心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強しつつ
カウンセリングもしております
いちご大福と申します
前回は
漸進的筋弛緩法について
記事にしましたね
緊張や不安で
無意識に
体に力が入っているときに
意識的に
体の力を抜いて
気持ちをリラックスさせるやり方
について
説明しました
試験や発表会など
子供にとって大切な場面で
子供が極度の緊張で
ベストパフォーマンスが
出来ない状態
になっているとき
なんとかしてあげたい
と思うのが
親心ですよね。
子供に限らず
教え子や部下など
他者が極度の緊張状態に
陥っているときに
サポートしたいと思うことは
あると思います
今回は前回までの応用で
他者の緊張状態を和らげるサポート
について
書いていきますので
是非、読んでみて下さいね
また、もう一年前の話ですが
Re・rise Newsさんから
インタビューを受けました
インタビューの様子は
動画で配信されています
カウンセリング以外では
顔出ししてないので
私の顔が見られる
ちょっと珍しい動画です
改めて見ると
まとまりのない話を
しちゃったなって感じなんですが(笑)
せっかくインタビュー受けたので
良かったら見てみて下さい
オンラインカウンセリングを
ご希望の方は
詳細を公式LINEで
説明していますので
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よろしくお願いします
(登録してもいきなりカウンセリングとは
なりませんので安心して下さいね☺︎)
今回のポイント
余計なストレスは加えない
オキシトシンがストレスを和らげる
対処法を教える
前回までは
自分自身が緊張で
頭が上手く働かないときに
どうしたら
冷静な状態に戻れるか
書いて来ましたが、
今回はその応用で
自分以外の誰か(特に子供)が
緊張で取り乱しているときに
周りが出来るサポート
について書いていきます
試験や、試合や、発表会など
子供にとって
大切な場面なのに
子供が
緊張や不安や焦りのせいで
冷静さを失い
興奮してしまって
ベストパフォーマンスが
出来ない状態
に陥っているのを見たら
親としては
自分のことではないからこそ
何も出来ずに
見守るしかなくて
ハラハラするし
もどかしい気持ちになることも
あると思います
結局は子供の問題なので、
興奮状態の子供を
私たちが
強制的に正常に戻す
みたいな方法はないのですが
子供が冷静な状態に
戻れるよう
手助けすることは出来るので
今回は
そんな手助けの方法について
書いていきます
まず初めに
重要なおさらいです
子供が緊張で
冷静じゃない状態のとき
それは
大人の場合と同様で
闘争逃走ストレス反応
を起こしています
ようするに
緊張や不安という
強いストレス
によって
脳が冷静じゃない状態に
なっています
なので
この状態の子供に対して
「少し落ち着いて!」
「そんなんじゃ失敗するよ!」
みたいに
イライラした態度や
ネガティブな言葉で
更なるストレスを加えるのは
逆効果です
ストレス反応が
悪化するリスクはあっても
改善することはない
ので、やめましょう
また
この状態の脳は
論理的思考や
自己コントロールが
出来ない状態なので
理屈や正論で
言って聞かせようとしても
通用しません
では、どうすれば
闘争逃走ストレス反応が
おさまるかというと
根本的には
大人の場合と
やることは同じで
交感神経優位の状態を
副交感神経優位の状態に
すればOKです
とは言え
前回までの記事で書いたような
呼吸法や筋弛緩法を
興奮状態の子供に
教えてやらせるのは難しい
ですよね
まずは子供が
話を聞けるくらいまで
落ち着かせる
必要があります
その手段として
利用するのが
オキシトシンです
オキシトシンには
副交感神経を優位にする
作用があり
ストレスや不安を低減させる
効果があります
では、どうしたら
オキシトシンは分泌されるのか?
詳しくは
過去の記事にあるので
そちらを読んで
もらいたいのですが
簡単に説明すると
オキシトシンは
他者を思いやったり
他者から思いやられたり
することで
分泌されます
子供(他者)の緊張を
和らげたい
という
思いやりがあって
この記事を読んでいる
皆さんにとって
オキシトシンの利用は
持ってこいの
サポートです
では、具体的に
どんな行動が
オキシトシンの分泌を促すのか?
いくつか例を挙げると
- 抱きしめる
- 体を撫でる
- 手を握る
- 目を見つめる
- 優しい声で話しかける
大切なのは行為よりも
「相手の苦痛を和らげたい」
という思いやりが
相手に伝わることです
伝わらなければ
どんなに思いやっていても
効果はありません
なので、もし子供が
抱きしめられたり
手を握られたりすることに
抵抗があるようなら
それは逆効果になるので
やめましょう
無理矢理抱きしめて
思いやりを押し付けても
逆にストレスになってしまうかも
知れません
優しい声で
「不安だね、緊張するよね。
でもきっと大丈夫だよ」と
声をかけて
需要的な態度で
ただ側にいるだけでも
相手が思いやりを感じられれば
効果はあります
ちなみに、この
オキシトシンを利用した
ストレスを緩和する対応は
癇癪やパニックを
起こした時や
激しく落ち込んでいるときにも
効果がありますし
子供だけでなく
誰にでも効果があるので
是非、子供以外でも
ストレスで辛そうな人を見たら
試して見て下さい
さて、
オキシトシンの分泌で
子供のストレス状態が
少し緩和されたら
前々回の記事で紹介した
呼吸法を教えて
やらせてみて下さい
ストレスを軽減させる
呼吸法は
すごくシンプルに説明すると
ゆっくり5秒で吸って
ゆっくり5秒で吐く
というものですが
相手が子供で
しかもまだ
緊張で興奮状態の場合
言葉だけで説明しても
実践するのは
難しいと思うので
出来るなら
正面で視線の高さを合わせて
「一緒にやってみよう」
と優しく言って
大人がゆっくり5秒数えて
子供が呼吸を整えるのを
助けてあげてください
この時、
口調はとても優しく穏やかに
手を握れるなら
優しく握りながら出来ると
効果は高くなります
最初は呼吸が
早くなっているので
上手く出来ないし
まだストレス状態なので
「できないよー」と
なってしまうかも知れませんが
(うちの子は最初の頃こんなんでしたw)
焦らせる必要はないので
「上手く出来なくても大丈夫だから、
もうちょっとやったら楽になるよ」
と優しく言って
何度か繰り返しましょう
呼吸と一緒に
ストレス反応も
徐々に落ち着いていきます
また、
緊張でガチガチに
力が入っているようなら
前回記事にした
漸進的筋弛緩法も
試して下さい
全部出来るなら
それがベストですが
時間がかかるし
難しい場合もあるので
力んでしまっている箇所だけでも
ぎゅーっと力を入れて
パッと力を抜く
をやらせてあげると
多少は力が抜けて
楽になります
いずれのサポートも
肝心なのは
子供を楽にしたいという
こちらの気持ちが
伝わるように対応することです
呼吸法も、筋弛緩法も
「楽になるからやってみよう」
と誘っても
子供が
強く拒否するようなら
無理にさせない
でください
一番重要なのは
子供があなたといて
安心できることです
とにかく優しくして
ストレスの少ない状況に
してあげましょう
子供は元々
大人よりも脳が未熟で
ストレス反応を起こしやすいです
大人だって
子供の感情にあてられて
不安になったり
イライラしたり
してしまうのも分かりますが
(めっちゃ分かりますが)
自己コントロールを
失った子供を
サポート出来るのは
この知識を得たあなただけです
是非、
菩薩の気持ちで
試して見て下さいね(笑)
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
お子様のサポートの
お役に立てたら幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回は
成功体験がトラウマを変える
という内容を
書いてみようと思います
興味を持っていただけたら
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