以前から使っているNECのノートパソコン 

Lavie LZ650NSS

 

遂に電源を繋がないと使えなくなるまでバッテリーが劣化しました。

 

純正バッテリー販売しているネットショップを2社ほど知っていたので購入しようとしたら、なんと両方とも在庫なし。ちょっと前まではあったのに....

入手経路がなくなってしまったのだろうか。

 

 

手に入らなくなった純正バッテリー

 こいつのバッテリーはPC-VP-BP95という型番。容量4000mAh

 ミスターサプライとNOTEPARTSで購入できましたが、今はどちらも在庫がありません。

 PC-VP-BP94というバッテリーも互換性があるようですが、これは容量が半分の2000mAh。しかも2万弱するので候補から外れます。しょうがないので互換バッテリーを購入することにしました。

 

 

 

純正を謳うバッテリーと互換バッテリー

  ミスターサプライさんは互換バッテリーも扱っています。説明を読む限りは信頼性のある互換バッテリーです。

  念のため他のメーカーの互換バッテリーも探してみると嫌なことに気が付きました。

 

 

  1. 純正を謳うNECロゴの入ったバッテリー
     先に挙げた2社以外にも純正バッテリーを売ってるショップがありました。
    でもなんか商品画像の画質が悪かったり、変なフォントでショップ名が入っていたり、画像検索したら関係のない複数のショップで使われていたり、偽物だったというレビューがあったり....
      信頼できるショップは皆無です。
     
  2. NECロゴがない(消されている?)バッテリー
     これが一番多いです。ロゴがないこと以外は画像では純正と違いが分かりません。基本的に互換バッテリーとして売っていますが、純正として販売するショップもありました。
     そもそもPSEマークの下に記載のある会社名が「NECパーソナルコンピューター株式会社」のままという失態を起こしています。(事業者名をフルネームで記載するルールがあるらしい)
     互換バッテリーとして販売したら恐らく法律違反、純正バッテリーとして販売したら何故かNECロゴを隠して販売していることになり、どちらにしろ全く信用できない商品です。

     

 想像ですがどちらも某国で製造されたコピー品だと思います。
ロゴありは悪質なコピー品として、ロゴがないバージョンは互換バッテリーとして販売しているのでしょう。

 怪しいサイトで売るならまだ理解できますが、ヤフーショッピングやAmazonで堂々と売っているのが気に食わない。
 

 

バッテリー交換

 結局ミスターサプライで互換バッテリーを購入しました。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/mr-supply/MR-NEPCVPBP95-01.html

 

↑ヤフーショッピングでもあったので5の付く日に購入


交換後にバッテリーチェックをします。コマンドプロンプトで powercfg/batteryreport を実行すると生成されます。


DESIGN CAPACITYがFULL CHARGE CAPACITYを超えてるのは正常なのだろうか。純正の結果を控えるのを忘れた。

ソフト的に純正か互換かを調べることはできないようです。

 

上が純正、下がミスターサプライ製

 

微妙に形状が違います。

 

 

 

交換作業

 意外と交換している方がいないので超簡単にやり方を書きます。本来は個人で交換できない部品なので自己責任で。
 
 
裏蓋を外します。ネジは12本あります。
 
バッテリー本体はねじ4本で固定されている他、配線がテープで固定されているので剥がします。
 
 
スピーカーのケーブル
 
 
このコネクタは外すのも大変ですが、差し込むのも大変でした。
奥まで刺さっているかよく確認してください。
 
 
ここはバッテリーを外して浮かせてから外しました。
 
 
 
 
純正は十分に太い溝がありますが.....
 
 
ミスターサプライの互換バッテリーは溝が細くて、配線が入りません。
 

問題なく固定できて裏蓋も閉まりましたが、純正よりも建付けが悪い気がします。
 
 
 
交換後は特に問題なく機能しています。

 

 

 

表示される残り時間はまだ安定しないようです。

80%で3時間かと思えば

 

 

64%で5時間になったりしています。

 

 

 

何回か充放電したら安定するかな。

 

2023/6/18 ちょっと更新

 

↑親記事

 コネクタの入手方法について書きます。

 

  1. はじめに ケーブルマウントと基板取付用コネクタ

     純正CDIのコネクタみたいに基板に直接付いているのが基板取付用コネクタ↓




     ハーネス側のコネクタみたいに、コネクタにリード線が生えているものが、リードマウントだと思ってください。



     私は基板取付用コネクタにリード線を半田付けすることで運用していました。(本番用はリードマウントに変更予定)
     

     ちなみにOSR-CDIの採用車種(ヤマハ)はリードマウントが多いらしい。皆さん純正と同じコネクタを取り付けたり、ハーネスを改造して別のコネクタを使ったりしているようです。

     
  2. 13極側コネクタについて
    TE Connectivity コネクタハウジング  13極 2列 Multi-Interlock Mark IIシリーズ  です。
    RSオンラインという日本のサイトで基板取付用もリードマウントも購入できます。

     ・基板取付用
      私が使っているのはこれ

      一個買うなら1288円↓



    ・リードマウント
     購入済み・未使用ですが、ほぼ確定で使えると思います。コネクタと端子は別売り。
     

     コネクタハウジング↓


     

     端子は1袋2106円↓

     

    端子が50個が最小購入単価なので、リードマウントは高くつきます。

     

  3. 6極側コネクタについて
     住友電装090型MT防水シリーズ6極Fコネクタ 6P090WPK-MT-GR-F(住友の型番は6189-0029)  です。
     13極側と違って、ハーネス側コネクタしか正式販売されていませんが、なぜか中国では社外品が手に入ります。 
     AliExpresで6189-0029と検索すると沢山ヒットします。検索の不具合なのか全くヒットしないことがありました。パソコンから検索したり、ワードを工夫して探してみてください。

    ・基板取付用
     私が使っているのはこれ。

     


     5個セット 送料込みで1000円しないという驚きの安さ。サムネを見てわかる通り、端子が曲がっています。(見本くらい綺麗に見せようとする気はないのだろうか)
     まっすぐ挿入されてないだけなので、端子をペンチで引っ張って曲がりを直せば問題なく使えました。


    ・リードマウント
     これを買ったのですが、ページが消えてました。

     まだ使用していませんが何かしら不具合があるかも.... とはいえコネクタ直挿しとかよりはマシだと思います。

     

  4. おまけ ついでにRSオンラインで購入できるもの
     わざわざコネクタ一個のためにアカウント作って送料を払うのは割に合わないので、おすすめの品を紹介します。秋月と違って最低購入単価が設定されているものがあるので注意


     ・電解コンデンサ OSR指定の低頭コンデンサの同等品がRSオンラインで購入できます。秋月では買えません。最低購入単価5個

     



     ・パナソニックのフィルムコンデンサ ECQEシリーズ

      リンク先は400V 2.2uFですが、他の容量もあります。 最低購入単価が設定されていますが、複数作るなら指月よりお得です。
      カタログに 「CDI,イグナイター等常時パルス電流が通電される用途でご使用される場合はご相談ください。 」 と書いてあるのが気になりますが。




    ・純正CDIの修理に使えそうな抵抗が売っています。

     

     

     
    ・ラズパイ
     正規代理店らしいです

     

ちなみに同じコネクタが3XV等のヤマハ車で使われていたりします。

2023/6/18 ちょっと更新

 

親記事↑ 
※よく調べた上で自己責任で導入してください。最終型を除くNF13Aが対象です。200でも動作報告があります。

本ページではノーマルのOSR-CDI基板をうまく使って導入する方法を説明します。ケッチンのリスクがあります。
rilassaruさん(利楽猿さん)のブログにあるマニュアルを読んで、ノーマルOSR-CDIの作り方を理解していると作りやすいと思います。
作製に必要なデータはヤマハ2st電装友の会で公開されています。

  1. 結線方法
    ・純正CDIの配線色↓(例えばIGNは白に青のストライプといった見方)
    純正CDI ピンアサイン


    ・OSR-CDIの結線方法と役割↓
     OSRは配線図と基板上の印刷に一部違いがあるため、基板上の印刷で統一しています。



     
  2. チャージコイルの結線について
     ヤマハのチャージコイルは3線式ですが、NF13Aは2線式です。赤(RED)・緑(GRN)に結線します。


     ただしこの繋ぎ方だと充電電圧が定格の400Vを平気で超えます。そこで純正の回路を参考にして以下の図のように結線方法を変更しました。この結線方法だと純正並みの電圧になります。


     黒赤線はそのままREDに接続。赤黒線はそのままGNDに落とす。(Blkに繋ぐか、図のようにGrmに繋いでUF2010の代わりにJP線を半田する)

     SDR only(回路図のKeep open)に抵抗、もしくはUF2010を半田すると、純正の回路と近くなり200V程度に収まります。私は1W12.7Ω相当の抵抗で確認しました。 (純正は1W5.6Ω抵抗を使用しています。)
     どの方法が最適かとか、なぜこのような現象が起こるのかは良くわかっていません。



     そのまま結線する場合は定格600V以上のコンデンサとSCRを使いましょう。IGコイルの寿命は確実に削られるため、チャレンジャーな方限定です。

     
  3. ファームウェア等
     ソフト関係は1.4.0を使ってください。
     →当時の最新が1.4.0でした。125ガンマにも使用できるように
    利楽さんが更新してくれたものです。今の最新は1.4.1です。サイリスタがディスコンになっているので8P4SMAに変更してゲート抵抗を51Ωから120Ωに変更 、ピックアップの並列抵抗も変更されているらしい。動作すると思いますが未確認です。(23/6/18)

     設定ソフトの排気デバイス角度がAETCに対応しています。また点火信号の不感領域が拡大しているので、ガンマの特殊なフライホイールの突起でも使用できます。
  4. セッティング
     本来であれば10度・20度一定の点火マップを入れてタイミングライトで校正します。
     しかしNF13Aはタイミングライトを使うことができません。

     

     


    私の車体ではPick up coil positionは52度が丁度よかったので参考にしてください。
    200は数値が変わるので注意! 46度という報告はありました。校正のズレはそのままエンジンやセルのスターターギヤの破壊に繋がるので、可能ならタイミングライトを使用できるようにした方がいいです。


     
  5. 点火マップ作成
     セルケッチンが起きないように低回転で十分に遅角、始動時のアナログ点火をしない設定(3ページ目 Count of initial analog ignitionの値を0にする)、無理に進角しないの3点に注意!

     NF13AにOSRを導入すると第2波点火を使ったアナログ点火ができません。そのため始動性が悪く、ケッチンが起きやすいです。セルケッチンはスタータークラッチの故障原因になります。
     また単気筒車は低回転時に回転のばらつきが大きい(上死点前でクランクの角速度が低下する)ため、点火マップ通りに点火しません。
     これを防ぐために点火マップ側で調整します。
     低回転では点火時期を十分に遅らせましょう。アイドリング付近の点火時期は、タイミングライトが使えない場合はフィーリングで決定します。(点火時期変えるとエンジン音やアイドリング回転数が面白いほど変わります。)

     NF13A純正点火時期は、アイドリングで14度、最大22度進角ですが点火マップはまだ計測できていません。サンプルマップなどを参考にして作成します。進角させ過ぎたマップ、高回転で十分に遅角させないマップはエンジンをぶっ壊します。

    例↓


     デバイス角度は9000rpmで中開、10000rpmで全開のようです。
     設定ソフトのPVSの値は全閉は48、中開は119、全開は171くらいです。
     純正は全閉・中開・全開の3段階制御ですが、開き始める回転数を変えたり、滑らかに繋いだりすると面白いかも。(私には違いが実感できませんでした)

     アナログ点火が行えないため、始動時のアナログ点火をしない設定(3ページ目 Count of initial analog ignitionの値を0にする)を必ず行ってください。
     これをやらないと始動時に意図しないタイミングで点火します。
     
  6. 専用基板について
    始動時のアナログ点火を行えるようにし、NF13Aに合わせて改造した基板が専用基板です。