監督:Yuki Saito
主演:福本莉子、松田元太
 

 原作は、全国女子中高生に大人気の小説アプリ「野いちご」にて発表され、現在発行部数23万部を記録している櫻いいよの同名小説。主人公・水野実結役を演じるのは、「東宝シンデレラ」オーディションにてグランプリを受賞し女優デビュー、ネットでも大反響となった2021年10月クールのドラマ「消えた初恋」(EX)でもヒロインを演じ注目を集めた福本莉子。福本演じる実結の彼氏・篠原修弥役には、ジャニーズJr.内ユニット“Travis Japan”の最年少メンバーであり、本作が映画初出演・初主演となった松田元太。同級生役に、板垣瑞生、横田真悠、莉子とティーンから絶大な人気を誇るフレッシュなキャストたちが顔を揃えた。更に本作の主題歌を昨年活動10周年を迎え、2021年NHK紅白歌合戦への初出場も果たしたアーティスト・まふまふが担当。自身初の映画主題歌として書き下ろした楽曲「栞」が作品の世界観を爽やかに歌い上げている。


 

 付き合いはじめて2年が経つ高校3年生の実結(福本莉子)と修弥(松田元太)。“毎月1日は何があっても一緒に映画を観に行く”という約束通り、その日もデートへ向かった2人。しかし、修弥は突然「急用ができた」と言い、どこかへ行ってしまう。最近何かを隠しているような彼の態度に不安を感じていた実結。気まずさの残る中、「もう一度話したい」と連絡してきた修弥に会うため向かった待ち合わせ場所で、彼は実結をかばって交通事故に遭ってしまう──。実結は突然の出来事にパニックになるが、目が覚めると自分の部屋のベッドで朝を迎えていた。時間が経つにつれて自分がタイムリープをしていることに気がつき、何度も未来を変えようと1人奔走する中で、彼が隠していたある秘密を知る・・・。果たして、実結は修弥を救うことができるのか?そして実結が知った真実とは─?(映画『君が落とした青空』公式サイトより)
--------------------------------------------------
 2022年2月18日に公開された映画ですが、今日、Netflixで観ました。原作は随分前に読んで、このブログにもアップしていますが、同じ日を繰り返す話はいくつかありますが、いずれも、後悔したことのやり直しをしようとしても、結果が変えられないという話が多いです。でも、この映画で見えて来ることは、同じと思っている毎日が、実は同じではないこと、今をどう生きるかで、未来は変わってくるということですね。必ず別れの時は来ます。それはいつかはわかりません。突然の別れに後悔することがないように、毎日を笑顔で、楽しく過ごしたいですね。


いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。(テサロニケ人への手紙第一5章16~18節)

出版社:スターツ出版
櫻井 千姫(著)
 

 就活で連敗続きの女子大生・唯。ある日、帰りの電車で眠り込み、一年中桜が咲く不思議な『弥生桜』という異次元の町に迷い込んでしまう。さらに驚くことに唯の体は、18歳に戻っていた…。戸惑う唯だが、元の世界に戻れる一年に一度の機会があることを知り、弥生桜で生活することを決める。外の世界に憧れる照佳や、心優しい瀬界たちと、暖かい町で暮らしながら、唯は自分自身を見つけていく。決断の1年が経ち、唯が最終的に選んだ道は…桜舞い散る、奇跡と感動のストーリー。(Amazonより)


櫻井 千姫(さくらい ちひめ)
 1985年生まれ、『天国までの49日間』が2008年に「野いちご」にて書き上げられ、第5回日本ケータイ小説大賞にて応募総数9,116作の中から大賞を受賞し、作家デビュー。その後フリーライターに転身。現在、webを中心に小説やコラムを執筆している(Amazonより)
--------------------------------------------------
 行き詰まった時に、立ち止まって自分を見つめ直すのもいいのではないでしょうか。自分一人で、自分の力だけで乗り切ろうとすると、空回りで心が疲れてしまいますね。所詮、人は誰かの助けなしには生きられません。この本に書かれているように、人の助けを借りないことが独り立ちではなく、助けが必要だということを自覚し、自分の弱さを知って、人と協力して物事を進めていける人が、真に独り立ちしている人と言えるのではないでしょうか。


しかし、主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである」と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。ですから、私は、キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。なぜなら、私が弱いときにこそ、私は強いからです。(コリント人への手紙第二12章9~10節)

出版社:スターツ出版
汐見 夏衛(著)
 

 優等生でしっかり者だけど天の邪鬼な凪沙と、おバカだけど素直で凪沙のことが大好きな優海は、幼馴染で恋人同士。お互いを理解し合い、強い絆で結ばれているふたりだけれど、ある日を境に、凪沙は優海への態度を一変させる。甘えを許さず、厳しく優海を鍛える日々。そこには悲しすぎる秘密が隠されていた――。互いを想う心に、あたたかい愛に、そして予想もしなかった結末に、あふれる涙が止まらない!!(Amazonより)

汐見 夏衛(しおみ なつえ)
 鹿児島県出身。教員として働くかたわら、休日には執筆活動をしている。2016年『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』でデビュー。2017年野いちご大賞を受賞した『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』が10万部を超える大ヒットに。(Amazonより)
--------------------------------------------------
 人の命を救うために、自分の命を捨てるって普通にはできないことですが、命を捨てないまでも、自分を犠牲にして人を救うというような行いの中で、神様の恵み、祝福、奇跡が現わされてくるのではないでしょうか。この本の中では、「神様はいるのか?」という問いかけが何度か出て来ます。日本の小説なので、神社(神棚)の神様として書かれていますが、それは偶像のものなので肯定はできませんが、全地を創られた本当の神様は、今も生きて働いておられ、いつも私たちを見ておられ、私たちの祈りに応えてくれます。桜貝を題材に、二人の強い絆が描かれていますが、運命の(神様が結び合わせた)絆は、決して引き離されることはありません。それは死をも超えたものです。


 しかし、創造の初めから、神は、人を男と女に造られたのです。それゆえ、人はその父と母を離れ、ふたりは一体となるのです。それで、もはやふたりではなく、ひとりなのです。こういうわけで、人は、神が結び合わせたものを引き離してはなりません。

(マルコの福音書10章6~9節)

出版社:新潮社
前田 勝(著)

 

なぜ母は義父を殺して死んだのか?
事件の当事者が背景を綴る慟哭の手記。
18歳の春、母が義父を殺して自死した。あれから16年、ひとり取り残された僕は母の生涯を辿る旅に出た。日本に出稼ぎに行った韓国人の母を求めながら、韓国と台湾で暮らした幼少期。日本で母と義父と過ごした中高時代。そして、「あの日」までの経緯。母親に愛されたいと願った息子が心中事件の背景を綴るノンフィクション。

前田 勝(まえだ しょう)
 1983年、韓国人の母と台湾人の父の下、韓国で生まれる。7歳まで韓国、12歳まで台湾で暮らす。日本人と再婚した母に呼ばれて12歳で来日。大学入学直前、母が義父を殺して無理心中を図る。大学中退後、東京NSCに入学。卒業後は舞台俳優となる。客演の傍ら劇団を主宰し、母の事件を描いた舞台を上演。2018年、ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」に出演し、母の生涯を辿る。同番組は北米最大級のメディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル2019」ドキュメンタリー・人物伝記部門で銅賞を受賞。2021年『茜色に焼かれる』(石井裕也監督)で映画初出演。舞台にも立ち続けている。(新潮社より)
--------------------------------------------------
 壮絶な人生って本当にあるのだなぁと思わされます。韓国は、クリスチャン国と言われているので、もっと愛に溢れていると思っていたのですが、日本のいじめの何倍もひどいいじめがあることを知りました。台湾は、今まで5回くらい行ったことがあるのですが、私の出会った人たちは親日で、優しい人たちでしたが、やはりここでもひどいいじめがあること知りました。勿論、日本にいじめがないわけではなく、外国人差別があることも事実です。さらに、殺人者の親族に対する誹謗中傷は激しい国なので、作者の苦難は計り知れないものがあります。そんな境遇の中にあって、作者が正しい道を歩んでこられたのは、周りの人から、神様から愛されているからですね。
 
 
何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。

(ペテロの手紙第一4章8節)

出版社:スターツ出版
いぬじゅん(著)
 

 難病で入院している恋人・壱星のために写真を撮る高2の萌奈。いつか写真の場所にふたりで行こうと約束するが、その直後彼は帰らぬ人となってしまう。萌奈は、流星群が奇跡を運ぶという言い伝えを知り「どうかもう一度だけ会いたい」と願う。すると――壱星が元気な姿で戻ってきた。みんなの記憶からは彼が死んだ事実は消え、幸せな日々を取り戻したかのように見えたふたり。けれど、壱星のよみがえりにはリミットがあると知って…。二度目のさよならの瞬間が迫る中、萌奈が見つけたふたりの再会した本当の意味とは――?(hontoより)

いぬじゅん
 奈良県出身。2014年、「いつか、眠りにつく日」(スターツ出版)で毎日新聞社&スターツ共催の第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し、デビュー。「奈良まちはじまり朝ごはん」シリーズ(スターツ出版)、「新卒ですが、介護の相談うけたまわります」(一迅社)などヒット作を数多く手掛ける。(Amazonより)
--------------------------------------------------
 好きな人が突然亡くなるとショックもありますが、生きている間に、ああしておけばよかったとか、後悔することがあるかもしれません。だから、生き返って、しばらくの間、共にやり直しの時間を過ごすという作品も多いのだと思います。聖書の中にも、人が生き返る話が出てきますが、神様に不可能はないことを知るとともに、私たちは神様に愛されていることを感じますね。私たちの肉体は必ず滅びる時が来ます。それがいつなのかは知ることができないので、悔いのないように今を精一杯生きることが大切ですね。


イエスは彼女に言われた。「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。」そこで、彼らは石を取りのけた。イエスは目を上げて、言われた。「父よ。わたしの願いを聞いてくださったことを感謝いたします。わたしは、あなたがいつもわたしの願いを聞いてくださることを知っておりました。しかしわたしは、回りにいる群衆のために、この人々が、あなたがわたしをお遣わしになったことを信じるようになるために、こう申したのです。」そして、イエスはそう言われると、大声で叫ばれた。「ラザロよ。出て来なさい。」すると、死んでいた人が、手と足を長い布で巻かれたままで出て来た。彼の顔は布切れで包まれていた。イエスは彼らに言われた。「ほどいてやって、帰らせなさい。」そこで、マリヤのところに来ていて、イエスがなさったことを見た多くのユダヤ人が、イエスを信じた。(ヨハネの福音書11章40~45節)

出版社:KADOKAWA
小桜 すず(著)
 

「俺はずっと君のことが気になっていて、一度でいいから話してみたかった」
高2の藍原美月は親友の彼氏に叶わぬ片想いをし、悩む日々を送っていた。ある日、美月は図書室で『こころ』に挟まった自分宛てのラブレターを見つける。差出人の名前は「佐藤」、でも心当たりはゼロ。不審に思いながらも返事を本に挟むと、翌日また手紙が!こうして不思議な文通を繰り返すうち、「佐藤くん」は美月にとって大切な存在になっていくが――。「藍原さんに、会いたい。」手紙にこめられた想いと衝撃の事実がわかるとき、涙が零れる。切なさに包まれる感動作!(Amazonより)


小桜 すず(こざくら すず)
 『図書室のラブレター~光をくれた君へ~』で第1回魔法のiらんど小説大賞青春小説部門賞を受賞しデビュー。(Amazonより)
--------------------------------------------------
 親しい友達にも言えないような悩みや苦しみって、誰にでもあると思います。そんな時、人は心の支えが必要ですね。病気になるとなおさら、何かに頼りたい気持ちは強いですね。文字で思いを伝えるのは、口で伝えるよりも重みがありますね。私も10代の時に文通をしていたことがありますが、悩みを打ち明けることもあり、どんな返事が来るのか待ち侘びたこともあります。相手は一度も会ったことのない子でした。目に見えないからなおさら思いはつのるのかもしれません。たとえ目に見えなくても絆は強いですね。
 
 
私たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。

(コリント人への手紙第二4章18節)

出版社:スターツ出版
櫻いいよ(著)
 

 周りに流されやすい美久と、読書とひとりを好む景は、幼馴染。そして、元恋人でもある。だが高校では全くの疎遠だ。ある日、景は自分を名指しで「大嫌い」と書かれたノートを図書室で見つける。見知らぬ誰かに全否定され、たまらずノートに返事を書いた景。一方美久は、自分の落としたノートに返事をくれた誰かに興味を抱き、不思議な交換日記が始まるが・・・その相手が誰か気づいてしまい!? ふたりは正体を偽ったままお互いの気持ちを探ろうとする。しかしそこには思いもしなかった本音が隠されていて――。(Amazonより)

櫻いいよ(さくらいいよ)
 大阪府在住。『君が落とした青空』(スターツ出版)でデビュー。『交換ウソ日記』(スターツ出版文庫)は続編が刊行され、コミカライズや児童文庫化されるなど、10代を中心に人気を博している。青春時代の恋愛や心の傷を描いた作品に定評がある。(集英社より)
--------------------------------------------------
 言葉だと上手く伝えられない思いも、文字だと伝えられることもありますね。自分の本音を隠し続けるのは無理です。人からどう思われるか恐れないで、自分らしく行動したいですね。誰しも、子供の時は、素直だったはずです。人に笑われてもいつまでも幼子のような心でいたいですね。
 
 
そのとき、弟子たちがイエスのところに来て言った。「それでは、天の御国では、だれが一番偉いのでしょうか。」そこで、イエスは小さい子どもを呼び寄せ、彼らの真ん中に立たせて、言われた。「まことに、あながたがに告げます。あなたがたも悔い改めて子どもたちのようにならない限り、決して天の御国には、入れません。だから、この子どものように、自分を低くする者が、天の御国で一番偉い人です。また、だれでも、このような子どもひとりを、わたしの名のゆえに受け入れる者は、わたしを受け入れるのです。(マタイの福音書18章1~5節)

出版社:スターツ出版
櫻いいよ(著)
 

 高校で副生徒会長を務める江里乃は、正義感が強く自分の意見があり、皆の憧れの存在。そんな完璧に見える彼女だが、実は恋が苦手だ。告白され付き合ってもなぜか必ずフラれてしまうのだ。そんなある日、江里乃は情熱的なラブソングが綴られたノートを拾う。恥ずかしい歌詞にシラけつつも、こんなに純粋に誰かを好きになれるノートの中の彼を少し羨ましく感じた。思わずノートに「私も本当の恋がしたい」と変な感想を書いてしまう。ウソみたいな自分の本音に驚く江里乃。その日から、ノートの彼と“本当の恋”を探す交換日記が始まってーー。(Amazonより)


櫻いいよ(さくらいいよ)
 大阪府在住。『君が落とした青空』(スターツ出版)でデビュー。『交換ウソ日記』(スターツ出版文庫)は続編が刊行され、コミカライズや児童文庫化されるなど、10代を中心に人気を博している。青春時代の恋愛や心の傷を描いた作品に定評がある。(集英社より)
--------------------------------------------------
 この本の中で、「正論は正しいとは限らない」という言葉が出て来ますが、自分は正しいことを言っているのに、自分が悪者にされてしまうと思うことがありますよね。でも、それは言っていることは正しいかもしれないけど、言っている自分が正しくない。確かにそうだなと思いました。正しいことを言うだけではなくて、相手の気持ちになって、その正しいことに加えて、思いやりのこばをかけたり、フォローをしてあげることが必要ですよね。山本五十六の名言に、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」という言葉がありますが、まさに、相手の気持ちになるということですね。
 
 
しかしこういうわけで、器官は多くありますが、からだは一つなのです。そこで、目が手に向かって、「私はあなたを必要としない」と言うことはできないし、頭が足に向かって、「私はあなたを必要としない」と言うこともできません。それどころか、からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえってなくてはならないものなのです。また、私たちは、からだの中で比較的に尊くないとみなす器官を、ことさら尊びます。こうして、私たちの見ばえのしない器官はことさらに良いかっこうになりますが、かっこうの良い器官にはその必要がありません。しかし神は、劣ったところをことさらに尊んで、からだをこのように調和させてくださったのです。それは、からだの中に分裂がなく、各部分が互いにいたわり合うためです。

(コリント人への手紙第一12章20~21節)

出版社:KADOKAWA
櫻 いいよ(著)
 

 校内でも有名なイケメン風紀委員長・睦月に片思い中の小夜子。ある日、ずっと渡せなくて持ち歩いていた彼へのラブレターが紛失してしまった。「大切なものがなくなった」と落ち込んでいると、それに気づいた睦月が「風紀を乱す盗難事件は即刻解決する」と言い出した。落とし物として誰かに拾われ手紙を読まれることは嫌だけど、こんな展開で本人に内容を知られるのが一番最悪――。渡すつもりだったラブレターが行方不明になったり、送ったはずの告白メールが見知らぬ誰かに届いてしまったり。かと思えば大切な思い出を盗まれ、なりすまし告白をされたり。わたしが告白できないのは、恋なのか故意なのか。……どっちでもいいから告白くらいさせてほしい!『交換ウソ日記』の著者が描く、いつも誰かに邪魔をされ何故か告白ができない女の子と、イケメン風紀委員長とのドタバタ告白ミステリ!(Amazonより)


櫻 いいよ(さくら いいよ)
 大阪府在住。『君が落とした青空』(スターツ出版)でデビュー。『交換ウソ日記』(スターツ出版文庫)は続編が刊行され、コミカライズや児童文庫化されるなど、10代を中心に人気を博している。青春時代の恋愛や心の傷を描いた作品に定評がある。(集英社より)
--------------------------------------------------
 人に何か頼まれると、「いや」と言えない人はいるかもしれません。頼みやすい人、頼みにくい人もいるでしょう。頼まれたことを、嫌な気持ちを全く持たないで実行できる人は、ほぼいないですよね。人がやりたがらないことも、喜んでできる人は素晴らしいと思います。また、人が困っていても、見て見ぬふりをする人は多いですが、困っている人のために時間を惜しまず、助けられる人も素晴らしいと思います。そういう人たちで溢れたら素晴らしい世界になりますね。
 
 
そこで、イエスは彼らを呼び寄せて、言われた。「あなたがたも知っているとおり、異邦人の支配者と認められた者たちは彼らを支配し、また、偉い人たちは彼らの上に権力をふるいます。しかし、あなたがたの間では、そうではありません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。あなたがたの間でひとの先に立ちたいと思う者は、みなのしもべになりなさい。人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人たちのための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。

(マルコの福音書10章42~45節)

出版社:スターツ出版
宇山 佳佑(著)
蒼山 皆水(著)
加賀美 真也(著)
稲井田 そう(著)
雨(著)
 

 学校生活に悩む主人公を助けてくれた彼との卒業式を描く(『君のいない教室』蒼山皆水)、もし相手の考えが読めたら…と考える卒業式前の主人公たち(『透明な頭蓋骨』雨)、誰とも関わりたくない主人公が屋上で災いのような彼と出会い変わっていく姿を描く(『君との四季』稲井田そう)、卒業式の日に恋人を亡くした歌手を目指す主人公(『へたっぴなビブラート』加賀美真也)、人の目が気になり遠くの学校に通う主人公が変わっていく姿を描く(『わたしの特等席』宇山佳佑)。卒業式という節目に葛藤しながらも前を向く姿に涙する一冊。(BookLiveより)


宇山 佳佑(うやま けいすけ)
 神奈川県出身。脚本家として、ドラマ『信長協奏曲』などの脚本を執筆。著書に『ガールズ・ステップ』『桜のような僕の恋人』『今夜、ロマンス劇場で』『この恋は世界で一番美しい雨』『恋に焦がれたブルー』(すべて集英社)『君にささやかな奇蹟を』(KADOKAWA)『ひまわりは恋の形』(小学館)がある。(本のカバーより)

蒼山 皆水(あおやま みなみ)
 埼玉県出身。2020年、『もう一度人生をやり直したとしても、また君を好きになる。』(KADOKAWA)が「カクヨム×魔法のiランドコンテスト」特別賞を受賞し、作家デビュー。他『余命最後の日に君と』(スターツ出版)短編集などを刊行。

(本のカバーより)

加賀美 真也(かがみ しんや)
 山口県出身。2018年、『それでも僕らは夢を描く』で「小説家になろう×スターツ出版文庫大賞」青春恋愛部門賞を受賞し、作家デビュー。ほか『拝啓、嘘つきな君へ』『たとえ、僕が永遠に君を忘れても』『明日、君が死ぬことを僕だけが知っていた』『死にゆく僕が、君に嫌いだと告げるまで』(すべてスターツ出版)

(本のカバーより)

稲井田 そう(いないだ そう)
 神奈川県生まれ。2020年第5回スターツ出版文庫大賞にて『この恋を殺しても、君だけは守りたかった』が大賞を受賞し書籍化。ほか著書に『次期風紀委員長の深見先輩は間違いなく病気』(KADOKAWA)、『悪役令嬢ですが攻略対象の様子が異常すぎる』(TOブックス)シリーズが累計50万部突破。(本のカバーより)

雨(あめ)
 宮城県出身。夜更かしが苦手。きみの物語が、誰かを変える。小説大賞で、『きみと真夜中をぬけて』が大賞を受賞し書籍化(スターツ出版)。(本のカバーより)
--------------------------------------------------
 卒業式の時期も終わり、卒業生はそれぞれの新しい道を歩きはじめているでしょうね。卒業式は人生における一つの区切りのように思いますが、卒業式に対する思い入れは人それぞれでしょうね。私の息子は中学3年間不登校だったので、卒業式にも参加できず、代わりに私が校長室で卒業証書を受け取りました。少し悲しい卒業式でしたが、その後、息子は定時制高校を受験、「合格したよ」と嬉しそうな息子の声を聞いて涙しました。息子は働きながら勉強し、在学中も停学3回とか色々あったものの無事卒業しました。卒業式では、茶髪の卒業生は私の息子だけでしたが、とてもうれしい卒業式でした。どんな学校でも卒業するまでには色々なことがあって、卒業できる人、できない人もいるでしょうが、その時間は決して無駄なことではないと思います。


すべてのことを、つぶやかず、疑わずに行いなさい。それは、あなたがたが、非難されるところのない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。そうすれば、私は、自分の努力したことがむだではなく、苦労したこともむだでなかったことを、キリストの日に誇ることができます。

(ピリピ人への手紙2章14~16節)