一番期待されてた2080Tiが直前で発売日変更になっちゃったけどねぇ
まあ延期になったのは1週間だけだけれど、発売から1ヵ月~2ヵ月くらいは超品薄でGTX1080時代のように入手困難が続きそうね
とりあえずベンチマークが解禁されたし評価モデル(FoundersEdition)で計測されたベンチマーク見よー
こんばんワ!みかんです(ㆁᴗㆁ✿)
かなり遅めの夏休みをいただいて、旅行に行ってたので少し出遅れたけど、2018年9月20日に発売されたNVIDIAの最新ビデオカード「RTX 2080」と一週間発売が延期されちゃった「RTX 2080Ti」の3DMarkが出そろったので性能をチェックしたいと思うます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
■まずはスペックのおさらい
RTX 20シリーズのスペックがすべて公開されたので、いつものスペック表で謎だったRT Core数など埋めました。
RT Core数はSM(Streaming Multiprocessor)とセットで搭載されてるのでRTX2080Ti、RTX2080それぞれ68基、46基でした。
当然だけど、現状のビデオカードでRT Coreが搭載されてるのはRTX20シリーズのみとなるヨ。
最上位のRTX2080Tiはコアプロセス「TU102」だけど、SMはフルコアの72基ではなく、4基無効とした68基です。
・68(SM数) × 64(Core数) = 4352(トータルCUDA Core数)
ちなみにフルコアだった場合はQuadro RTX 6000と同じで以下となるヨ。
・72(SM数) × 64(Core数) = 4608(トータルCUDA Core数)
以前にも話したけど、フルコアのダイがある程度ストックできたら「TITAN RTX」みたいな製品が出てくるかもしれませんね(ㆁᴗㆁ✿)
多分、コンシューマが手を出せるお値段ではなくなりそうだけど・・・
■3DMarkの各種ベンチマークをチェック
それでは続いて、定番ベンチマークの「3DMark」を見ていきます!
なお、3DMarkはご存知のとおり、総合スコアの他に、そのスコアの内訳となる複数の指標値があるます。
このうちPhysics scoreやCombined score、そしてそれを含めた総合スコアはベンチマーク計測時のCPUによってスコアが左右されるヨ。CPUの世代が変わるたびに古い世代のビデオカードまで性能を測りなおすのは不可能だし、CPUの種類×ビデオカードの種類になって、壮大なマトリクス表で見づらくもなるので、みかんがまとめてるのは「Graphics score」のみとしてます。
総合スコアを掲載されてる記事も多いので、その値と見比べないよう注意してネ。
また、「Graphics score」もオーバークロックでスコアが大きく変動するので、オーバークロックしていない素のスコアのみを集めています。
FireStrikeはDirectX 11のベンチマークで解像度別にFHD、2.5K、4Kの3種(無印、Extreme、Ultra)あるます。
TimeSpyはDirectX 12のベンチマークで2.5K、4Kの2種(無印、Extreme)となります。
ちなみにFireStrike無印以外は後から登場したのもあって、昔のビデオカードではあまり計測されてないため、情報が集められず空欄にしてます。
掲載してるビデオカード全てで計測されてるFireStrike無印のみ視覚的に比較しやすいよう横棒グラフを作成してます。
5K VR、2K VR、4K 60FPS、FHD 144FPS、2.5K 60FPS、FHD 60FPS欄の記号はその解像度、フレームレートで快適にゲームが遊べるのかを経験と知識から想定で示したものです。
ゲームにもよるけど2018年の多くのメジャータイトルで、というざっくりとした意味合いなので参考程度としてください。
◎・・・最高画質で快適に遊べる
〇・・・中高画質で快適に遊べる
△・・・低画質にしないと遊べない
表中の文字はだいぶ小さいので見づらい場合はクリックして拡大して見てネ。
注目すべきはRTX2080TiのFireStrikeUltraがスコア8000を超え、前回の記事「NVIDIA RTX 2080Ti FPSスコアを比較検証した性能情報が出てきました」のとおり、複数のゲームタイトルで4K解像度の最高画質設定を平均60フレーム以上で遊べるようになったという点です。
4Kモニタでゲームをするユーザは当然綺麗なグラフィックを堪能したいからで、高解像度にするために画質設定を落とすというジレンマからついに開放される時代になりました(ㆁᴗㆁ✿)
RTX2080は前世代コンシューマ向け王者GTX1080Tiを完全に超える性能とは言えず、DirectX 12の場合という条件付きとなりました。
ちなみに前世代PascalのGTX1080Ti、GTX1080それぞれとの性能比は以下のようになりました(`・ω・´)
そもそもRTX20シリーズは従来のCUDA Coreのみによるグラフィックス性能ではなく、RT Core、Tensor Coreも使用したレイトレーシングやDLSS(Deep Learning Super Sampling)による細部までより綺麗を目指した次世代性能なので、今までとは違うベクトルで評価していく必要があるんだけど、残念なことにレイトレーシングやDLSSを利用できるRTX対応のゲームは今のところ1本もないし、3DMarkもRTX対応の新バージョンは2018年秋登場なので既存性能で比較するしかないという状況です。
で、その既存性能で前世代と比較した場合の伸びはというと、やはりPascalのような劇的進化はありませんでした。
既存性能があまり伸びていない理由は単純で、PascalはCUDA Core数とクロックを大幅に増やしたのに対して、Turingはそのどちらもあまり増加がないからです。
既存性能のみを引き上げるならRT CoreやTensor Coreを削って空いたスペースにさらにCUDA Coreを増やし、クロックも2.0GHz以上にする方が幸せになれたと思うけど、それを続けてしまうとCPUと同じ頭打ちの未来しかないので、NVIDIAは今のうちから別ベクトルへ舵を切ったのでしょうね。
そういう意味では自動運転の分野で培ったAIテクノロジ(ディープラーニング)をグラフィックスの分野にも上手く発展させたのは本当に凄いですよねぇ(ㆁᴗㆁ✿)
■結局のところRTX20シリーズは買いなのか?
伸びはイマイチといえど、TITAN Vに比べれば伸びてますし、常に最高性能を求めるエンスーユーザにとってはRTX2080Tiは買ってもいいんじゃないカナ。
ただ、RTX2080はRTX対応タイトルがない現状、既存性能がほぼ五分なGTX 1080Tiより4万円くらい高額なので、買いじゃないと思うます。
正直、レイトレーシングやDLSSへのソフト側の対応が今後どれくらい普及するかは未知数でAnselみたいにイマイチ普及しきらないままということもありえますし(;´・ω・)
しかもRT CoreとTensor Coreを搭載するのはRTX2080Ti、RTX2080、RTX2070までで、ミドル以下(普及帯価格)のモデルには搭載されません。
なのでハード面で普及しない以上は少なくともRTX20シリーズがメジャーな時代にRTX対応ゲームが当たり前になることはないんじゃないかな。
新たなグラフィックスとは言え、使うかもわからない過渡期の機能に10万円以上もポンっと払うのは、まさに熱狂的な支持者であるエンスージアストくらいじゃないでしょうか(´・ω・`)
現状、RTX20シリーズのコスパは悪いと言わざるを得ないので王者というステータスを持たないRTX2080はあまりオススメでないというのがみかんの考えです。
実際、ショップでは底値になりつつあるGTX1080Tiがまた売れ出したんだとか。
まあ今までの伸びがすごすぎたっていうのもあるけど、やっぱり期待しちゃうものよね
前回購入したTITAN X Pascalから2年以上も経つし、RTX2080Tiが欲しいわね。新しいものってやっぱり魅力的じゃない?
つまり買うのね!もちろんオーバークロックして遊べるようにフルカバー水枕もセットでお買い上げですよね?
もちろんよ。ちなみにRTX20シリーズもBIOSレベルで電圧上限ロックがかかってるから、水冷でしっかり冷やせばリファレンス基板の電源フェーズ13 + 3で常用のオーバークロックには十分みたい。
2スロットを超える厚さのモデルが多いなか、GALAKUROは2スロに収まってるし、シンプルなホワイトで結構好みかも。
空冷はベンチ回したら外しちゃうし、国内最安のPalitか、海外から個人輸入しちゃうのも手よね。
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