5月2日、栃木県下野市東根の「トウサワトラノオ保全地」です
田植えの季節になって保全地にも水が引き入れられ、「トウサワトラノオ」が一斉に咲き出しました
「トウサワトラノオ」(唐沢虎の尾)
休耕田や湿地など水分が十分ある場所に群生するサクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、30センチ前後の茎に1センチ程の小さな白い花を咲かせます
環境省のレッドデータブックでも絶滅危惧ⅠB類(近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)に指定されています
国内の群生地はここと愛知県豊川市(旧小坂井町)の2か所しかないとても希少な植物です
保全地です
以前はトウサワトラノオの花で一面真っ白でしたが、2019年以来花が少ない状態が続いています
白いところがトウサワトラノオの花
黄色い群生はオヘビチゴ(雄蛇苺)
近くに寄るといっぱい咲いています
絶滅危惧種ですが元来繁殖力旺盛で丈夫な花なので生育環境さえ合えば爆発的に咲きます
キアゲハさんもひらひらと吸蜜していました
トウサワトラノオの花
下から上へと咲き上がっていきます、タネツケバナやナズナに似てますがトウサワトラノオの花冠は5裂します
貴重な植物がいつまでも見られると良いですね
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