今の日本代表のサッカー。

おそらく日本のサッカー界始まって以来というくらい、世界が注目している時期でしょうね。


男子は、W杯3次予選開始、女子はオリンピック出場権をかけた戦いが始まり。

男子はアジアチャンピオンであり、FIFAランク14位。

女子はワールドチャンピオン。


アジアの中では、横綱相撲を取らなければなりません。

どこもが最強チームとして意識して向かってきます。

綱渡りじゃなく、圧倒的な力を示して、予選突破を果たさなければなりません。


金曜日の男子1戦目、日本対北朝鮮。

土曜日の女子1戦目、日本対韓国。


ともに、東アジアで戦ってきた歴史の長いチーム。


男子はヨーロッパで戦う選手が増え本田と長友がケガで欠場、女子はW杯優勝の余波でじゅうぶんな基礎づくりをする時間がなかった。


強豪チームの常とはいえ、不十分な状態でどこまで戦って勝てるのか。


試合内容について、いろんな見方があるでしょうけど、自分としてはなかなかの闘いだったんじゃないかと思います。

パスミスは多いし、相変わらずの決定力不足(しかもギリギリじゃなくてぜんぜん入りそうもないシュート!)ってのもあるけど、男女ともに押さえるべきところは押さえた勝ちに行くサッカーができたと思ってます。


女子の後半はずいぶんと韓国に押し込まれたけれど、あれは自分たちの状態を考えて、押しこまれてもいいサッカーに切り替えて勝とうと思ったから。

狙いどおりです。


男子は、北朝鮮のタヌキキーパーにしてやられたところがあったけど、ほとんど相手にチャンスらしいチャンスは与えなかった。


見ていて一番変わったと思うのは、先行されても追いついて逆転できるという、メンタリティが備わったことなんじゃないでしょうか。


見ていて、どこか自信が感じられる試合運び。

もちろん、追い込まれたり、危ないシーンも多々あったけど、自分たちのサッカーを力を信じている。


それを脅かすのは、チームとしての準備不足だったり、主力のけが人がたくさんでることだったりするわけだけど、今回、それを男女ともに凌ぎ切りました。


男子がフランスと同じ世界ランク14位、女子などW杯優勝と、にわかには信じがたい位置にいるけれど、もしかしたら実力も伴いつつあるのかもしれません。


話題が増え、世界で戦う選手が増えると、チームの準備はうまくいかないというのが世界の強豪国の悩みです。

強豪国とはそんなものだという、世界からの視線。


日本がそんな贅沢な悩みを持つ日がくるなんて。

嬉しいようなちょっと危なげなような。。



これは評価が難しい。

この意図的に創られた軽さとわかりやすさをどう受け止めるのか。
それを思って聴き続けてました。

USインディと言ってもその音楽性の幅広さは驚くばかりですが、そこに共通するのはある種の「軽さ」があります。深刻に悩んでどん底に明かりを見出したり、階級間の軋轢から産み出されたパワーだったりではなく、おおらかさからくる、ある種の軽さ、明るさ。

もともとのアメリカンロックにもそういう側面があるので、正常進化なんでしょうけどね。
軽さや明るさは、自ら寄って立つ基盤から自然とにじみ出てくるトーンなんだろうと思います。
USインディは、その特質を持って、さらりと抜けてるのが素晴らしい。

Cults のデビューアルバム。

Cults/Cults

¥894
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価格も輸入盤だと、軽くていいですね~

彼らもNYブルックリンのグループです。

どことなくノスタルジックなフレーズに乗せて、男女のデュオが奏でるロック。
ロックと断言するのに若干の抵抗感があるんですけどね。
ベースとなる演奏やアレンジメントはシンプル。
意図的にベース以外の低音ボリュームを薄めにして、全体の音域を上げてます。

キャッチーなメロディと可愛らしい高音域の女性ボーカルの組み合わせに、スパイスで乗せられた60年代リバイバル的なレトロ感。

実に分かりやすいつかみを持ってます。
そして、USインディらしいティピカルな軽さ。
詳しくはわかりませんが、しかけの好きなプロデューサーが話題性を意識して制作に携わったのではないでしょうか。







まあ、こりゃ売れるでしょう。
しかし、なにかあざといなあ。

よくできていて、さわやかで、オリジナリティもあって、どこか Destroyer の Kaputt にも通じますが、何かに用心して無意識のうちに距離を取ってしまう。
なんだろう、この感覚。
わかりやすく、ウケやすく作られたモノに無防備でいることへの用心。
過分にソフィスティケイトされたものへの疑問。

それが、このアルバムへの評価を難しくしてます。
少なくとも自分はこの音楽にのめり込むことはないでしょう。

なんとなく、昔の「産業ロック」や「フュージョン」(わかる人にしかわからんと思いますが)に対して感じた違和感(のちに拒否感)に近いかも。



最近、週末に眠くてたまりません。
よ~し、たっぷり音楽聴くぞ、と思って聴き始めても、音楽聴いてることが心地よくて、速攻爆睡です。

アルバム聴いても、すでに2曲目には寝てること多いので、なかなか自分としての感想を持つところまでアルバムを聴き込めないんですよね~
だから、レビューとしてまとめた文章が書き辛いこの頃です。

空気感が秋っぽくなってきました。
特に、朝晩で感じますね。

秋といえば、 The Smiths でしょう。
不思議と彼らの音楽は、どことなく寂寥感を含んだ、澄んだ秋の空気感が似合います。

もうすぐジョニー・マーによるリマスターが施されたBOX SETが発売になりますね 。
$ノスタルジックなノイズたち

改めて、彼らのアルバムを聴いていますが、やはりこの存在感は別格のものがあります。
いくらフォロワーがいても、モリッシーのボーカルとマーのギターが織りなすサウンドスケープは、唯一無二のもの。

このギターが鳴るだけで、The Smiths のサウンドの骨格はできあがってしまう。
あとはこの歌が乗って、圧倒的な存在の音楽の完成。

どちらかが欠けることはありえない。
脳と心臓。
火と水。

マーは、今回、どんなリマスターを施したのだろうか。
リマスターによって質感が激変しそうな音楽じゃないけれど、ギターの煌めきがアップすることに期待をしてみようか。

でも少なくとも、廃番になってる Hatful Of Hollow や The World Won't Listen が入ってるだけでも、買いでしょう、これは。

しかし、日本盤高いな~ 予定価格だけど、US輸入盤の倍って、何。

先日、念願のジェイムズ・エルロイの新刊、アンダーワールドUSAが発売されたと、狂喜乱舞して書きました。

早速、夏休みを利用して浸るぞ、と。


アンダーワールドUSA 上/ジェイムズ・エルロイ

¥1,890
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で、その後ですが、読んだのは最初の2~3ページだけです。


自分としては、万全の体制でもって、味わい尽くしたい本。


これは彼の上梓した3部作の最終話。

とういことは、人物的にも、背景的にも連続性があるんですよ。


もちろん完結した話として読むこともできます。


でもこの本を単独で読むことを、自分が許してくれませんでした^ ^


第2話(これも分厚い上下巻)まで遡って、読み始めました。。

10年前の本でもあるんですが、ストーリーも人物にまつわるエピソードも憶えてませんね~


そういう意味では、戻って読み始めて良かったんですが、これで4巻続けて読まないと終わりません。


そうこうしていたら、今朝の日経新聞の書評欄に、信頼する評論家の池上冬樹氏がこれの絶賛書評を書いてました。

どうせなら3部作の最初から読むといいかも、ですって。

6巻分かよ。。


うーむ、悩ましいことがまたひとつ。


あ、ちなみに、この本は読む人を選ぶので、あまりオススメしません。

レディガガやレッチリが好きな人に、ザ・ポップ・グループもいいから聴いてみな、と勧めるに等しいかも。


ガツーンとくる可能性もあるけれど、火傷するだけで終わる可能性の方が高いです。



昨年リリースされたカニエのアルバム My Beautiful Dark Twisted Fantasy について、HIP HOPというフィールドをベースにしていながらもそのフィールドを超えたアルバムで、優れたサウンドスケープとともにそれなりに楽しめます、というレビューをしました。

その印象はその後も継続していて、レビュー後にもけっこう聴き込んでいる、なじんだアルバムになってます。
ロックのフィールドからはなかなか出てきにくい世界観の音楽であり、豊かなアイデアとメリハリが効いた作り込みがとても刺激的。

なによりも、苦手なHIP HOP臭が少なめで、違和感を感じずにその世界観を堪能できるのが大きいです。
メロディがしっかりとあって、曲ごとのサウンドコンセプトがはっきりとしてます。
Pitchforkが付けた点数が妥当かどうかは置いておいて、とても優れたアルバムなんじゃないでしょうか。

そんな中リリースされた、 Jay-Z とのコラボレーションアルバム。
"Watch The Throne"

Watch the Throne/Kanye West & Jay-Z

¥1,299
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Jay-Z ってよく知りませんでしたが、ベテランのラッパーで、音楽プロデューサーなんですね。
自分でも、畑違いの人への無知は、呆れるほどですが。

Jay-Z以外にも、曲ごとに多種多様なコラボレーション。
そのため、アルバムとしての統一感というか、色の濃さやエネルギー感は、オリジナルアルバムの方が上でしょう。

それでも、カニエの音楽であることは揺るぎもせず、色はしっかり保たれています。







ちょっと苦手なのが、Otis という、オーティス・レディングとの共演曲。
カニエの持つサウンドスケープが薄れ、共演ミュージシャンに合わせ過ぎてる気がします。
アルバムのいい流れを断ち切ってるんじゃないでしょうかね。
それもカニエの表現の幅、という捉え方もできますけどね。

HIP HOPというカテゴリーに捉われず、ロックファンにも刺激的なカニエの一連のアルバム。
量産しているにも関わらず、保たれている制作のクオリティ。
一時期のプリンスを見るようです。

そのうち、とんでもないアルバムを創ってくれそうな気がします。