3月30日(水)東京芸術劇場13:30開演の
音楽劇「最高はひとつじゃない 2016 SAKURA」
を観に行きました。
ホワイエには有名アーティストさんからのお花がいっぱい。
<グッズ>
<出演者>
KREVA 内博貴 増田有華 綿引さやか AKLO 梅棒
最強歌少女2 ブラザートム Mummy-D(ライムスター)
小西真奈美 馬場巧 浅野泰徳 程嶋しづマ
宮崎重信 大岩主弥 熊井吾郎
<あらすじ> 3部作
飾らない枯れ木の物語
時代から振り落とされた幕末の志士がひとり、
名もなき立派な桜を訪れた。
「本当は有名な神代桜を見たかったんだ。」
そう言って笑う大柄な男は、あまりにも『自由』。
全身で今を楽しんでいるように見えるその男は
本当は、輝いていた過去の自分に縛られていた。
「みんなで順番に、誰かが誰かの背中を押す」
背中を押された男と押すつもりのなかった
桜の飾らない、枯れ木の物語。
咲かないつぼみの物語
ご神木と呼ばれている神代桜の元に現れた、
天才と名高い奇抜で風変わりな坊主。
皆が恐れを抱く中、庭屋の娘・多恵だけは
ただの坊主としか思っていなかった。
「どんな木だって花だって、みんな同じです」
全てを平等に捉える多恵と自信に満ち溢れている坊主は
やがて、互いに惹かれ始める。
けれどそれは、決して咲くことのないつぼみだった。
「でも、人間にはあるでしょ?そういう『想い』が・・・あるでしょ?」
多くの時間が流れ、再び訪れた桜の木の下で
始めて本心を語る坊主。自分を律し、信じる道を進み続けた
風変わりな坊主のひとことだけの、咲かない言葉。
咲かないつぼみの、物語。
実のならない花の物語
時代を楽しんだ武将と、その妾の子。
なぜか妾の子と間違われてしまった青年は
共通点を感じた妾の子として生きてみることにする。
父の願いを叶えるため、妾の子として生きるため…
あまり劇場では見かけない、ラップが好きそうな
キャップをかぶった若い男性のお客さんが多かった。
ラップとダンスと時代劇の融合。雰囲気が
「DNA-SHARAKU」や CLASSICAL NEO FANTAZY SHOW
「THE SHINSENGUMI」のような感じだった。
小西真奈美さんの甘い歌声から始まる舞台。
ノリの良い歌とダンスに、レーザーのライトが飛び交い
劇というよりもショーかコンサートに近い感じ。
日本語の響きがまろやかなせいか、いつも聴いている
ブラック系のラップに比べて柔らかい感じだった。
小西さんは桜の花の精なので、感情の上下はなく、
人々を諭すような台詞が多く、女優さんの演技を
ガッツリ見たい自分にはちょっと物足りない役だったかも。
ブラザートムさんが主演かと思うくらい、トムさんの
見せ場が多く、DJのキャストに「一重なんだね」と
からんだり、KREVAさんと内博貴さんに歌を
歌ってもらうシーンでは客席に拍手と歓声を
リクエストしたり、アドリブなのか、台詞なのか
分からないシーンも多くて盛り上がりました。
タイトルが分かりませんが、トムさんのレゲエっぽい
メロディの歌が、ジャマイカ風で良かったな。
綿引さやかさんのしっとりとした歌も美しかった。
ダンサーさんの着物での激しいダンスがすごい!
途中立ってキャストと一緒に振付をするシーンもあって、
新感覚の音楽劇で楽しかった ≧(´▽`)≦
終演後にいただいたカードの裏に