国立病院機構・福岡東医療センターを強化! | 田辺かずきのブログ

国立病院機構・福岡東医療センターを強化!

福岡県は7月1日付で、地元・古賀市の国立病院機構・福岡東医療センター(上野道雄院長)を救命救急センターと感染症指定医療機関に指定しました。


これにより、福岡県の医療体制が大きく強化されます。


1日夜、「救命救急センター・結核感染症センター開設記念式典」が福岡市内のホテルで開催され、地元の県議会議員として市長や市議の皆さんとともに出席しました。


福岡東医療センター式典1


式典では、山﨑建典・副知事や松田峻一郎・県医師会長らから祝辞をいただきました。その後、上野院長が講演。全国的でも先駆的に地域医療体制の強化のために取り組んできた粕屋北部在宅医療ネットワークの拡大、電子カルテの導入推進などを中心に説明されました。


福岡東医療センター式典3


福岡東医療センター式典2
地域医療について講演する上野院長


福岡東医療センターの強化については、県として後押しをしてきました。救命救急センターと感染症指定医療の施設整備などで補助事業を実施。住民の皆さんへの説明会なども病院や市とともに開催、説明を行ってきた経緯があります。


まず、救命救急センターについて。救急医療の提供体制は、患者の症状の重さなどによって初期救急、第二次救急、第三次救急の三段階に区分されます。このうち複数の診療領域にわたる重篤な救急患者を担う三次救急の救命救急センターについて、県はこれまで県内8カ所に整備していました。


一方、北九州市と福岡市の中間地域には救命救急センターがなく、整備が大きな課題でした。県内9カ所目となる福岡東医療センターの指定はこの課題を解決するものです。とても大きな前進となります。


福岡東医療センター1
新たに整備された救命救急センター


また、県として同時に指定した感染症指定医療機関は、国が示した病床の配置基準に基づき、第1種感染症を県全体で2床、第2種感染症を県内4ブロックの合計で64床を整備することが定められています。新型インフルエンザなどの重大な感染症の発生に備え、感染症の医療経験のある医師が勤務し、感染防止のための専用施設、設備を整備します。


今回、福岡東医療センターは第1種2床と第2種10床を整備。これは福岡市立こども病院・感染症センターが辞退を届け出た病床の多くを引き受けたものです。県としては、福岡東医療センターがこれまで培ってきた感染症に関する知見と体制を高く評価しているからこその指定となりました。


福岡東医療センター5


福岡東医療センター4


なお、感染症指定医療機関について、知事は「感染症法に基づき、感染症患者の入院経路の確保とともに、入院治療をしている病室の空気が室外に漏れない構造など、外来者や他の入院患者、医療従事者への感染防止に万全が期され、安全性が担保されている」としています。


福岡東医療センターにおける地域医療体制の強化について、私はこれまで福岡県議会で質問をしてきています。直近では、今年の6月定例会・一般質問で、救命救急センターと感染症指定医療機関の指定を質しました(2014年6月16日付ブログ 参照)。また、2013年2月定例会・予算特別委員会では、粕屋北部の取り組みを挙げながら本県の在宅医療体制の整備推進を提起しています。(2013年3月18日付ブログ 参照)


また、今回の福岡東医療センターの強化に伴い、既に現地視察も実施しています。こちらについては2014年6月25日付ブログ をご参照ください。


引き続き、医療・介護・健康づくりの推進に向け、県政で取り組みます。


   ◇


6月29日は、地元・古賀市の新たな特産品「スイーツコーン」の収穫と販売イベント(2014年7月1日付ブログ 参照)に加え、「第33回みさカラオケ教室 おさらい会」にも参加させていただきました。


最近、古賀市への注目が高まってるのを実感します。30日は古賀駅周辺がテレビに登場。RKB(TBS系列)の「今日感テレビ」で特集されました。とてもありがたいことです!農家の方が栽培する「おかわかめ」や、船原古墳の馬具を再現した「ナダヨシ」の板金加工技術などが紹介されました。


今日感テレビ1


今日感テレビ2

今日感テレビ4

今日感テレビ3


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