心理学で人生を楽にしたい！
そんな目線で心理学を勉強中の
いちご大福と申します
前回は
性格を作るものについて
記事にしました
双子研究から見えてくる
性格を作っているもの
それは
生まれつきの気質だけではなく
経験をどう捉えるかという
後天的に変えられるものが
半分を占めている
というような内容を書きました
気質関連で
試しにHSPについても
複数の論文を読んでみたので
書いてみたいと思います
自分はHSPかもと思ったり
HSPだという人が周りにいたり
HSPについて気になる方は
是非読んでみてください
また
オンラインカウンセリングも
承っています
詳細は公式LINEで
説明していますので
興味を持っていただけたら
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今回の内容
HSPとは？HSPの特徴気質は人それぞれ
まずは
HSPとは何かについて
書こうと思います
HSPとは
専門的な言葉でいうと
感覚処理感受性(Sensory-Processing Sensitivity)
の高い人のことで
Highly Sensitive Personの略です
とても簡単に言えば
高い敏感さを持った人たち
って感じなんですが
ここでいう
敏感というのは
刺激に気付くか、気付かないか
という
単純な感覚が敏感
ということではなく
知覚した刺激が
気になるか、気にならないか
という
刺激に対する脳の処理が敏感
ということです
HSPは
エレイン・アーロンという
アメリカの心理学研究者によって
1991年に提唱された概念で
彼女によって
27項目の質問に答える
HSPスケールも作られていて
今では日本を含め
世界で研究されている
テーマでもあります
ただ
ちょっと難しい話をすると
彼女の作ったHSPのテストは
のちの研究によって
一部信頼性に問題ありとされ
今は質問数を減らした
短縮版などが使われることも
多いようです
また
英語で作った質問紙を
日本語に直訳して使用すると
これまた精度が落ちるため
日本人の研究者により
19の質問に答える
日本版のHSPスケールも
存在しています
ただ、
この日本版HSPスケールも
エレインのものを参考にして
作成しているため
やはり一部信頼性に問題がありますし
なによりこれ、
何点以上の人はHSP
というテストではなく
大勢の人の中で
1標準偏差以上の人を
HSPとみなす
みたいな使い方をするのが一般的で
簡単に言うと
調査した人たちの中で
上から16%くらいに入る
高敏感な人をHSPとする
って感じなので
比較対象になる
「調査した人たち」がどんな人達かで
自分がHSPに入るかどうか
変わってきます
例えば
女性は男性に比べると
高敏感な結果になりやすい
らしいので
全員女性でテストしたら
HSPの結果じゃない人が
自分以外は全員男性の中でテストしたら
HSPという結果になる
なんてことが起こるわけです
なんでこんなことに
なるかというと
このテストは
研究調査用のテストで
あなたはHSPですよという
診断テストではないからです
よくネットとかで
HSP診断みたいなのを
見かけますが、
あれは
質問内容的には
HSPスケールを用いてるけど
あれでHSPかどうか
分かるというものではありません
多くのものが
はいかいいえで
答えるようになってますが
実際のテストは
非常に当てはまる〜全く当てはまらない
の7段階評価ですしね
心理学の診断テストって
そんなに単純なものでは
ないのです
ただ
HSPは病気ではなく
気質の一つだと言われているので
そもそも
診断する必要もないのかも
知れません
もし簡易テストで
たくさん当てはまったら
「私は敏感な方なのかもなあ」と
自分の性質の１つとして
捉えてもらえばいいのかなと
思います
HSPと聞くと
「神経質」「内気」のような
イメージを持つ人も
いるのではないでしょうか
確かに中には
そういうHSPの人も
いるかも知れません
でも実際には
HSP＝「神経質」「内気」
というわけではないのです
HSPは
刺激に対する感受性の高い人
と言い換えることも出来ます
単に刺激に
気が付くということではなく
刺激に対して
良くも悪くも
心的に反応しやすいのです
刺激というのは
聴覚、視覚、臭覚、触覚
などのことを
指しているのですが
刺激に心的に反応する
というのは
刺激を嫌うということとは
違います
例えば
何人かで同じ音を聞いたときに
「心地よい」と感じる人もいれば
「不快だ」と感じる人もいるし
「聞こえるけど何も感じない」
という人もいると思います
これは状況によっては
誰でも全ての回答に当てはまる
可能性があると思いますが
HSPの人の場合
他の人に比べて多くの場面で
「心地よい」または「不快だ」と
感じることが多かったり
その感覚が強かったり
するのです
だから
同じ状況でも
他の人が気にならないことを
気にしたりするのですが
それは必ずしも
悪く感じるという
ことではないのです
同じHSPであっても
人によって
この音は好き、この音は嫌い
この匂いは好き、この匂いは苦手
この肌触りが好き、こっちは好きじゃない
というのは違ってきます
中には苦手な刺激が
極端に多い人もいるので
人から神経質だと思われてしまうことも
あるかも知れません
でも逆に
HSPの人の中には
多くの刺激を好む人もいるし
刺激を求めてばかりいる人も
存在するのです
また、他人の
表情や声色などにも
敏感に心が動くので
HSPの人は
共感能力が高い傾向がある
というデータもあり
やはり
良くも悪くも人から影響を受けやすい
という特徴があります
だから
音や匂いと同じように
この人といるのは好き
という人もいれば
この人といるのは好きじゃない
という人もいるだろうし
人といると神経使って疲れるから
大人数の場は避けたい
という
少し内向的なHSPの人もいれば
人からの刺激が好きだから
どんどん新しい人に出会いたい！
という
社交的なHSPの人もいるのです
ただまあ、割合的には
人といると神経を使いすぎて
疲れてしまうという
HSPの人が多いようなので
一般的に内向的なイメージが
付きやすいのかも知れません
このように
HSPは刺激に対して
他の人より心が敏感に反応する
というだけであって
それだけで
良いとか悪いという
ものではありませんし
必ず「こうだ」というのも
ありません
ただ傾向として
環境からの影響を受けやすい
ために
不安になりやすかったり
鬱々としやすかったりするという
研究データもあります
今回、
HSPについて
書いてきましたが
HSPは病気ではなく
気質傾向であり
HSPと言っても
色んな人がいるということを
分かってもらえたかなと
思います
そして
前の記事でも書いてますが
気質とは敏感さだけではなく
6つくらいあると言われていて
その高い低いも
人によって全て違い
そのどれが高くても、
どれが低くても、
良い面も悪い面もあります
敏感すぎて
生き辛いこともあれば
鈍感すぎて
生き辛いこともあるでしょう
逆に
敏感で生きやすいこともあれば
鈍感で生きやすいこともあるのです
大切なのは
感じ方は人それぞれ違っていて
そのどれもが変じゃない
ということを
認識することかと思います
HSPでも
HSPじゃなくても
多くの人にとっては良いことでも
自分にとっては嫌なこと
多くの人が気にしなくても
自分には凄く気になること
多くの人には簡単でも
自分には難しいこと
などは、必ずあると思います
それを
人と違うからというだけで
ネガティヴな評価をされたり
自分でしたりしてしまうと
世界は途端に
生き辛いものになるでしょう
違いは
ただの違いです
他の人と
同じように感じたり
同じように行動したり
出来なくても
あなたが幸せなら
それでOK
今の生き方に不満があるなら
無理に誰かと
同じように生きるのではなく
自分に合ったやり方で
自分が幸せになれる楽な生き方を
見つけてもらえたらなと
思います
もし
自分にとって幸せで
楽な生き方を
自力で見つけるのは難しい…
というそんな方は
私が話を聞きます
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もしよければこちらの記事もお読みください
今回はここまでです
いかがだったでしょうか？
HSPの人にとっても
そうでない人にとっても
生きやすい考え方の参考に
なったら幸いです
最後までお読みいただき
ありがとうございました
次回は
HSC(高敏感な子供たち)について
書いていこうと思います
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