心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強しつつ
カウンセリングもしております
いちご大福と申します
前回は
脳の「怖い」反応を解除する方法
について
記事にしました
怖くて、
出来たら避けて通りたいけど
それだと生きづらいから
克服したい…
みたいなことを
少しでも克服するために
認知行動療法で
取り入れられている
曝露療法について
前回は紹介しましたね
![鉛筆](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/519.png)
大事な場面での
強い緊張や不安の背景には
失敗への恐怖
があることも多いですよね?
その恐怖反応は
生まれてもったものだけではなく
周囲からの影響も
大きいです
子供が将来
大事な場面で
怖くて上手く動けない
ということに、ならないように
親が気をつけた方がいい
関わり方について
今回は書いて行きます
是非読んでみて下さいね
また、
もう一年以上前の話になりますが
Re・rise Newsさんから
インタビューを受けました
インタビューの様子は
動画で配信されています
カウンセリング以外では
顔出ししてないので
私の顔が見られる
ちょっと珍しい動画です
改めて見ると
まとまりのない話を
しちゃったなって感じなんですが(笑)
せっかくインタビュー受けたので
良かったら見てみて下さい
オンラインカウンセリングを
ご希望の方は
詳細を公式LINEで
説明していますので
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よろしくお願いします
(登録してもいきなりカウンセリングとは
なりませんので安心して下さいね☺︎)
今回のポイント失敗する恐怖が成功を遠ざける
恐怖の学習は消去しにくい
失敗を致命的なことにしない
まずは簡単に、
今回の一連の記事で
書いてきたことを
おさらいしようと思います
試験や、発表など
自分にとって大切な場面なのに
緊張と不安で
上手く動けなくなるのは
闘争逃走ストレス反応が
起こっているからで、
そのストレス反応は
脳の扁桃体が
入って来た情報に対して
「これは不快だ!」
「危険かも知れない!怖い!」と
評価した結果
引き起こされていて
その扁桃体の評価は
生まれ持った脳の反応と
経験による学習の
両方を受けて行われているけど
生まれ持った脳は
どうにもできないから、
怖い感情を軽減して
ストレス反応を
起こりにくくするためには
「思ったより大丈夫だ」
「怖がる必要なかった」という
経験を重ねて
脳に学習させる必要がある
というようなことを
これまで書いて来ました
さて、では
試験や発表などの
大事な場面で
ストレス反応を引き起こす
怖いものの正体って
一体なんでしょう?
それはもちろん
人によって様々あるとは
思いますが
失敗する恐怖が
一番大きいのではないかと
思います
少なくとも、私はそうです
「失敗したらどうしよう」
と思うと、
不安が強まりますよね
ただ、私の場合は
多くの場合は失敗しても
実はそんなに
問題にならないし
周りも思うほど気にしないし
自分次第で
後でリカバリーも出来るし
次への勉強にもなるし
まあ、死にはしないし(笑)
失敗はそんなに
怖いものじゃない
ということを
経験から学習しているので
呼吸法なども駆使して
大事な場面でも
そこまで怖がらずに
適度な緊張感を持って
落ち着いて臨める場合が
多いです
(もちろんダメだった経験もありますw)
でも、これは
あくまで私の場合であって
これが誰にとっても
簡単にできることだとは
決して思いません
失敗を恐る必要はないと
理性的な脳が
分かっていても
原始的な脳である
扁桃体が
失敗はとても怖いものと
学習していたら
理屈では
どうにもならないくらい
失敗が怖くて
失敗するリスクのある
大事な場面で
怖くて、冷静に対処できなかったり
そもそも
失敗するリスクのあることに
挑戦できず
避けてしまったり
する可能性があります
これは
生きづらいですよね
子供たちが将来
そんな風に生きることを
望む人はいないと思います。
ではどうやって
扁桃体は
失敗を怖いものと
学習するのでしょう?
扁桃体の
学習のシステムは
とてもシンプルで
「Aが起こってすぐに
マイナスのことが起こる」
ということが続けば
Aは危険と学習します
(「恐怖条件付け」と言います)
マイナスがあまりに
強すぎれば
一回の出来事で学習することも
もちろんありますが
(トラウマというやつですね)
基本的には
何度か繰り返されることで
学習します
つまり
失敗した後にすぐ
自分にとって
マイナスなことが起きる
という経験を
繰り返した結果
失敗は怖いものと
脳は学習するのです
入試試験みたいに
失敗したら希望の学校に行けない
みたいな
その失敗が直接
マイナスの結果に繋がることも
もちろんありますが
これだけで
失敗=怖いもの
になって
あがり症などに
なってしまうことは
少ないと思います
それよりも
もっと身近で怖い
失敗の後に起こるマイナス
がありますよね?
それは例えば
失敗したことで
怒られたり
けなされたり
馬鹿にされたり
辱められたり
笑われたり
そういった経験です
こういったことが
何度も何度も
失敗の後に安定して起これば
「失敗は怖いもの」と
扁桃体は学習して
失敗のリスクがある場面で
ストレス反応を
起こすようになります
そして
失敗の後に安定して
マイナスを与える存在は
残念ながら
親や教育者など
身近な存在であることが
多いです
教育のつもりで、
子供のためを思って、
次から頑張って欲しくて、
感情的になって…
つい
失敗した子供に対して
マイナスな反応
をしていませんか?
激しく怒ったり
罵倒したりしてなくても
失敗の後に
子供を否定したり
冷たい態度を取ったり
子供がストレスを感じる態度
を取っていたら
それは子供の脳に
「失敗=怖いこと」の学習
をさせる
リスクになります
子供によっては
ちょっとくらいの罰では
全然気にしない子も
もちろんいるでしょう
でも
周囲のちょっとした
声色や表情にも、敏感に反応して
ストレスを感じる
子供もいます
これは
生まれ持った気質
もとい
脳の反応の違いによるもので
元から敏感な子ほど
周囲の批判的な態度に
影響を受けやすく
「失敗=怖いこと」
の学習をしやすいので
注意が必要です
そして残念なことに
一度、扁桃体で
「怖い」と学習されたことを
消去するのは
学習するよりも難しく
前回の記事で書いた
曝露療法など
様々な努力と時間を費やしても
なかなか消去できません
特に、
子供の頃から長い時間をかけて
強化した学習を
大人になってから
消去するのは
余計に難しいです
私たち大人は、
既にしてしまった学習は
自分で解消するしか
ありません
でも
これから大人になる
子供たちの学習は、
私たち大人が
気をつけることで
変えられます
子供が
「失敗=怖いこと」と
学習しないように
もし、既に
してしまっていたら
その学習を消去するために
子供が何かに
失敗してしまったときには
ただ優しく受け止めて
あげて下さい
頑張ったね
よくやったよ
悔しいよね
など
子供の感情に
寄り添う言葉をかけて
ストレス反応を軽減するように
思いやりを示して
あげて下さい
子供にもよりますが
失敗をしたと
本人が感じてる時点で
既にストレスを受けています
でも
そのストレスを
すぐに取り除いて
失敗したことが
嫌な記憶にならなければ
「失敗=怖いこと」
という学習は
起こりにくいです
子供が失敗すると
同じ失敗を
して欲しくなくて
ついつい
色々言いたくなっちゃいますが
(分かるよ…めっちゃ分かるよ…)
それは
既にストレス下にある子供に
更にストレスを加えて
失敗を怖いものにして
子供を一生苦しめる
リスクになります
失敗をしないように
学習することも
もちろん大切ですが
それが、命に関わるような
取り返しのつかない
失敗じゃないなら
失敗は致命的ではないこと
そして
失敗したストレスから
立ち直ること
を、学習することも
かなり大切です
失敗せずに生きるなんて無理
ですからね
私なんて毎日のように
何かしら失敗して
「うあー!」となっては
「まあいい、死にはしない」
と自分に言ってます
まあ実際には
それでは済まないことも
もちろんありますが
このくらい適当な方が
生きやすいです
失敗は絶対にみんなする。
だから
失敗が怖いものになったら
生きにくい。
子供が
生きにくくならないように
「大体のことは
失敗しても何とかなる」
という学習を
子供がするサポートを
私たち大人が
してあげられたら良いなと
私は思います
とはいえ
子育ても教育も
本当に大変だから
これも言うほど
簡単ではありませんが
頭の隅においてもらって
完璧じゃなくても
少しずつ取り入れてもらえたら
幸いです
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
最後までお読みいただき
ありがとうございました
あがり症対策関連の記事は
ここまでです
次回は
セルフアファメーションのすすめ
という内容で
書いてみようと思います
興味を持っていただけたら
是非フォローよろしくお願いします
また、
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何か怖いことを
克服したい方など
悩み事がある方は
私も相談にのることが出来ます
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