池袋駅で痛みと張りを解消するなら、脱力集中整体の田中孝祥です。
「関節が痛い」と感じると、関節そのものが壊れていると多くの人は想像しがちです。
たとえば、膝が痛むと「膝の関節の軟骨がすり減って痛みがでた」とイメージするかもしれません。
しかし、実際に関節自体が損傷して痛みを引き起こしているケースは稀です。
ほとんどの場合、関節を囲む筋肉や腱の炎症、または関節でも滑膜という組織の炎症が原因となっています。

筋肉や腱の痛みと、関節の痛みには違いがあり、対処法も違います。
筋肉や腱の痛みは、主に使いすぎによる炎症が原因です。
特定の動きを使いすぎると、筋肉や腱が微細な損傷をうけ炎症となって痛みが発生します。
このとき痛みをなくすためには、該当の筋肉や腱を使う動きを避けるよう変えることがが大切です。また、テーピングやサポーターを活用して負担を分散させる方法も有効です。
いっぽう関節の痛みは、主に関節周囲の滑膜が炎症を起こすことにより発生します。
関節にかかる負荷が強すぎると、滑膜に炎症が生じ、関節液が増えて動かしにくくなることもあります。
関節は筋肉ではないので収縮するものではないため、使いすぎというよりは負担をかけすぎです。
この場合、対処法としては荷重を減らし、場合によっては関節液を抜くなど、関節そのものにかかる負担を軽減することが求められます。
ちなみに、よく「軟骨がすり減る」と言われることがありますが、軟骨自体は痛みの神経がほとんどないため、軟骨がすり減ってぶつかるために痛みがでるわけではありません。
もし筋肉や腱の痛みであれば、動き方を工夫するだけで痛みが改善されるケースも多いです。
関節に痛みを感じると、どうしても関節そのものが壊れていると考えがちです。
しかし実際には周囲の筋肉や腱、さらには滑膜の炎症が原因となっていることがほとんどです。
痛みの種類に応じて適切な対処法を選べるよう、専門家のチェックをうけて対処していきましょう。
脱力集中整体