心理学で人生を楽にしたい!
そんな目線で心理学を勉強中の
いちご大福と申します
前回は
気質と性格の違いについて
簡単に記事にしました
生まれた時から大人になっても
変わらないその人の特徴を
気質と呼び
気質をもとに
周囲の影響や経験を通して
作られ、変化していく特徴を
性格と呼ぶ
ということを
書きましたね
書こうと思います
気質とは
生まれてもった
その人の特徴のことを指しますが
これは
良い悪いで評価するものでは
ありません
ただ
やはり中には
親が育てにくいと感じる特徴も
存在します
でも
だからといってその子が
問題のある子になるというわけでは
ありません
親がその子の気質を受け入れて
その子に合わせた
接し方をすることで
その後の、その子の
性格が変わってくるという
データも存在します
気質の測定は
基本的に小さい子供でしか
測れないものなので
特に
小さいお子さんがいる方は
子育ての参考にしていただけたらと
思いますが
気質は
性格のベースとして
一生続くその人の特徴なので
子育てに関係ない方も
参考までにご自分に当てはめて
読んでみていただけたらと思います
また
オンラインカウンセリングも
承っています
詳細は公式LINEで
説明していますので
興味を持っていただけたら
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今回の内容6つの気質の特徴
良い悪いの評価ではない
親の接し方でその後が変わる
前回の記事で
簡単に気質について
書きましたが
改めて説明すると
気質とは
生まれつきのその人の
感じ方や行動の特徴
のことを指します
気質は基本
大人になっても変わらず
気質をベースにして
性格が作られていくと
考えられています
大人になって現れる
その人の特徴は気質ではなく、
経験を通して身につけた
性格になってしまうので
気質の特徴は
小さな子供でしか
基本的には測定できません
前回も書いたように
気質の測定方法などは
まだ議論が続いているところでは
ありますが
おおむね
6種類の気質特徴がある
という方向で
まとまってきています
そして
私の読んだ論文の中で
一番信頼性が高いと感じた論文から
6つの特徴を挙げると
以下の通りです
- 否定的感情反応 (不機嫌さ)
- 神経質 (敏感さ)
- 順応性 (慣れにくさ)
- 外向性 (活発さ、社交性の高さ)
- 規則性 (規則性の高さ)
- 注意の転導性 (切り替えの良さ)
これらの気質特徴は
それぞれの特徴に関わる質問に
どのくらい自分の子供が
当てはまるか
1〜4の評価で親が回答して
平均点を計算して出します
ここまでは前回
おおむね書いた内容ですが
今回は
この6つの特徴について
もう少し掘り下げて書こうと思います
1の否定的感情反応は
簡単に言うと
不機嫌になりやすさ
の指標です
この点数が高い子は
癇癪が激しかったり
不機嫌になりやすかったり
する特徴があります
逆に
この点数が低い子は
穏やかであったり
機嫌が安定していたり
する特徴があります
2の神経質は
敏感さを表す指標です
この点数が高い子は
匂いや周囲の変化によく気が付いたり
注意深かったり
する特徴があります
逆に
この点数が低い子は
親の指示にあまり従わなかったり
変化に鈍かったり
する特徴があります
3の順応性は
新しいことへの慣れにくさ
を表す指標です
この点数が高い子は
人見知りをしたり
新しい場所にいくと少し緊張したり
する特徴があります
逆に
この点数が低い子は
誰にでも懐きやすく
新規の場所でも臆さない
特徴があります
4の外向性は
活発さや社交性の高さ
を表す指標です
この点数が高い子は
体を使った遊びを好んだり
人と遊ぶのを好んだり
する特徴があります
逆に
この点数が低い子は
臆病な傾向があり
大人しくのんびりしている
特徴があります
5の規則性は
生活リズムの安定性
を表す指標です
この点数が高い子は
食事や睡眠など
生活リズムが規則正しい
特徴があります
逆に
この点数が低い子は
生活リズムが安定しない
特徴があります
6の注意の動転性は
切り替えの良さ
を表す指標です
この点数が高い子は
気持ちの切り替えがスムーズだったり
色んなことに気を配れたり
する特徴があります
逆に
この点数が低い子は
1つの遊び、同じ遊びをずっと続けたり
周りを気にせず自分のことに集中したり
する特徴があります
このように、6つの気質は
「この子はどのタイプ」のように
分類するものではなく
どの特徴が
どのくらい高い、または低い
といった見方をします
例えば
私の2歳の子供でやってみると
こんな感じでした
うちの子は
外向性、注意の動転性が高めで
順応性、否定的感情反応は低め
という特徴があるようです
前回も触れたように
この6つの気質特徴は
どれが高い、または低いから
良いとか悪いとか
そういった評価をするのものでは
ありません
ただ、
気質特徴によっては
育てづらさを感じる場面や
逆に育てやすいと感じる場面が
あると思います
例えば
神経質の指標が高いと聞くと
過敏で扱い辛いイメージが
ある人もいるのではないでしょうか
近年、HSCのように
呼ばれる子供たちです
確かに、この指標が高いと
音や匂いなどを含めて
周りの変化に敏感な傾向があるので
緊張が高く
ちょっとしたことで
取り乱してしまうなど
育てにくく感じる場面も
あるかも知れません
でも一方で
人の顔色の変化などにも
よく気づく傾向があるため
大人の指示に素直に従ったり
慎重に行動するため
危険が少なかったりと
育てやすい側面もあります
逆に敏感性が低いと
ちょっとしたことに動じないなど
楽な面もありますが
慎重さを欠いた行動をしたり、
周囲が怒っていたり
困っていたりしても気にしない
などの側面もあります
他にも例えば
外向性が高いと聞くと
社交的でハツラツとして
「元気でいいね」という
面もありますが
「ちょっと落ち着いて〜」
という場面も、あると思いますし
好奇心から
1人でどこかへ行ってしまうなど
目を離せない危険な面もあります
(最近悲しい事件が続きましたね…)
どの特徴も
良い悪いではなく
あくまでその子には
そういう特徴があるという
ただそれだけのことです
そして
どういうのが普通という
概念もありません
みんなそれぞれ
異なった気質を持っています
子育てをしていると
つい他の子と
比較してしまいますし、
特に日本人は
悪い方に評価する傾向が
強めなため
「うちの子は落ち着きがない」とか
「うちの子は社交性がない」とか
「うちの子は泣き虫だ」とか
悪い評価として
それを子供に聞こえるように
言ってしまうことがありますが
子供の持って生まれた気質を
悪いこととして
批判してしまうのは
子供の自尊心を下げてしまう
危険があります
周りと比べて
不安になってしまう経験は
私にもあります
でもそれは、その子の
1つの側面でしかありません
そして気質は
確かに大人になっても
ずっと続くものではありますが
それで
その子の一生が
決まるものではないのです
例えば
順応性(慣れにくさ)が
高いからといって
その子が一生
初めての人とは全然話せず
新しい環境には順応できない
というわけではありません
気質としては
人見知りで
環境の変化が苦手でも
時間をかければ
慣れることが出来ますし
成長していく中で
色んな経験を繰り返して
新しい人や環境に
どうすれば自分が慣れやすいか、
どうやって挑戦する気持ちを
奮い立たせるかなど
自分自身について学習し、
自分の生き方を
模索することができます
気質によって
得意なこと、苦手なことの
傾向があるだけで
出来ないというわけではない
のです
自分に合ったやり方を
見つけることで
人生は生きやすくできます
そして
子供が小さいうちは
親がそれを
サポートすることが出来ます
そのために、まず
親が子供の気質を受け入れてあげる
ことが大切です
例えば
大勢の子供と一緒になって
何かしようという時に
慣れにくさの強い子が
いつもと違う環境に怯えたり
神経質が強い子が
何かを気にして取り乱したり
否定的感情が強い子が
感情的になって癇癪を起こしたりして
周りの子どものように
親から離れて
行動出来なかったりすると
「うちの子は問題があるのかも」
なんて、不安になることも
あると思います
確かに
障害があってそうなっている
ケースもありますが
小さいうちは
単に気質の影響ということが
十分に考えられます
そして、その場合
感情のコントロールを手伝うことで
周囲に適応しやすくなる
可能性があります
感情のコントロールとは
「怖がらないで行ってきなさい!」とか
「そんなの気にしなくて大丈夫だから!」とか
「わがまま言わないで我慢して!」みたいに
子供の気持ちを抑えつけて
無理に何かをさせることでは
ありません
むしろこれは
感情を余計にコントロール不能にする
リスクすらあります
子供の負の感情を
落ち着かせるためには
「新しいところで不安なんだね」
「あれが気になって怖いんだね」
「これが嫌なんだね」
のように、
親が
子供の感情を受け止めて
共感を示す方が効果的です
不快な気持ちを取り除く
手助けをすると
親は子供の安全基地として機能し
子供は怖いながらも
徐々に親から離れて
苦手なことに向かっていけるように
なっていきます
親が出来るのは
子供を安心させて
励まし背中を押してあげることです
そして
そういった経験を繰り返し、
自分で感情のコントロールを
出来るようになれば
子供自身で
自分の生きやすい生き方を
見つけられるようになるはずです
このように、
親の関わりが
子供の性格を適応的にする
手助けになることがあります
子供が自分にしがみついて
中々離れず
周囲に溶け込めないと
親も不安になってしまい
無理にでも引き離して
子供の輪の中に入れなければと
焦ってしまうこともあると思いますが
無理に周りと同じように
させる必要はありません
子供の気質によって
ベストな接し方や育て方は
変わってきます
他の人と同じように
子育てしても
気質が違えば同じように育つとは
限らないのです
この子はこの子だと
子供の気質を受け入れて
肯定的にサポートすることで
子供は生きやすい生き方を
見つけやすくなると思います
もちろんこれは
決して簡単なことでは
ないと思います
子供の気質を受け入れて
取り乱している子供に
共感を示すというのは
大人側もかなりの
自己コントロールが必要です
もし
子供との関わりで
難しさを感じているという
そんな方は
私が話を聞きます
現在、研修期間を終えて
オンラインカウンセリングを
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(登録してもいきなりカウンセリングとは
なりませんので安心して下さいね☺︎)
また、
2〜3歳前後の小さいお子さんがいる方
に限りますが
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お子様の気質チェックも承ります
興味のある方は是非
お申込み下さい
もしよければこちらの記事もお読みください
今回はここまでです
いかがだったでしょうか?
お子様の気質を考える
きっかけになれば幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回は
子供の性格に影響を与えるもの
について書こうと思います
興味を持っていただけたら
是非フォローよろしくお願いします