心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強中の
いちご大福と申します
前回は
HSPとは何かについて
記事にしました
近年よく耳にする
HSPについて
心理学の視点から説明し
その特徴などを書きました
今回は
HSC(感受性の高い子供たち)
について記事にしようと思います
HSCは
HSPの子供版
という感じですが
発達の途中である
子供たちは
大人よりも周囲の影響
特に
親や教師などからの影響を
受けやすいので
注意が必要です
子育て中の方や
子供と関わる仕事をされてる方は
是非読んでみて下さいね
また
オンラインカウンセリングも
承っています
詳細は公式LINEで
説明していますので
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今回の内容感受性の高い子供たち
HSCと神経系
肯定的育児がHSCを適応的にする
前回、HSPについて
視覚、聴覚、臭覚、触覚
ひいては
人や環境への
感受性が高い人
と言う風に説明しました
一般的な人が
何とも思わないような
刺激に対して
良い感覚、または悪い感覚を
持ちやすく
またその感じ方が強い
などの特徴があります
そういった
刺激に対する強い感受性を
持った子供たちのことを
HSC(Highly Sensitive Child)
と呼びます
例えば
大きな音や騒がしい所を
極端に嫌ったり
人の視線を気にするため
人から見られていると
勉強などのパフォーマンスが
とても下がったり
口の中も敏感なので
食感の影響による
食べ物の好き嫌いが強かったり
肌触りや締め付け具合など
着心地を気にして
着れない服や好きな服があったり
などなど
子供によって違いますが
感受性が高いために起こる
様々な特徴があります
また、
イギリスで収集された
高敏感者のデータによると
大人はHSPが2割程度
であるのに対して
子供では3割くらい
存在するという結果になったそうです
大人と同様
HSCも病気ではありません
ただ、子供の場合
大人からの影響が大きいため
気を付けないといけない
面があります
例えば
子供は大人に比べて
感じたことを素直に表現する
傾向があるためか
その独特な感受性を
発達障害と誤認されてしまう
場合があります
実は
自閉症の子供は
感覚特異性を持つことが多い
と言われています
感覚特異性とは
感覚が極端に敏感だったり
逆に鈍かったり
刺激を求める傾向が強かったり
逆に回避したりなど
一般的な感覚とは
少し異なった感覚を
持っていることを指します
自閉症だけでなく
ADHD傾向の子供にも
感覚過敏や感覚過剰反応性など
見られる場合があるようです
こういった特徴が
HSCの特徴と
被ることがあるため、
高敏感なゆえに
他の子が気にならないことが
とても気になって
特異的な反応を示したり
他の子と同じように
行動するのが難しかったりすると
親や教師などが
その行動だけを気にして
「この子は障害があるのかも…」
と心配してしまうことがあるのです
また、
イジメや友人トラブル、学力などに
問題があるわけでも、
発達に問題があるわけでもないのに
高敏感が原因で
不登校気味になってしまう子供も
中にはいるそうです
そもそも
HSCの子供は
感覚が敏感なために
寝つきが悪かったり
好き嫌いが多かったり
環境の変化を極端に怖がったり
することもあるため
親としては
子育てに難しさを感じることも
多いようです
さらには
子供のそういった
独特の感覚を理解するのが難しい
ために
「気難しい子供」とか
「わがままな子」など
ネガティブなレッテルを
貼ってしまうこともあります
まだ子供で、
自分の敏感な感覚に
上手く対処出来てないだけなのに
他の子と違うとか
大人の期待と違う
というだけで
大人が
過剰にネガティブな反応を
してしまうと
HSCの子供は
より一層生きづらさを感じることに
なってしまうかも
知れないのです
HSCのような高い感受性は
生まれつきの気質として
考えられています
その原因は
まだ明らかではありませんが
どうやら
神経系が影響しているらしい
ということは
分かってきています
例えば
ドーパミン作動性神経伝達や
セロトニン伝達に関わる
遺伝子の影響を
示唆する研究があります
また、
お腹の中にいた期間が
32週未満で生まれた場合、
満期で生まれた場合に比べて
感覚過剰反応になる傾向がある
という研究もあります
他にも
HSCとなる原因が
神経系の成熟具合と関係している
ということを示唆する
複数の研究が
存在しているようです
つまり
HSCは脳や神経など
持って生まれたものの影響で
教育など
後天的なもののせいではなく
また逆に
教育などでHSCを
治すことも出来ない
ということです
子供があまりに敏感で
他の子が気にしないことを
気にしすぎて
周囲と同じように
行動出来ない場面が多過ぎると
親としては少し心配
になりますよね
「他の子と同じように行動して欲しい」
「もっと強くなってもらいたい」
なんて思って
ちょっと厳しく
「気にしすぎだよ!」
「そのくらい大丈夫だから」
のように言ってしまうことも
あると思います
でも
そんな風に厳しく接して
周りの子と同じように
させようとしても
生まれつきの感受性の高さは
治ったりしません。
というか
治すものでもありません
HSCは病気ではなく
あくまで気質で
それ自体
悪いものじゃないのです
そして
子供の感受性の高さを
親が受け入れられず
否定的に接してしまうと
HSCの子供たちは
かえって
社会に適応しづらくなる
という研究もあります
HSCの子供は
良くも悪くも
環境の影響を受けやすい
と言われています
親や養育者が
HSCの子供に対して
その高い感受性に
ネガティヴな評価をしたり
子供の気持ちに寄り添わない
否定的な言葉をかけたりと
否定的な育児をすると
癇癪や
落ち着きのなさなどの
外在化問題が大きく増える
ということが
分かっています
また、HSPの人は
子供の時の親との関係が否定的
であるほど
大人になってからの
人生満足感が低い
という研究結果もあります
逆に
親や養育者が
子供が困難を感じたときに
励ましてサポートしてあげたり
子供が頑張ったことに対して
沢山褒めてあげたりと
HSCの子供に対して
肯定的な育児をすると
癇癪や
落ち着きのなさなどの
外在化問題は大きく減り
笑顔に対する
共感性が高くなる
など
良い効果が見られるそうです
他にも
抑うつ防止プログラム
というもの実施したときに
効果が大きかったのは
HSP傾向の強い人たちだった
という研究もあります
感受性が高いと言うのは
悪いことではなく
悪い環境では
悪い影響を受けやすく
良い環境では
良い影響を受けやすい
ということ
HSCでなくても
子供に批判的に接するような
否定的な育児は
子供にとって
良くない影響があることは
様々な研究から分かっていて
肯定的な育児が
子供を適応的にすることは
明らかなことです
その影響が
HSCの場合はより大きい
ということ
感受性の高さ以外にも
子供は色々な
気質を持っているし
得意なこと、苦手なこと、
ちょっと変わっているところも
子供それぞれあるため
つい周囲と比べて
他の子との違いに気付いたときに
自分の子供に
ネガティヴな評価をしてしまう
そんな気持ちも分かります
でも
違いは違いでしかなく、
それで全て決まることは
ありません
他の子との違いを
無理になくそうとしても
元々の気質が変わることは
ありません。
違いをなくすことより
その子がどうしたら
その子のまま、楽に生きられるか
その子に合った生き方を
見つけられるように
肯定的にサポートしてあげられたら
HSCだけでなく
どんな気質の子供でも
生きやすくなると思います
親も人間なので
つい批判的なことを
言ってしまうこともあると思いますが
少しずつ
子供の気質を受け入れて
肯定的な育児を意識してもらえたら
幸いです
もし
自分自身も辛いことが多くて
子供と肯定的に向き合う
心の余裕がない
という、そんな方は
私が話を聞きます
現在、研修期間を終えて
オンラインカウンセリングを
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もしよければこちらの記事もお読みください
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
HSCの子供でも
そうでなくても
肯定的な育児を意識する
きっかけになれば幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回は
性格診断とその捉え方について
書いてみようと思います
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