心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強しつつ
カウンセリングもしております
いちご大福と申します
前回は
子供を緊張から解放するサポート
について
記事にしました
子供や後輩など
自分以外の誰かが
緊張でガチガチになっていて
パフォーマンスが落ちてる状態
になっている時に
周りが出来るサポート
について
書きましたね
今回は
トラウマや恐怖症を
克服する方法
について
書こうと思っていたのですが
その前に
トラウマや恐怖症が
どのように起きているか
について
書いた方が良いなと思ったので
対策は次回に回して
今回はまず
トラウマや恐怖症を起こす
脳のシステム
について
書いてみようと思います
是非、
読んでみて下さいね
また、余談ですが
もう1年も前の話ですが
Re・rise Newsさんから
インタビューを受けました
インタビューの様子は
動画で配信されています
カウンセリング以外では
顔出ししてないので
私の顔が見られる
ちょっと珍しい動画です
改めて見ると
まとまりのない話を
しちゃったなって感じなんですが(笑)
せっかくインタビュー受けたので
良かったら見てみて下さい
オンラインカウンセリングを
ご希望の方は
詳細を公式LINEで
説明していますので
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よろしくお願いします
(登録してもいきなりカウンセリングとは
なりませんので安心して下さいね☺︎)
今回のポイント快・不快の脳の反応
感情と記憶と学習
トラウマや恐怖症
と言うと
凄く強い印象になりますが
そこまで強烈でなくても
怖いものや嫌いなもの
など
本能的に
回避したくなるものって
ありませんか?
例えば
狭い所、高い所、暗い所など
特定の環境が
苦手な人もいれば
犬や、虫や、ヘビなど
苦手な生き物がいる人も
いるでしょうし
注射や血が無理とか
大きな音、人の触れた場所
とかがダメだったり、
男性、あるいは女性が怖い
もっと言えば
人間自体が怖い
なんて人もいるでしょう
ちなみに私は
カエルやザリガニは
割と平気で触れますが
足が沢山ある虫は
本当に怖くて
殺すのも難しいです
(想像するだけで身震いします)
こんな風に、
大きなリスクがあるとか
命の危険があるとか
言うわけではなく
本当はそこまで
怖がる必要のないもの
なのに
自分にとってはめちゃくちゃ嫌だ
みたいなことって
多少あると思います
これが酷くなってくると
恐怖症とか、トラウマとか
呼ばれるわけですが
こういう
理性では怖がる必要ないと
分かっているけど
凄く怖い!
みたいな感情って
どうやって起こるのでしょう?
これを説明するために
まずは私たちの脳が
どのように情報を処理してるか
説明しようと思います
まず、私たちが
目や、耳や、鼻や、肌や、舌で
何かを知覚したとき
その情報は
脳の扁桃体に送られて
快か、不快か、どちらでもないか
判断されます
もうちょっと詳しく言うと
その情報が
自分の生存にとって
利益になるか
害になるか
そのどちらでもないか
とっさに
評価処理されるのです
扁桃体で評価された
処理結果は
自律神経機能や
ホルモン分泌の中枢である
視床下部へ情報が送られます
もし、この時に
「これは害になる!危険だ!」
と扁桃体が評価し
情報を送れば
交感神経は優位な状態
になるわけです
ついでに
中脳にも危険情報が送られて
すくみ上がる
という行動が引き起こされます
これらのストレス反応が
強く出た状態が
前回まで
何度も話にでた
闘争逃走ストレス反応
です
さて、
では最初に行われた
扁桃体での
快か、不快か、どちらでもないか
の情報処理は
何を基準にして
行われているのでしょう?
その1つは
遺伝子レベルの
生まれつきのもの
もう1つは
経験から得られた
学習によるもの
です
例えば
まだ生まれてすぐの
赤ちゃんでも
大きな音で
すぐ泣く子もいれば
全く気にしない子もいて
個人差がありますよね?
どんなことを快として
どんなことを不快とするか
また
その情報に対して
どのくらい敏感に
どのくらいの強さで
反応するかは
生まれつきの
脳の反応で
個人差があるのです
(あんまり敏感で反応が強いと、HSCなんて呼ばれますね)
HSCを生き辛くするものは?敏感な子供たちと肯定的育児の効果
でもこれは
永遠に変わらない
わけではなく
その後の
学習によって
変わっていきます
例えば
最初は犬に対して
危険と脳が判断して
めちゃくちゃ怯えていても
犬と関わって
良い経験を重ねれば
脳がそれを学習、記憶して
犬を見た時に
脳は快と判断するようになり
喜んで近づくように
なるかも知れません
その逆も然りで
最初は犬を見て
脳が快と判断した結果
喜んで近づいても
もしそこで
噛まれるなどの
害となる経験をすれば
その後は
脳が犬を危険と判断して
近づかなくなるかも
知れません
犬が本当に
危険かそうでないかの
事実は関係なく
経験からの学習が
影響を与えるんです
このように
生まれつきの脳の反応と
経験による学習の
両方から
扁桃体は
入って来た情報を
処理しています
私は
足の多い虫が
怖いわけですが
個人的に
足の多い虫から害を受けた
記憶はないし
これに関しては
同じような人が多そうなので
もしかしたら
人間の進化の過程での
学習の結果で
遺伝子レベルの
不快感なのかも知れません(笑)
まあ、
「特定の虫が怖い」くらいの
問題なら
実生活にあまり害はないし
克服する必要性も
感じていません
でも、例えば
人と関わるのが怖いとか
特定の場所に行けないとか
社会生活に
支障が出るような
ことだったら
それが
恐怖症というほどの
強さでなかったとしても
克服出来るならしたい
ですよね
では、
どうしたらこういった
扁桃体が
無意識レベルで
不快と認識しているものを
快、または、どちらでもない
ものとして
認識出来るようになる
のでしょう?
「これは怖がる必要のないものだ」
という知識を仕入れて
論理的思考で
克服することも
不可能ではないでしょうが
恐怖を司る
扁桃体は
論理的思考を司る
大脳新皮質より
古くから人間に備わっていて
反応しやすいため
怖いという感情を
論理的思考で克服するのは
簡単ではありません
扁桃体の反応を
修正するのに必要なのは
知識よりも
「これは怖がらなくて大丈夫だ」
と言う
経験と学習です
成功体験を重ねる
こと、とも
言えるかも知れません
でも
成功をすれば
学習が変わるかと言えば
実はそうでもありません
「成功=成功体験」ではない
のです
ということで次回
怖いものを克服するために
どうやって
学習を塗り替えるか
書いていこうと思います
次回も是非
読んでみてください
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
少しでも
恐怖のメカニズムを知る
お役に立てたら
幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
興味を持っていただけたら
是非フォローよろしくお願いします
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