る設備があり、

川越市には設置されていないだけ。

 

平野部を冷却してくれるはずの

海風は、都心部で発生したヒート

アイランド現象の壁に阻まれます。

熱された空気が上昇気流となって

降下するのが川越市周辺なんだとか…。

都心の機械熱の威力恐るべし。

 

 

僕の住んでる東京湾付近は、

夕暮れになると風が吹いてきて

涼しい。細かな河川も多いから、

水が気温を下げてくれるってわけ。


 

夢ナビ講義ライブ!」東京会場での

講義ライブを無事務めてきました。今回も

200人定員ブースは満員。立ち見も含めて

たくさんの高校生が聴講に訪れてくれた。

 

講義が終わった後は、別ブースでの

個別の質問コーナーがあるんだけど、

そこでは高校生が、音楽を「いま」

どのように捉えて、どんな風にクリエイト

しようとしてるのか最前線のリアルな

声を聞くことができる絶好の機会です。

 

「聴き手は歌詞を見ながら聴かない」

 

自分で作った歌詞をスマホで見せて

くれた女子高校生にそう伝えました。

彼女は不思議そうな顔をしていた。

歌詞を見てもらうには条件がある。

これはプロもアマも同じ条件です。

 

作成した歌詞付き音源(つまりCD等)を

購入したとき、聴き手は付録の歌詞を読む。

 

TV音楽番組に出演する。歌詞のテロップが

流れるので、歌詞を眺めながら聴ける。

 

カラオケで採用される。歌詞がモニターの

画面上に表示される。

 

ネット上の動画に投稿したミュージック

ビデオ等に歌詞の文字データを載せる。

 

僕らはライブ会場で、演奏前に歌詞を

配布する音楽家に出会ったことがない。

 

CDを買ってもらうってこと。とっても

良いライブ内容だったら可能性がある。

テレビ出演・カラオケ採用のケースは

プロ以降のステージ。ネット上の動画に

歌詞を載せることは難しくないけれど、

持ち曲すべてのMV化は現実的じゃない。

 

「聴き手は歌詞を見ながら聴かない」

作り手が期待するほど、聴き手は歌詞の

聞き取りに集中力を発揮してはくれない。

 

聴き取りにくい言葉だとか発音の連続

作り手にしかわからない抽象的な言葉が

続くと、聴き手は意味の理解を放棄する。

あとは断片的な言葉(フレーズ)の

記憶しか残らない。もちろん、それを

効果として狙うときだってあるけれど。

 

「自分が聴き手だったらどう?」

「はい。わかりにくいって思ったら」

「歌詞を聴くのは諦めるかも...」

「自分が聴き手のつもりで歌を作る」

「そうすると伝わりやすくなるよね」

 

高校生との話としては上級編かもしれない。

それがどんな分野でも、表現は相互作用を

以て完成する。たとえば一枚の絵がある。

それが写真でもいい。それらは画の中に

閉じ込めたワンシーンに、見る者が

「何か」を感じた瞬間に「表現」になる。

 

ワンシーンは事象の在り方、見え方だ。

それは「提案」と言い換えてもいいかも

しれない。表現 ≒ 提案。この考え方は

すっきりしていて、わかりやすいと思う。

 

 

 

猛暑の三連休の中日。

横浜は日ノ出町のシャノアールにて

フィリップ主催「NOGE LIVE」。

 

この日の宴に集った膀胱チョップ

ミノルズペケキングテリーと僕。

各出演者の名前を並べるだけでも

当日Liveの激しさが想像できるかと。
 

常識に捕われない孤高の音楽人たちの

奇想天外にして非凡優美、驚嘆動地&

刮目仰天のパフォーマンスは、シュール

シューラー、シューレストな悩殺昇天的

カオス。なんかもう激しすぎました…。

 

で。僕は彼らの超・大ファンなんです。
膀胱チョップの劇的なステージも

ペケキングのゴシップソングも
ミノルズのゴシック的グラムロックも。
 

野毛の街での全員参加の打ち上げは

心から楽しかった。ワールドカップの

決勝観戦もして、酔い夜だったにゃ…。


 

さて。横浜に来たら家系ラーメン!

日ノ出町交差点の「たかさご家」!

 

屋外は灼熱の暑さだったから

躊躇ったけどね。こりゃ旨いわ!

 

スープは重すぎないじわり豚骨醤油。。

ストレート麺のツルツル加減に驚いた!


 

そして野毛の街に来るとどうしても!

萬福(まんぷく)」なんです。



食紅を使った叉焼が映えますねん!


 

このスープと麺。年季の入った奥行きを

感じます。シンプルでいて滋味深し。
半チャーハンも添えてしまった。


 

鉄板の組み合わせでした!愛Love萬福!


 

さらにおまけのラーメン。

暑いので「つけ麺」を選ぶ機会が多い。

護国寺の名店「MENSHO」。


 

併設している製麺所にて、

小麦を石臼で挽く段階から製麺を

行うという前代未聞の自家製麺。


 

まず沖縄産「ぬちまーす塩」につけて

麺のみを食べて下さいとアナウンス。

おお。なんかもう「お蕎麦」ですね。

 

濃厚な岩手鴨の白湯スープに

浸けて食べるとこりゃもう美味♡

ルックス重視のMENSHOは

素人が写真を撮っても「dancyu」に。

なんてFeceBookに投稿したら、

dancyuっぽい表紙が返ってきた!


 

”「知る」はおいしい”のキャッチが

ツボでした!作成主は本屋さん店員。


 

日替わりの裏メニュー

「裏そば」がユニークだと評判の

塩そば専門店桑ばらの限定麺

「雲丹の冷たい和えそば」。


 

この丼の衝撃は間違いなく今年のMVP。

ウニ軍艦十個分くらい投入されてたかも。


 

新鮮なウニを平打ち麺に絡めて頂くと、

ああ…。これは夢?夢の国?美味…♡

定番メニュー塩そばも美味しいお店です!


 

ちょと急ですが、7月はライブが

一本追加になりました。

若手ミュージシャンに囲まれるの巻。

●7月31日(火)@東新宿LoveTKO

「noseride Vol.zero」出演~

片岡大志/ユサケンジ/わかないずみ

・19:00 Open 19:30 Start

・Music Charge 2500yen+Order

 

八月のライブは一球入魂!

●2018年8月19日(Sun)

青山プラッサオンゼ

「片岡大志・唄会」with

内田充(Gt)こばやしきょうこ(Vo)

有瀧敬之(Bs)湯浅佳代子(Tb)

Open 18:00 Start 19:00

Music Charge 3000yen + Order

 

全国的に物凄い暑さが続くらしいです。

読者皆さま方、お身体ご自愛のほどを。

9月以降のライブ情報も更新してます!

こちらorこのBlogのトップページから!)

7月にして今年のゴールが見えてきた!

 

7月18日(未明)熱帯夜

かたおかだいしより

わあ。

あっという間に梅雨明け。

ついこの前まで小さな苗だったのに

川越の田園は青々と育った稲の海原。

この夏は「平成最後の夏」なんだよね…。

 

六月は月初めに

大阪、神戸とライブで訪れましたが

その次の週も大阪でライブだったんです。

 

同じライブではありますが、

こちらは講義ライブ。全国167校の大学が

一斉にデモンストレーション講義を行う

高校生イベント「夢ナビ2018」でした。

 

この数年、大学から指名を受けて

東京・大阪・仙台会場の講義ライブに

参加しています。僕が担当するのは音楽学

POPSソングライティングのススメ」と

銘打った講義。聴講予約Sold Outとなった

ブースには立ち見ができるほど盛況でした。

 

会場は音楽を鳴らすことや、楽器使用が

禁止されてるため、マイクひとつきりで

「ソングライティング」という創作芸術の

楽しさ、奥深さについて講義します。

 

一般的に音楽大学では音楽は

「三大要素」で成り立っていると

教えます→「旋律」「拍子」「和声」。

だけど「ソング・ライティング」は

それだけでは要素が足りません。

 

「ソング・ライティング」は
その名の通り「歌作り」だからです。
僕は三大要素に「言葉」と「歌唱」
というカテゴリーを加えて説明します。
「歌は歌うために作られる」

大切なことなので繰り返し講義で話します。

 

講義後は別ブースへ移動して
個別質問コーナー。

ピュアな質問をぶつけてくる
高校生皆さんになるべく
実際的な応答を心がけて、任務終了。

 

いやはや、高校生パワー凄まじい。。。

夢ナビ大阪会場は五万人の動員。

見渡す限り高校生の人波をかき分けて

「大阪メトロ中央線」に乗り込み新世界へ。

 

ぷはーっ。頑張った御褒美は

串揚げ屋での生ビールねん!

これがあるから頑張れる!美味しい!

(写真は茹で玉子の串揚げねん!)

 

 

 

猫耳クラブのワンマンライブ!

なんと東京公演は今年初めてだった。

「晴れ男 vs 雨女」と銘打った今回の

ライブは、午後からしとしと雨降り。

 

2月の富山市以来、久しぶりに集合した

僕らは、お互いの近況報告に笑いが

止まらない。特に何が可笑しいって

わけじゃないのにね。バンドっていいね。

 

雨にまつわる楽曲を取り揃えての本番。

満員御礼、御来場の客員部員諸君と、

すきあらば大合唱。年に数回の部活動は

いつの間にか体育会系の様相。童謡とは

思えないほどの複雑な輪唱にも、全部員が

食らいついてきましたね。凄いガッツだ!

 

「今夜はブルーが多すぎる」僕らは

この歌のリハーサルはしないんです。

だから年に2、3回しか歌わない。

だけど歌ってみると確かに自分たちの

繋がりを実感することができる。聴き手

ひとりひとりとも繋がってるとわかる。

 

Twitterで「夢の中にいるような時間」と

コメントを頂きました。ホント夢みたいに

楽しい時間だった。ライブが終わる頃には

雨上がりの夜空。晴男と雨女は引き分け。

 

残念なことに2018年内の東京公演は

これが最後です。十二月の恒例会は4人

スケジュール調整が出来ませんでした。

その代わりに!一月に「新年会ライブ!」を

お約束します!公式発表をお待ち下さいー。

(9月8日は富山市でコンサートです!)

 

6月最後の週は、高校生軽音楽コンテストと

大学での音楽グランプリ(コンステスト)と

イベントが目白押しだった。高校生軽音楽部

パフォーマンス、あるいは大学生の音楽熱を

侮るなかれ、次世代の凄い才能がキラキラ!

 

審査員に登板したシンガーのヨシケン氏

「すごいよね。オレたちが10代のときに

あんな演奏ができたかな」と感心しきり。

高校生ならではの、商業から開放された

音楽の独創性に、僕らは心底驚きました。

 

大学で行われた「尚美Musicグランプリ」の

予選大会にはエイベックス、ビクター両社の

プロデューサーを審査員に招いての開催。

 

これら局地的なコンテストのことを書きつつ

僕が再確認するのは、音楽はあるいは表現は

聴き手から理屈抜きで選ばれるという真理。

知的好奇心に対して、ストライクであったか

どうか。それはプロだアマだとか関係ない。
 


 

6月は目まぐるしかった。

最終週には新宿Sactでライブ。久しぶりに

聴いた建吾クンの神がかった演奏力に脱帽。

 

剣道をやっていたと話してたけど、なるほど

武道は「型」の連続、その流れの中で一撃を

探し当てること。彼のアクロバット奏法は

精密なビート感を保ちながら、武道的針穴に

糸を通す一撃の繰り返し。「剣道の経験が

演奏に応用されてるってこと?」と尋ねると

「ああ。そうですね」「そうだと思います」

爽やかな笑顔の陰に、凄まじい鍛錬がある。


 

週末に7月に入り、

慌ただしく札幌市へ移動。

すすきのの隠れ家「一休」にて

生コーンバター炒め。「生」ってつまり

茹でてないトウモロコシってことね。

これが甘いの旨いのなんって!




新鮮なお刺身もね。
ホッケの刺身だなんて初体験!


 

cafe-CHI-MMでのライブは

ホントに素敵な時間だった。

辻正仁さんと20年ぶりの再会。

辻さんは二十代の僕を知っている。

玉光堂でのインストアライブの折りに

音響を担当していたからだ。「覚えてる?」

そう訊かれて「覚えてます!」と即答。

 

辻さんはロッカーだ。ロッカーにとって

言葉は、銃に篭められた弾丸を意味する。

辻さんは言葉を撃つ。一発一発が聴き手の

身体の(或は聴き手の日常)に命中する。

その痛みにも似た景色の中から

喜びを見出す道筋が、辻さんの唄だと思う。

 

橘亜耶さんのキャッチフレーズ力の

高い楽曲は、物語毎のシーンを一枚の

「絵」の中に閉じ込める。作り手の

イメージと想像力が、そのまま聴き手に

伝わるソングライティング。大切なことを

直感で理解しているソングライターだ。

cafe-CHI-MMはいつも素敵な出逢いを

用意してくれる。ありがとう!

 

札幌ライブ後の打ち上げは

ホルモン専門店「欽ちゃん」にて。

札幌の焼き肉はとにかく鮮度がいい。

この店は再訪必至!札幌に来たら是非!

 

サッポロラーメンは中華鍋で肉を野菜を

ラードで炒めてからスープに投入して

提供する。麺は卵黄を練り込んだ縮れ麺。

 

で、醤油はどうしてか「正油」と書きます。

老舗中の老舗「福来軒」で正油ラーメン。

惜しくも閉店した本店を思い出す一杯。

博多ラーメンもそうだけど、現地でしか

食べられない「なにか」が宿っている。

 

その「なにか」を
言葉にするのは難しい。

きっと現地の人々の日常的な
「なにか」だと思うんだけど、
やっぱり場所、土地なのかしら。
 

 

その札幌ラーメンと富山ブラックを

ミックスした創作ラーメンを、奇才

渡辺樹庵氏が自身のお店「渡なべ」にて

期間限定提供してるとの情報で訪問。


 

作法はサッポロの王道ながら、丼面は

富山ブラックそのもの。これは美味い!


 

各地の麺事情を知り尽くした達人マスターの

成せる技ですね。限定なのが惜しい…。

(今月中旬までギリギリ食べれるかも)



 

しかしやっぱりこれはトウキョーの
ラーメンだね。現地のものじゃないな。

僕の愛読してる麺ブロガーのページに

自分が写ってた…。Fileさん、お隣の

席にいらしてたんですね。ちと嬉しひ…。


おまけ。
珍しくラーメン以外のランチに挑戦。
すすきの「エス」のスープカリー。
北海道はスープカリーが名物だし、と。
写真映えしそうなヤツを注文。



すると配膳皿が北海道プレートという、
さらに赤面する要素満載のカリー到着。

見た目は超ミーハーだけど、味の方は
かなりスパイシーで本格派美味。

さすがの北海道名店といった次第でした。




7月はライブが少なめです。
横浜のこの日が超楽しみ!
このフライヤーもなんかエグイ。
どんな意味でも「凄い」宴を
お約束します!遊びに来て!


 

これからライブ情報を
整理してアップしますが、
8月は19日(日)に唄会です。
湯浅佳代子(Tb)内田充(Gt)
有瀧敬之(Bs)+@
片岡大志バンドのメンバーと共に
面白い音楽の夜に出来たら、と。
チェックして下さいね。



夏バテに気をつけて
7月を駆け抜けましょうね!
See ya!

7/6 片岡大志より

 

はじめに告知させて下さい。

今月は「猫耳クラブ」のワンマンが

23日(土)にあります。そろそろ席が

埋まってしまいそうです。御予約は

プラッサオンゼ0334058015まで

(夜帯にお電話をして下さいね)。

 

それから29日(金)は新宿Sact!

大好きなシンガー建吾くんが聴けるので

すごーく楽しみ。彼のアクロバット奏法は

ほんとに素晴らしい。こちらも張り切って
歌わせてもらいます!是非いらして下され!

 

そして12月5日(水)

片岡大志 With スペシャルバンド

日程だけ決定しました!25周年の節目の

賑やかなライブコンサートにします。

どうかどうかその夜のスケジュールを

空けて下さい。詳細は追って発表します!
 

 

 

明日は雨かもしれない。

そう思うと憂鬱なので、

雨に濡れた紫陽花を見れるじゃないか

そうとも、と考えてみる。

実際のところ毎年そう思ってる。

紫陽花は咲きはじめがきれいだ。

これが雨に濡れるともっときれいだ。

泣き顔のきれいなひとがいるように。

 


 

弦の交換をすると

ギターヘッドのロッドカバーに

書かれた「Daishi」の名前の下の

「ファイト!」の文字に気づく。

 

K.ヤイリギターのクラフトマンが

こっそり記してくれたメッセージ。

 

このヤイリギター「KYF-1」

はじめて弾いたのは'96年だったはずだ。

前年のTV番組の取材で訪れて以降、

岐阜県可児市にあるK.ヤイリギターの

工場に、年に一度は足を運んでいた。

 

まだ一般発売前だったKYFのルックスに

一目惚れした僕は、マネージャーM氏に

「使わせてほしい」とお願いをした。

「詳細なレポートを送ってくれるなら」

という約束と交換にギターを持ち帰り、

以来ずっと、このKYFと一緒だった。

 

弾きはじめたばかりの頃のKYF-1は、

低音が少なく、ギラギラ高音の目立つ

扱いにくいギターだった。小柄なボディは

反響する空洞が少ないので、粗雑な

ピッキングはそのまま音色に現れる。

注意深い弾き方が必要になった。

 

('96年のシングル盤の中ジャケット。KYF-1と一緒に)


それは我流で覚えた奏法への端正に

多いに役立つことになった。

このギターを操る術を覚えたことで

さまざまのギターを鳴らす原理が

何となくわかるようになった。

 

ギターは持ち主、弾き手の音色になる。

K.ヤイリギターは特にそうかもしれない。

「筆を選ばず」なんて諺もあるけど、

いまとなっては、このギターがないと

歌えないような気がしてる。この音色は

20年以上かけて作り上げたものだから。
 

 

 

五月最後の日曜日は

「片岡大志・ひとり唄会」

@青山プラッサオンゼでした。

御来場の皆さまに心から感謝を。

みんな、本当にありがとうね。。

 

25年間、この仕事を続けていると

色んな唄を歌うことになるんですね。

どの曲も完成した日付は覚えてないけれど

完成したときの気持ちは不思議と覚えてる。

歌ってみると、そのときの「確信」が

すぐに甦る。スイッチが入るみたいに。

 

「確信」=「ほんとうのこと」

15歳のときに聴いたディランの曲は

実に、20年以上経過していたわけで、

創作は時代を越えることができる、

そんな歌を作ってみたいと考え続けた。

 

時代が変わっても、言葉が変わっても

服装が変わっても、科学が進歩しても

政党が変わっても、変わらなくても

再開発が進んでも、自分が年老いても

本質の変わらない、ほんとうのことを

探し当てること、見つけ出すこと。

 

「ほんとうのこと」を確信して、

歌の中に閉じ込めること=創作だった。

この25年間、考えて続けてきたことは

それほど、的外れでもなかったと思う。

終演の酒は、ちょっと格別な旨さだった。

 

デビュー当時から聴いてくれている

懐かしいお客さまからギターピックが

送られてきた。これを使って歌いました。

嬉しかった。大切にします。ありがとう。

 

 

 

先週は大阪と神戸へと遠征してきました。

大阪は南堀江Knave、神戸はスタークラブ

この二夜連続のライブを、臼井嗣人さん、

市川セカイさんと三人で行うという企画を

イベンター「ギグのつぼ」が組んでくれた。

 

 

新大阪駅を降りて、

御堂筋線に乗り換えるとき

「大阪メトロ」というキーワードが

目に止まった。そっか。名称変更したんだ。

 

昨今の地域色を打ち出すIDカード名称

「Kitaca(JR北海道)」
「ICOCA(JR西日本)」

「はやかけん(福岡市交通局)」等々、
話し言葉を登用したネーミングが
ほのぼのと気に入ってたので
「大阪メトロ(大阪市高速電気軌道)」は
っぽくないなあと、惜しい気分になる。

 

Metroはメトロポリタン(首都)が語源で

パリが鉄道網を「メトロ」と名付けたことに

由来してますが、ニッポンにはすでに東京

メトロの名称があるわけで、大阪の独自色を

出せなかったのかと思っちゃいますね…。

(なぜか開演前に記念撮影。ボク/臼井/重田/セカイ/敬称略)

 

臼井嗣人さんは、びっくりするほど美声で

精度の高い楽曲と、完成度の高い演奏に

惚れ惚れした。彼は「優しさ」そのものを

音楽そのものに昇華させてしまう魔法を

持っている。タイトルを覚えてないから

勝手に「漂流者」と名付けちゃうけど、

あの歌はとても深く耳に染み込んだ。

 

プロデューサーの向き不向きがあるとしたら

市川セカイさんは、もれなくプロデューサー

向きのミュージシャンだと思う。シンガーと

しての技術も高い上に、楽曲ポテンシャルに

対して、どのような演奏が適しているのかを

考え、市川セカイという音楽をトータルで

完成させることに重きを置いてる。終演後

物々交換した彼のCDは、その通りの内容

だった。「スピカ」。良質なアルバムだ。

それから雨の歌。あれはもう一度聴きたい。

 

 

二日間のオープニングで歌ってくれた

重田拓成君和製ケビン君も、素晴らしい

歌手だった。重田くんが聴かせてくれた

ポエトリー・リーディング(詩の朗読)は

幻想的な楽曲を効果的に演出していた。

和製ケビン君は、九月に大阪の豊中市で
千人を集めるLiveを行うとのこと、凄いなあ...。

 

ギグのつぼ」のイベントは、真剣勝負の

シンガーとの出逢いを用意してくれる。

またすぐに呼んで下さい。飛んでいきます。

 

 

●おまけのラーメンコラム。

長堀橋で美味しいラーメン屋を見つけた。

 

正直なところ、大阪のラーメンで大喜びした

ことは少ない。でも「一日一麺LAB+」は

ひと味もふた味も違った。鶏とサバ節を

丁寧に抽出したスープは、とても美味しい。




 

中細ストレートの自家製麺も、ズバッと

スープを持ち上げてくれる。☆☆☆進呈。


 



 

川越には江戸時代から続いてる醤油蔵

松本醤油」がある。この老舗の醤油を

使ったラーメンを何度か食べたことが

あるけど、もれなく美味しい。その蔵と

川越の名店「頑者」がコラボした麺屋

UNDERGROUND RAMEN」が

オープンしたというわけで、期待に胸を

躍らせながら訪問。見た目がもう美味!

 

キリっとした醤油の切れ味と、爽やかな

風味にため息…。スープのすっきりした

高級な旨味もさすがの「頑者」レベル。

自家製麺の歯ごたえがサイコーです!

 

あんまり美味しかったので、すぐ再訪。

今度はつけ麺を。大迫力の麺に目が♡

 

つけ汁はラーメンとは若干違う方向性で

それは醤油の種類なのかも。美味しい!

これは通っちゃいますね。いま食べたい。

 

 

家の前の運河に、鴨の親子が泳いでる。

幼鳥はホントに小さくって、10cmも

ないくらいだと思う。動きが素早くって

なかなか写真に収めにくい。近所の人々が

よってたかってカメラを向けてるのが

微笑ましい。子供が少しでも群れから

離れると、親ガモが「グエー」と鳴いて

警告する。カラスとか猫だとかにヤラれず
無事に成鳥になってほしいなあ…。



6月10日 雨の夜
片岡大志より
 

 

 

この日曜日(27日)は

「25年目のひとり唄会」

青山プラッサオンゼです。

是非!聴きにおいで下さいませ!

 

 

 

灰色の田んぼに、水が入るのを

心待ちにしてました。巨大な後輪の

トラクターが旋回しつつ水田を耕してる。

 

小さな苗が一列に並んでいる。

太陽の反射の戻ってきた田んぼの

水面がキラキラさざめいている。

 

田園風景を自転車で走っていく。

すれ違う風の中に、青いにおい。

そこかしこに咲いた花に気づく。

音楽が聴こえてくる。幸福な音楽。

 

 

 

 

ある日。高橋研さんと、

酒井ミキオくんと新宿Sact!

 

作詞作編曲家としても、多くの仕事を

こなしているミッキーの弾き語りは、

緻密な音選びの上に成り立っていて、

いつも豊富なアイディアに驚かされる。

 

 

ミッキーはアニメソング番組の司会を

務めていて、この夜は「哀・戦士」の

ダイナミックなカバーを聴かせてくれた。

どの楽曲からも、賛歌のように高らかな

愛が聴こえてくる。ミッキーが愛されてる

理由がよくわかる。歌は歌い手そのもの。

 

 

高橋研さんは、削ぎに削いだ言葉と

傷だらけのギブソンギターを、少年の

ポケットに隠された刃物のように操る。

 

刃物で削いだコードの組み合わせの上で、

尖った鉛筆がするように旋律が描かれる。

旋律は少年の渇望を一枚の絵にしてしまう。

 

長い長い物語が、たった数分の歌になる。

これがプロ中のプロの研ぎすまされた仕事。

 

世代を越えた研さんの名曲

「翼の折れたエンジェル」を

三人でセッション演奏しました。

事前に打ち合わせた訳じゃなかったけど

もちろん、僕もミッキーも準備万端。

 

 

「大志クン、まだ歌える曲あったよね?」

先輩がそんな笑みを向けてくれたので

もう一曲「I shall be released」を三人で。

尊敬するミュージシャンと、同世代仲間と

ひとつの歌を共有できること。彼らと

共演の機会を持つアーティストの誰もが

感じたように、とても貴重な時間でした。

 

 

 

僕は病院が好きじゃない。

医者にかかるのは苦手です。だけど、

宮本さんの施術だったら毎週でも受けたい。

人形町にある「Body Sign」という整体院

院長の宮本晋次氏は、オリンピック出場する

アスリートにも施術している整体の専門家。

 

「Body Sign」に久しぶりに訪れてみると

奇跡的に院長のスケジュールが空いていた!

というのは、宮本氏「踵を鍛えなさい」って

書籍でTV出演等をされていて、もはや施術を

受けようにも無理じゃないかって思ってた。

時間をかけて体を調整してもらって、施術が
終わると身長が伸びたような気がしました。

 

 

 

 

今月は僕の主宰する音楽教室「唄小屋」

発表会がありました。アマチュアからプロの

ミュージシャンまで、様々な生徒さんが在籍

しています。初心者の方にもオリジナル楽曲を

作ることを中心に、音楽全般を教えています。

 


(写真は生徒の金石順子さん)

 

一般来場のお客さまも見守る中、発表会は

盛り上がりました。翌日にワンマンライブを

控えていたコカリナ奏者からみゆかさんにも

ゲスト演奏をお願いして、未知の音楽への

好奇心が満たされる内容になったと思います。

 

すでにライブハウスを中心に活動している

シンガーソングライターの加藤貴之さん、

斉藤めいさんの演奏には会場が沸きました。

 

講師を担当している大友マサノリも迫真の

演奏を聴かせてくれたし、僕もこの機会に

音楽の「ピュアネス」を心底楽しみました。

音楽の楽しみや学びは、専門家だけのもの

じゃなくって、もっと一般的にも開かれた

文化であるべきだと改めて感じた夜でした。

 

 

 

 

翌日、からみゆかさんと白澤克実氏の

ココムーンペリ」のライブ観戦。

彼らの音楽の素晴らしさについてなら

相当量のテキストを掲載できるけれど

それは後日に。ゆかさんはコカリナ奏者で

ある前に天才的な旋律表現者であること。

白澤克実氏は本業のデザイナーである前に

天才的な空間芸術クリエイターであること。

それをすんなり確認して、会場を後にした。

 

 

 

ソングライティング=歌を作るとき、

「歌詞の書き方がわからない」と

頭を抱える生徒さんが多いんです。

 

そんなとき「俳句(川柳)」や「短歌」を

書いてみたらどうかと伝えます。

和歌は、文字数が決められています。

短歌であれば五七五七七です。

まずテーマを用意して、文字数のリズムに

合わせて書いてみる。テンポのゆるやかな

曲であれば一首で8小節くらい、テンポが

早い曲なら二首用意すれば、8小節程度の

発音数の歌詞が得られます。

 

短歌の例を挙げるとき、

自分で作ってみたりもするんですが

 

~世界地図 七つの海を行くパイレーツ

金銀財宝 夢のジパング~(旅がテーマ)

 

インターネットで例になる短歌を

あれこれ集めたりもします。それで

はるか昔に読んだことのある

歌集「サラダ記念日(俵万智)」を

思い出して購入してみた。

 

 

この歌集はすごい!

当時「流行ものだな」なんて思ってた

自分がホントに本当に恥ずかしい。

俵万智の天才ぶりが炸裂してます!

短い言葉の中に、青春の光と影を

自由自在に浮かび上がらせる文章力と

その瞬間の微細な心の動き、被写体の

仕草が目に見えるほどの鋭いカメラアイ。

しかもほとんどの首を三十一文字の中に

ぴったり収める構成力と音楽的リズム感。

 

で、彼女の歌の素晴らしさは

一首ずつ目を通すよりも、連続して

読んだ方が説得力が増します。こちらは

オフィシャルHPに掲載されてる自選百首

僕が好きなのは

 

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と

答える人のいるあたたかさ

 

「嫁さんになれよ」だなんて

カンチューハイ二本で言ってしまっていいの

 

俵万智さんのTwitterを覗いたら

今月の8日で「サラダ記念日」は

31周年だそうで、本人曰く「31年前って

中途半端な感じもするけど、短歌的には、

めっちゃキッチリです」とのこと。

飄々とフットワークも軽やかな歌人の
つぶやきにファン度が増しちゃいます。

 

 

 

おまけのラーメンのコーナー。

いつも新しいお店を探しています。

ネットで見つけるのも楽しいけど、

自分の足で歩いて美味しいお店を

見つけたときの「!」感動ときたら。

 

支那そば きび神田本店

RDB上の情報が少なかったから、

今まで気づいてなかったなあ…。

店構えからしてすでに美味しそう。

 

 

支那そば醤油+焼豚です。

スープをすすると胸が「きゅうん」

鶏ガラの出汁が優しくも分厚く、

縮れ細麺にかぶりつくと、昆布や

魚介の旨味がまとめて追ってきます。

 



 

こちらは無料サービスの小梅と

ゆかりのおにぎり。嬉しいサービス。

 

あんまり並んでないし、こりゃ穴場の

店を見つけたぞ、とほくそ笑んでたら

「2018年5月25日で閉店します」

って!ええー!今月で終わりなの!

 

こりゃ閉店までに他メニューを

制覇しなければ。焦る。


 

今日は担々麺。こりゃ美味しい!


 

黒ごまと山椒の効いた絶品!

ああ…。こんなに美味しいのに…。

 

 

 

今週は25周年と控えめに銘打った

「ひとり唄会@青山プラッサ」があり

6月には大阪遠征と久々の猫耳クラブ


 

どのLiveも

しっかりと楽しんでもらえるよう

内容を考えています。Live会場で

お会いできるのを楽しみにしています!

 

5月24日未明

かたおかだいしより