心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強中の
いちご大福と申します
前回は
6つの気質特徴について
記事にしました
人には
6つの気質特徴がある
と言われているのですが
前回は
それぞれの気質について
具体的に説明しつつ
子育てで重要なのは
その子の気質を
否定せずに受け止めて
その子が生きやすい生き方を
自分で見つけられるように
サポートしてあげること
というようなことを
書きました
同じような気質を
持っていても
大人になった時に
同じような性格になるとは
限りません
では何が
性格を分けて行くのか?
今回はその辺を
書いてみようと思います
性格は変えることができるので
子育て中の方はもちろん
大人の方も是非
読んでもらえたら嬉しいです
また
オンラインカウンセリングも
承っています
詳細は公式LINEで
説明していますので
興味を持っていただけたら
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今回の内容
性格は遺伝?環境?
性格を変えるもの
自分の世界は自分で変えられる
個人の差は
遺伝によるものか
それとも
環境によるものか
その研究は
性格だけに限らず
知能や、芸術やスポーツの才能
自尊感情の高さなど
様々な面で研究されてきました
そして
その研究の中で
よく扱われているのは
双生児研究
つまり
双子を扱った研究です
双生児研究では
一卵性双生児は
遺伝子が100%同じであり
二卵性双生児は
50%だけ同じである
ということを利用して
遺伝による影響と
共有した環境による影響、
そして
それ以外の要因による影響
がどのくらいあるのか
調べています
そして
膨大な双生児研究から
様々なことが分かってきています
例えば
知能も才能も性格も
どの項目においても
遺伝の影響がゼロであるものは
一つもないこと
IQに関しては半分が遺伝の影響で
年を重ねるにつれて
遺伝の影響が大きくなること
スポーツや音楽の才能は
8割くらい
遺伝の影響があること
自尊感情については
3割くらいしか
遺伝の影響がないこと
そして
性格に関しては
半分が遺伝の影響で
半分がそれ以外の要因の影響であること
などです
今書いてる一連の記事で
生まれて持った
つまり
遺伝子による感じ方や行動の特徴を
気質と呼ぶと
説明していますが
つまり
性格の半分は
気質による影響があるけど
もう半分は
気質は関係ない
ということです
そして
いくつか大切なことを
申し添えておくと
遺伝子は
持っているからと言って
必ず発現するものではありません
一卵性双生児で
同じ遺伝子を持っていても
発現する場合と
しない場合があるのです
つまり例えば
親や兄弟で
同じ遺伝子を持っていても
知能や性格や才能が
似るとは限らないということ
また
どの項目においても
必ず遺伝の影響があると
書きましたが
逆に
遺伝の影響が100%のものも
1つもありませんでした
要するに
遺伝の影響は確かにあるけど
遺伝で全てが決まるものもない
ということです
双生児研究では
遺伝の影響と
共有した環境の影響と
それ以外の要因による影響を
調べていると書きましたね
そして性格に関しては
遺伝の影響が半分で
残りはそれ以外の要因
と書きました
実は
双生児研究では
双子が共有した環境による影響は
性格にはあまり関係ない
という結果が出ているのです
ただこれは
養育環境が子供の性格に
影響を与えないという
ことではありません
双生児研究では
双子で似ているものは
遺伝と共通の環境によるもの
としてその割合を計算し
似てない部分は
それ以外の要因によるもの
(例えば個別の経験や努力など)
として計算しています
つまり
双子が似てる理由は
遺伝か共通の環境によるけど
似てない理由は
何かは知らないけど他の要因
って感じの計算なんです
また、
共通の環境というのも
あくまで
双子間でまったく同じだった環境
を想定した変数であり
同じ家庭で育ったからといって
まったく同じ経験をするとは限らないため
共通の環境がそのまま
養育環境という意味ではない
のです
双子といえど、
同じ家で育ったといえど、
子供の環境を
完全にコントロールすることは
できないこともあり
双生児研究で
性格に関しては
似てるところは、遺伝の影響で
似てないところは、その他の影響で
共通の環境によって
性格が似るというわけではない
という結果になっているのです
ただ
学業成績や一般知能(IQ)などは
遺伝による影響や
それ以外の影響だけでなく
共通の環境による影響がある
という結果が
得られています
例えば
親の関わり方や
どんな学校に入って
どんな習い事をしたかなど
そういった
双子の共通した環境が
共通した結果に繋がりやすい
ということ
では
なぜ性格に関しては
共通した環境の影響が
出にくいのでしょう?
確かに
双子で同じ家庭に育っても
同じ経験をするとは限りませんが
共通する部分もあるはずです
その答えとして
1つ考えられているのは
体験したことそれ自体より
それをどう捉えたかが性格に影響する
ということです
例えば
双子がかけっこをしたときに
片方が転んだとして
それはたまたま
石につまずいてしまった
だけだったのに
誰かが
「あなたはドジだなあ」みたいに
転んだのはその子の問題であるかのように
言ってしまったとします
そして、もしその子が
とても素直にそれを受け止めて
「自分はドジなんだ」
と思ってしまったら
その子はその後
誰でも経験するような
ちょっとしたドジを経験するたびに
「自分はドジだから」と
捉えるかも知れません
その結果
慎重に行動するように
なる場合もあれば
失敗を恐れて
そもそも挑戦しないようになる
可能性だってあるでしょう
かたや、転ばなかった
双子の片割れは
特に自分をドジだと思うこともなく
同じように
誰にでもあるドジな経験をしても
「今回はちょっと失敗しちゃった」
くらいに捉えて
必要以上に自信をなくさず
失敗したことにも
恐れず挑戦していくかも知れません
双子が同じように
同じ回数転んだとしても
それぞれが
それをどう捉えるかで
2人の経験する環境は変わってくるのです
これは少し
極端な例えでしたが
でも
物事をどう捉えるかで
行動や感じ方の傾向
つまり
性格が変わってくるのは事実です
そして
人間はとても複雑なため
例え双子であっても
様々な影響を受けて
物事の捉え方は変わってくるでしょう
同じ体験をしても
同じように捉えないなら
そもそも
共通の環境というのは存在し得ず
というのも納得できる話です
ここまで
主に双子について
書いてきましたが
これは
双子じゃなくても
同じことです
性格に関して
遺伝の影響、つまり
生まれて持った気質の影響は半分で
あとの半分は
経験と、その経験をどう捉えるか
で変わってくるのです
双子でも親子でも兄弟でも
遺伝の影響で
似てるところもあれば
遺伝は関係なくて
全然似てないところもある
そして
その性格の違いをわけるのが
捉え方の問題なら
それは
自分の意思で変えられる可能性がある
ということです
自分は生まれつき
こういう性格だから仕方ない
うちは親が悪かったから
この性格は一生直らない
なんてことはないのです
むしろ
自分は変わらないと思うことが
変わることから
自分を遠ざけてしまいます
もし
今の自分の性格で
生きづらさを感じているなら
自己概念や
極端に偏った考え方のくせを
生きやすいように変えることで
性格は変わっていきます
ネガティヴ過ぎて辛いけど、前向きにもなれない…自己概念を修正しよう!
ただ自己概念は
これまでの色々な経験から
作り上げてきた
「自分に関する知識」なので
そんなに簡単に
変えられないのも事実です
そして
自分に関する知識を
形成する段階には
親の影響がかなりある
と言えるでしょう
例えばさっきの例の
「あなたはドジだなあ」
のような発言
この子は
私に似て要領が悪い
誰に似たのか根性がない
わがままで困る
本当に甘ったれなんだから
などなど
私も子育てしてると
周りの子育て仲間の口から
たまに聞こえてくるのですが
親としては
何の気なしに呟いた
もしかしたら
謙遜のつもりで呟いた
そんな一言を
子供はしっかり
聞いているものです
そしてそれは、子供の
自分に関する知識
つまり
自己概念の1つになってしまい
その子の
経験に対する捉え方を
そういうものにしてしまい
それによって
性格が作られてしまう
かも知れないのです
もちろん
親以外の影響だって
全然あります
でも
子供の周りの影響を
全てコントロールすることは
それこそ出来ません
だからこそせめて
お子さんがいる方
あるいは教育に携わる方は
子供の気質や
ほんの一部の行動だけを見て
その子の人格自体を
悪いように評価するのは控えて
出来るだけ
肯定的な評価をしてあげるように
心がけてあげて欲しいのです
そして何より
気質や、持って生まれた才能は
確かに人によって違うけど
それで何かが
決まってしまうことはない
ということも
伝えてあげてもらえると
良いなと思います
性格以外のどんな要素も
生まれつきのもので
全てが決まるわけではなく
はたまた
育った環境で
決まるわけでもなく
努力や工夫や考え方で
変えることができる
ということを知っていれば
自分の未来を
自分で切り開ける人間に
なれるかも知れません
最終的に
どんな人生を歩むかは
子供次第ですが
出来れば
子供が生きやすいように
サポートしてあげられたら
良いですよね
もし今
子育てに関して悩まれている方
または
自分の性格について悩まれている方
そんな方は
私が話を聞きます
現在、研修期間を終えて
オンラインカウンセリングを
承っております
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なりませんので安心して下さいね☺︎)
もしよければこちらの記事もお読みください
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
自分の性格
あるいは
お子さんの性格に関して
生きやすいように
参考にしてもらえたら
幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回は
HSPについて
書いてみようと思います
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