4月6日(水)シアターコクーン18:30開演の

「ARCADIA」を観に行きました。この日は初日。

ネタバレありますのでお気を付け下さい。



<タイムテーブル>



公演プログラムは1000円。




作 : トム・ストッパード 
翻訳 : 小田島恒志 
演出 : 栗山民也

出演 : 堤真一、寺島しのぶ、井上芳雄、浦井健治、
安西慎太郎、趣里、神野三鈴、初音映莉子、山中 崇、

迫田孝也、塚本幸男、春海四方


<あらすじ>


著名な詩人バイロンも長逗留している、19世紀の英国の

豪奢な貴族の屋敷。 その屋敷の令嬢トマシナ・カヴァリー(趣里)は、

住み込みの家庭教師セプティマス・ホッジ(井上芳雄)に付いて

勉強中の早熟な少女。しかし、天才的な頭脳の持ち主の

彼女の旺盛な好奇心には、年上のセプティマスも歯が立たない。
あるとき、トマシナは、屋敷の庭園の手直し用の設計図に、

何の気なしにある書き込みをしてしまう。
その何気ない行動が、約200年後の世界に大きな波紋を

広げていくとは・・・。そして、約200年の時を経た現代。
同じカヴァリー家の屋敷の同じ居間に、過去の屋敷や庭園

とりわけバイロンにまつわる謎を熱心に調べるベスト・セラー作家

ハンナ(寺島しのぶ)の姿があった。そこに、バイロン研究家の

バーナード(堤真一)が加わり、ライバル同士の研究競争が過熱!

その争いは、カヴァリー家の末裔ヴァレンタイン(浦井健治)、

クロエ(初音映莉子)兄妹を巻き込み、やがて・・・。 
<ひとつの場所=同じ屋敷の同じ場所>を媒介として、繋がっていく

二つの時代と人々。それぞれの時代に生きる人々のドラマは、

クライマックスへと加速度を増しながら展開していく。
19世紀のトマシナと家庭教師セプティマスの「歴史の中に

消えていった過去」は、現代に復元されるのか?
現代の研究者バーナードとハンナを取り巻く人々の思惑、

そして、2人が追究する真理への情熱は? 





この戯曲は1980年に「カオス」理論に魅せられた

トム・ストッパードさんが、「カオス」の数学的構造を

ありのままに模倣した構成の作品、との事。

「カオス」とは「混沌」という意味で、題名の「アルカディア」は

ローマの詩人・ウェルギリウスが理想郷として描いた

古代ギリシャの肥沃な土地なのだそうです。

劇中、アルゴリズム、やらフェルマーの最終定義、やら

熱力学第二法則、等、理数アレルギーの私の頭の中が

?マークでいっぱいに埋め尽くされてついていくのに大変だった。

そして台詞の中だけの登場人物がたくさんおり、

誰が誰なのか分からなくなり、さらに混乱。

詩人・バイロンというと、なんだか「ライ王のテラス」にでも

出てきそうな名前だし、井上芳雄さん演じる家庭教師・

セプティマスの名前を聞くと、「トランスフォーマー」のオプティマスを

思い出す始末。人物相関図を熟読してから見れば良かった。





舞台は八百屋舞台で傾斜があり、お屋敷の一室が19世紀と現代、

両方のシーンで使われます。過去と現代、それぞれキャストが

違うのですが、安西さんだけが19世紀のオーガスタス役と

現代のガス役の二役を演じていました。

ストッパードさんが貴族の生活を皮肉って書いた、と言う通り、

密会と浮気と、それを覗き見る執事や庭師や噂話、という

「メリーウィドウ」のような面白さもあり、凡人には理解しがたい

数学、物理の高尚な話と、俗っぽいシーンが混在した不思議な話だった。

レディ・クルームの台詞「あら、帽子をとって挨拶する為に、

帽子を取りに行ってるのね」という台詞には笑いが止まらなかった





井上芳雄さんの皮肉家な家庭教師役が面白かった。

勉強を教えながらも頭の中は愛欲でいっぱいのカテキョー。

トマシナから聞かれた「肉欲的な抱擁」の説明に大爆笑。

浦井君は「アルジャーノンに花束を」のチャーリーっぽいフワフワした

ところがあるのに、宇宙的な事を語る不思議キャラクターだった。

堤さん演じるバーナード。体育会系の熱さは、松岡修造さんのよう。

寺島しのぶさんのハンナ、研究一筋で奥手なところがチャーミングだった。

噂好きの執事・ジェラピーを演じた春海さん、礼儀正しくて

上品なのに「、家政婦は見た」の市原悦子さん状態で最高( ´艸`)

神野さんの伯爵夫人、自分と同じ政略的な結婚を、娘にも

強要するが、どこか寂しそうで、愛を求めているところが

「ロミオとジュリエット」のジュリエットと母親の関係に似ている。

娘役のトマシナを演じた、趣里さん、存在感がすごかった。

難しい法則を発見したりと、天才なのに、思春期の女の子同様、

男性への興味も止められない好奇心旺盛でキュートな女の子だった。






トマシナが何気なく書いたものが、後に研究のテーマになったり、

学術的な新しい発見につながったりする面白さ。

別々に進行していた19世紀と現代の登場人物が、

同じ場所に登場し、時空を超えた光景が不思議な感じだった。

難しい公式や、法則、理論の話の部分を無理に理解しようと

しなければ、「メリー・ウィドウ」に謎解きミステリーと

ウィットに富んだ会話が面白くて、何度も見てみたくなる舞台だった。






4月3日(日)コットンクラブ17時開演の
LARRY HARLOW'S Latin Legends of FANIA

(ラリー・ハーロウズ・ラテン・レジェンズ・オブ・ファニア)

ライブに行きました。


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前半はブルーノート、後半はコットンクラブでの公演だったらしい。





エントランスに飾られたたくさんのサインの中から

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ラリー・ハーロウさんのサイン見つけた!(^ε^)♪

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<メンバー>


Larry Harlow (key,vo)
Pete Nater (tp)
Mac Gollihon (tp)
Lewis Kahn (tb,vln)
Frank Fontaine (bs,fl)
Ray Martinez (b)
Louie Bauzo (bongo,bata)
Wilson "Chembo" Corniel (congas)
Bobby Sanabria (ds,timbales)
Luisito Rosario (vo)
Gerardo Contino (vo)



N.Y.ラテンの伝道師との異名をとるラリー・ハーロウ。

2008年にはラテン・グラミー賞の“名声の殿堂”に輝いたラリーが

ルイス・カーン、ボビー・サナブリア等、選りすぐりのメンバーと

サルサの真髄を送り届ける。




この日はヴァージン サングリア ブランカをオーダー。




スイーツ3種盛り合わせは、チョコにCOTTON CLUBの文字が

印刷されていてかわいかった。


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サルサとは…(ウィキペディアからのコピペです)


1930年代にカリブの島キューバのソンやルンバから

発展したものをサルサの発祥とする説があるが

その後にプエルトリコ発祥のダンス音楽に、ジャズ、ソウル、

ロックなどの要素を取り入れたものを発祥とする説、

さらにその後1970年頃までにニューヨークで

確立されたものをサルサの発祥とする説もある。

サルサに直接影響を与えた音楽はキューバのソンである。

これはスペインとアフリカの影響を受けた音楽で

もともとはキューバ東部のオリエンテ州に原型があり、

1910年代後半にはキューバ全土に広がった。





ラリーさんは、1970年代のサルサ音楽の隆盛に

大きな役割を果たした、ファニア・オールスターズ

(Fania All-Stars)のメンバーの一人だったそうで、

このグループ名は、日本のロックバンド

サザンオールスターズの名前の由来となっているそうです。

ラリー・ハーロウさんは下手、ドラム、打楽器系はセンター、

ホーン系は上手という配置。 ボーカルは2名。

演奏が始まってすぐにストップの合図。ラリーさんの

キーボードの一音が良くなかったらしく、しばし中断。

Luisitoさんが、バンドの宣伝などでしばし間をつないでいる間、

他のメンバーが調子の良くない音を、ボー、ブー、ボーンと

それぞれの楽器で奏でて音をとってサポート。

仕切り直しで始まった演奏は勝手に体がリズムをとってしまう

ノリノリサルサナンバのーオンパレード!

ラテン系音楽の生演奏は初めて聴きましたが、素晴らしかった。(´∀`) 

一度聴くとやみつきになるリズム。意識が一気に地球の裏側へ飛んだ。






Gerardoさん、魅力的な声で、ソロの迫力もすごかった。

Luisitoさんと二人でステップを踏んだりダンスをしながらの歌。

まったく声も歌もぶれず!意味は分からないものの、

スペイン語のコール&レスポンスで盛り上がって楽しかった。

立って、立ってと促されてダンスをしながらキャストの動きに

合わせた振付けも楽しくて、久々に肩こりが治った。

笑ったのが「手は上!振って!手はポケット!

はい、お金投げて!」の掛け声に爆笑。

一緒に行った母も楽しそうに踊っていたのでホッとした。

本場のサルサは底抜けに明るくて最高だった!






終演後、喫煙コーナーや、客席や、物販コーナー等、

会場内のそこかしこにいるキャスト達。

おかしかったのは、Peteさんが、ホワイエの

日本酒サービスコーナーで、お客さんと一緒に

大根の漬物を試食していた事 (≧▽≦)

物販コーナーではLuisitoさんのCDを購入。 

残念な事にGerardoさんのCDは売り切れ。

ベーシスト・Rayさんのサインもいただきました。

Rayさん、気さくなおじさん、という感じなのですが、

世界的に有名なベーシストらしい。

CDの方はライブの余韻を楽しめるノリノリラテンな歌声。

たまらないリズム。また好きなジャンルが増えてしまった。



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「今回が最後の公演かもしれないから、皆にサインを

もらっておいた方がいいよ」とすすめてくれた男性(一番右)

キャストではなく、マネージャーさんかな?誰?

と思っていたのですが、後で見てみたら一緒に写真に映っていました(笑)

写真はボーカルのGerardoさんとLuisitoさん。 

ラテン系だから?なんだか皆自由だったなー。

最後まで面白かった(≧▽≦)








4月2日(土)新国立劇場 中劇場16:30開演の

「毛皮のマリー」を観に行きました。



<タイムテーブル>



公演プログラムは1500円。
男性陣のプロフィール写真が上半身裸が多く、

電車の中でプログラムを広げづらかった。 A-_-;)

そしてまたこのプログラムの一番下に書かれているマークは、

なんと、アルファー・ミューではありませんか!




<その他グッズ>




作 : 寺山修司

演出・美術・主演 : 美輪明宏


毛皮のマリー : 美輪明宏

美少年・欣勧 : 修寺保都(かんしゅうじたもつ)

名もない水夫 : 木村彰吾

美少女・紋白 : 若松武史

下男・醜女(しこめ)のマリー : 梅垣義明

鶏姦詩人 : 江上真悟

鶏姦詩人 : 大野俊亮

下男2 : プリティ太田


小林永幸 真京孝行 大曽根徹 田中稔 高田賢一 

小谷真一 澤田誠 荻原謙太郎 吉田大樹 長田拓郎 

見雪太亮 月岡弘一 松田拓磨 加藤真悟 山田健太 

掛川太地 小早川俊輔 會田海心 鈴木翔吾 

小池亮介 長田翔恩


<あらすじ>


「鏡よ、鏡よ、鏡さん。この世で一番の美人はだれかしら?」
入浴しているのは名誉ある男色御当家家元三代「毛皮のマリー」。

そして、そばに立つのは、映画至上最大の怪物、

エリッヒ・シュトロハイムを彷彿とさせる下男である。
時は、大正五十七年。「毛皮のマリー」の屋敷に、

ひとりの少年がいた。半ズボン姿の美少年・欣也。

歳は十八歳。日本一ゴージャスな男娼のマリーに、

わが子以上に過保護に可愛がられ、外の世界を知らず育てられた。
彼は今日も「大草原」と呼ばれる応接間で、蝶を追っていた。
その前に、誘惑を企てる美少女が現れ、欣也を

見たこともない未知の世界へと誘うのだが・・・
“はかなくも妖しく哀しい物語”が頽廃美あふれる

ゴージャスにして魅惑的な世界として描かれる。




寺山修司さんが美輪明宏さんの為に書いた戯曲、との事で

一度観てみたかった舞台。いろいろな意味ですごかった。

屋敷の壁がぶら下がったたくさんの布で表現されていて、

オーロラ色の色合いがパルコ劇場のトイレの壁のようだった。

部屋はアール・ヌーボー調。幕開きの音楽は

ツァラ・レアンダーとう女優さんが歌っている

戦前のドイツ映画の主題歌だそうです。

雰囲気が「青い種子は太陽の中にある」の冒頭スラム街の

住民のカオスな感じをさらに凝縮したような感じ。

考えたらあの舞台も寺山さんの作品でしたし

「毛皮のマリー」でも、相撲取りが出てきました。




美輪さんの男娼マリー、中性的でゴージャスで魅力的だった。

マリーは寺山修司さんのお母さんがモデルになっているのでは、

という記事を読んで、それを知って見るとまた違った楽しみがありました。

欣也への行き過ぎた愛情と、外の世界を知らない欣也が見せる

残酷な一面にゾクッとしたり、美少女・紋白の強引さに笑ったり。

マリーが語る自分の因果話での、地獄の底から響くような

復讐の恐ろしい笑い声が、未だに耳について離れない (;´Д`)

パン一男性陣のラインダンス、レーザーラモンさんのような

黒ビキニローマ軍兵士やら、シャンソン、三味線、

蝶の舞う欣也の部屋、背景の原爆のキノコ雲を思わせるような画像…

気が付いたら見世物小屋的な寺山修司さんの世界にすっかりはまる。



後からプログラムを読んで知ったのですが、欣也の着ている服に

付けられたレースはパリのアンティークマーケットで売られていた

十九世紀のもの、だとか、マリーが最後のシーンで着ているドレスは

東海道にある古着屋さんをめぐって買い求めた”疋田鹿の子”の

長襦袢である、とか、衣装の質感というものは、

三階席の客席まで届くものなので、手が抜けない、という、

衣装担当のワダエミさんの話が興味深かった。

赤の長襦袢というものは体で稼いでいる人たちが着るもので、

お金持ちのお嬢さんや奥さんといった人達はえんじやセージ色、

ピンクや白等のものを着用するらしい。





ラストには「犬神家の一族」のスケキヨのような、白仮面をつけた

キャストまで登場し、アングラ感あふれる終わり方だった。

対談記事の中の、60年代の演劇が熱かった頃の話が面白かった。

タイムマシンがあったら美輪さんがいた頃の銀巴里と、

劇団天井桟敷の公演に行ってみたいな。

今度ずっと気になっている劇団唐組公演に行ってみようと思う。








現在「毛皮のマリー」上演中の新国立劇場。




祭壇のようなものがあった。




端から端まで花だらけ。




季節がら桜の花も…





差出人札が芸能人の名前だらけでゴーシャス。


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2001年上演時に美少年役を演じた及川光博さんの名前も…



見ているだけで楽しい世界らん展状態のホワイエでした。



2016年7月7日『アイ・ラブ・ミュージカルズ』に
出演を予定しておりましたスカーレット・ストラーレンは、
都合により出演することができくなりました。
代わってシエラ・ボーゲスが出演致します。
スカーレット・ストラーレンの出演を
楽しみにしていらっしゃったお客様には
心よりお詫び申し上げます。



なお、この変更に伴うチケット料金の
払い戻しは致しかねますので、
ご了承くださいますようお願い申し上げます。



主催者さんからのお知らせ


3月30日(水)東京芸術劇場13:30開演の

音楽劇「最高はひとつじゃない 2016 SAKURA」

を観に行きました。





タイトル通り、桜が咲く中の観劇*さくら*



ホワイエには有名アーティストさんからのお花がいっぱい。






<グッズ>






<タイムテーブル>

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<出演者>


KREVA 内博貴 増田有華 綿引さやか AKLO 梅棒 

最強歌少女2 ブラザートム Mummy-D(ライムスター)
小西真奈美 馬場巧 浅野泰徳 程嶋しづマ 

宮崎重信  大岩主弥 熊井吾郎


<あらすじ> 3部作


桜 飾らない枯れ木の物語

時代から振り落とされた幕末の志士がひとり、
名もなき立派な桜を訪れた。
「本当は有名な神代桜を見たかったんだ。」
そう言って笑う大柄な男は、あまりにも『自由』。
全身で今を楽しんでいるように見えるその男は
本当は、輝いていた過去の自分に縛られていた。
「みんなで順番に、誰かが誰かの背中を押す」
背中を押された男と押すつもりのなかった

桜の飾らない、枯れ木の物語。


桜 咲かないつぼみの物語

ご神木と呼ばれている神代桜の元に現れた、
天才と名高い奇抜で風変わりな坊主。
皆が恐れを抱く中、庭屋の娘・多恵だけは
ただの坊主としか思っていなかった。
「どんな木だって花だって、みんな同じです」
全てを平等に捉える多恵と自信に満ち溢れている坊主は
やがて、互いに惹かれ始める。
けれどそれは、決して咲くことのないつぼみだった。
「でも、人間にはあるでしょ?そういう『想い』が・・・あるでしょ?」
多くの時間が流れ、再び訪れた桜の木の下で
始めて本心を語る坊主。自分を律し、信じる道を進み続けた

風変わりな坊主のひとことだけの、咲かない言葉。
咲かないつぼみの、物語。


桜 実のならない花の物語

時代を楽しんだ武将と、その妾の子。
なぜか妾の子と間違われてしまった青年は
共通点を感じた妾の子として生きてみることにする。

父の願いを叶えるため、妾の子として生きるため…





あまり劇場では見かけない、ラップが好きそうな

キャップをかぶった若い男性のお客さんが多かった。

ラップとダンスと時代劇の融合。雰囲気が

「DNA-SHARAKU」や CLASSICAL NEO FANTAZY SHOW

「THE SHINSENGUMI」のような感じだった。

小西真奈美さんの甘い歌声から始まる舞台。

ノリの良い歌とダンスに、レーザーのライトが飛び交い

劇というよりもショーかコンサートに近い感じ。

日本語の響きがまろやかなせいか、いつも聴いている

ブラック系のラップに比べて柔らかい感じだった。

小西さんは桜の花の精なので、感情の上下はなく、

人々を諭すような台詞が多く、女優さんの演技を

ガッツリ見たい自分にはちょっと物足りない役だったかも。





ブラザートムさんが主演かと思うくらい、トムさんの

見せ場が多く、DJのキャストに「一重なんだね」と

からんだり、KREVAさんと内博貴さんに歌を

歌ってもらうシーンでは客席に拍手と歓声を

リクエストしたり、アドリブなのか、台詞なのか

分からないシーンも多くて盛り上がりました。

タイトルが分かりませんが、トムさんのレゲエっぽい

メロディの歌が、ジャマイカ風で良かったな。

綿引さやかさんのしっとりとした歌も美しかった。

ダンサーさんの着物での激しいダンスがすごい!

途中立ってキャストと一緒に振付をするシーンもあって、

新感覚の音楽劇で楽しかった ≧(´▽`)≦






終演後にいただいたカードの裏に


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楽曲リストが掲載されていました。

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3月25日(金)東京芸術劇場 シアターイースト

19時開演のNew Musical 「Color of Life」を観に行きました。



初日だったのでお花がフレッシュ!









途中休憩無しの約2時間





脚本・作詞・演出:石丸さち子

作曲・編曲:伊藤 靖浩

Cast:上口耕平×AKANE LIV



<あらすじ>


男は画家。大地震を機に、画題を見失ってしまった。

女は女優。心から愛した同性の恋人と死に別れたばかり。

二人は飛行機で偶然隣あわせになり、惹かれあい、

NYの彼女の部屋で一緒に暮らし始める。

二重国籍で同性愛者の彼女と、絵を描くこと以外に

世界とつながる方法のなかった彼は、相手に向き合い、

自分と向き合っていく。パレットの上で混じり合う絵の具のように

人生が響き合い、新しい色が生まれていく。

やがて観光ビザが決めた90日の猶予が近づいてきて…





この日は始まって20分ほどたった頃、前方上手ブロックで
観客の一人が倒れ、客席が騒然となりました。

暗がりの中、通路を走り回る大勢のスタッフと、倒れたお客さんの

周囲に座っていたお客さんが立ち上がり、もはや芝居どころでは

ない状態にもかかわらず、舞台は続行され、中断の合図が

出されたのは、急病人がホワイエに運ばれた後。

「ここで一旦中断します」という言葉に、AKANEさん

「そりゃそうですよね」と一言。AKANEさん、ちょうどそのシーンは

「RENT」のモーリーンの♪Over the moonばりに非常に台詞量が多く、

テンションの高いシーンだったので、劇場内にいた誰もが

そう思った瞬間だった。演技は既に10分ほど?すすんでおり、

その後の再開で、かなりさかのぼってのやり直しは

役者さん達には大変な負担だった思う。

スタッフは、倒れたお客さんがいる事を知った時点で、

中断の決定をして、明るい中で救出作業をすべきだったと思う。

スタッフの決断の遅さが暗い劇場内での救出作業に手間取り、

観客を必要以上に動揺させ、初日でただでさえ緊張している

役者さん達の体力をも奪ってしまったのでは、と思わずにはいられない。






オフ・ブロードウェイの国際演劇祭にて、最優秀ミュージカル作品賞を

はじめ、4部門を受賞し、話題となった日本のミュージカル日本初演、

という事で期待値↑↑ 森山直太朗さんが歌っていそうな清々しくて

オリコンチャートに入っていてもおかしくないような歌の数々。

AKANEさんと上口さんの歌声も素晴らしく、聞き惚れました。

シャイな日本人男性役を上口さん、とにかく明るいハーフの女性役を

AKANEさんが演じ、二人が惹かれあっていく様子が

とても自然で本当の恋人同士のように見えて素敵だった。

セットも二人で移動、設置しながら話がすすんでいくのですが、

その間の二人の会話がまた楽しい。AKANEさんが可愛かった。

どこにでもありそうな恋人たちの光景が微笑ましく、

何度も客席から笑いがおこっていました。






男性が描いた絵が時間経過と共にだんだん増えていき、

舞台上にそれらの絵が飾られていくのですが、

ライトの当たり具合によって色調が変化するのも美しい。

一瞬ライトが薄暗くなる時間経過をあらわす二人の動きも

テンポが良くて舞台上では、かなり長い時間が流れたかのような錯覚。

パイプ椅子をスーツケース代わりに使ったり、大きなセット等はなく

ストーリーもシンプルなのにゴージャスで濃厚で濃密な二人芝居だった。

期待をはるかに上回る素晴らしい作品でした。




リアーナ ♪FourFiveSeconds オリジナルバージョン
(リアーナ、ポール・マッカートニー、カニエ・ウェスト




リアーナ新作CD「アンチ」
発売特別パロディー映像 by渡辺直美
(渡辺直美、小掘裕之(2丁拳銃)、リロイ太郎(ドラッパ))


三連休は、たまったフライヤーの整理をしました。

3月+4月号「ステージぴあ」の、



「あぶない刑事によろしく」の荒川良々さん、

皆川猿時さん、細川徹さんのクロストークが面白かった。

皆川さんが何度も死ぬ目に合うらしい (≧▽≦)




すごく気になる舞台。

でもキャスティングと”肉欲”という言葉が結びつかない。




高田さんと峯村さん姉妹?




好きな俳優さん、女優さんいっぱい出演。




「王家の紋章」のフライヤーの豪華な事…




でもルカの伝書鳩はどう表現するのだろうか…




まさかミュージカル「ライオンキング」で紐をつけて

飛ばしているブンブン鳥じゃないよね…

なんだかいろいろと考えてしまい、なかなかはかどらなかった。


3月19日(土)COTTON CLUB 17時開始の

エイドリアン・ヤング ライブ に行ってきました。



初 COTTON CLUB! ヾ(@^▽^@)ノ

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入り口を抜けるとラグジュアリーな空間が広がっていた(´∀`)


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ホワイエのディスプレイに春を感じ…

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案内を待つ間、日本酒と


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大根のお漬物のおもてなしがありました。


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<出演>

Adrian Younge (key,b),

Loren Oden (vo,key),

Alfredo Fratti (g,fl),
Jack Waterson (g),

Chris Garcia (b,key),

David Henderson (ds)


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座席は最前列センター ≧(´▽`)≦

ドリンクは、CC インフュージョンをオーダー。

(ドライジン、苺、ピンクペッパー、トニックウォーター)

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出演者の皆さんはスーツで登場。

ドラムがすごい迫力で、圧倒されました。

しかもスティックをクルクル回したり、投げたスティックを

背中でキャッチしたりと、見せるドラマーDavidさん。

ギターのJackさんは一番動きが激しく、見ていて楽しかった。

ワタクシ、エイドリアン・ヤングさんはボーカルだとばかり

思っていたのですが、歌担当はほとんどLorenさん。

高音がクリス・ハートさんのように美しいかった。






一人の担当する楽器が多いのがすごい。

エイドリアンさん、「完璧なアーティストになるためには、

自分も楽器ができないとダメだ!」と思い立ち、

キーボードをはじめドラム、サックス、ギター、ベースから

ヴァイオリンまで独学で習得したのだとか…

PVを見て感じた通り、メロディを聴きながらサナンダマイトレイヤ

(旧テレンス トレント ダービー)を思い出しました。

アルバムでは全ての楽器を自ら演奏しているサナンダ。

そんなストイックさが共通している点でもそう感じたのかも。




初来日公演。しかも初日1回目公演、とあって、

観る側も演奏する側も緊張感が感じられるライブだったような気がします。

演奏は新しいようなのにノスタルジー感のあるメロディで、

ところどころ入るキーボードがゴスペルのオルガンのようにも

聴こえるディープで不思議なサウンドだった。

ラストの歌を歌ったあと、一旦楽器を置いたエイドリアンさん、

すぐにまたギターを持ち、「もう一曲聴きたい?」と客席に問う。

拍手が起きると、「耳が悪くなったのかな?よく聞こえないな」

と言うと、さらに大きい拍手と「アンコール!」の掛け声。

出演者からの問いかけに客席が答える、というのはここだけ。

あとは初来日にあたってのご挨拶と、メンバー紹介等…

アンコールの歌はアップテンポで、Lorenさん熱唱。

ソウルフルな歌声に痺れました。

全曲歌い終わると、エイドリアンさんが舞台から降りて、

お客さんと握手をしながら退場。エイドリアンさんと

握手ができて大感激だった ≧(´▽`)≦





化粧室前の喫煙コーナーで休憩中の

ギター担当のJackさんがいらっしゃったので

一緒にお写真を撮っていただきました。

ライブはもちろんの事、COTTON CLUBの雰囲気も

サービスも接客も最高で楽しかった。