和光市の国保も介護保険と同じ3年ごとの計画制度に
行政によるサービスは基本的に費用がかかります。ですから、基本的にはサービスが拡大したら、どこかのタイミングで税や保険料の負担が増える、ということになりますね。
では、負担を増やすのはどのタイミングが適切か、という議論が昔からあります。基本的に、サービスの受け手からすると、なるべく早くいいサービスを受けたいですよね。
しかし、仮に先にサービスを拡大して、負担は据え置いたとします。基本的には、将来、負担を増やす際にはサービスは良くならないことになります。しかも、今は金利がほぼない社会ですが、それでも借金でサービスを拡大したら、金利等は低いにせよ、発生する蓋然性が高いと思います。ですから、やたらとサービスの拡大を先行する事は愚策です。
少なくとも行政のプロがやるべきではない。
この発想のもとに作られたのが、3年ごとに採算を確認して受益と負担のバランスを取る介護保険制度なんですね。
先日、国保でもこの仕組みで行くこと、および子供子育て分野でも3年前に和光市で始まったこの思想を踏まえた制度について、中間見直しの内容を市議会の全員協議会でご説明させていただきました。
http://www.city.wako.lg.jp/home/fukushi/kokuho/_17455.html
この先3年間のサービスの供給見込みとご負担のあり方をセットで考えるこの仕組みが、少しずつ日本全体に広がったら、まだ生まれていない世代になんでも押し付ける国政の無責任さにもメスが入るのではないかと期待しています。
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桜井南相馬市長、敗れましたか…。
桜井南相馬市長、敗れましたか…。
桜井市長はもともと篤農家。乳牛を飼い、田を耕し、地域の自然をこよなく愛した方です。東日本大震災の際に世界的な注目を集めましたし、今回の選挙でも原発の是非に注目が集まりました。
しかし、桜井さんはあくまで地域から発想し、いかに南相馬を盛り上げ、復興するか、という視点から考える方でした。農家として苦労され、農の視点で福島を盛り上げたい、という思いで市長になった彼にとって、2期の市長としての仕事は苦悩に満ちたものであったものに違いありません。
そういう意味では、今回の選挙をめぐる外部のいろいろな声は彼にとって、いや、南相馬市民にとっておおいなる雑音だったことと思います。彼のやりたいことは南相馬の農業を取り戻し、地域を盛り上げること。
(私は縁あって福島県には時々行くのですが、福島は農産物の美味しい、まさに豊穣の地。特に福島産の果物と米の美味しさには感動させられます。)
思い出すのは震災の2か月後、食事支援で菅原文仁県議らと南相馬を訪問した私たちボランティアに彼は牛乳をご馳走してくださいました。「牛を飼い、田んぼを耕すのが俺の本来の姿なんだよ」と。
私は桜井勝延という人物の今後に大いに注目しています。
https://www.facebook.com/MinamisomaCity/
阪神淡路から23年
阪神淡路から23年になります。
私は公表している経歴の通り、兵庫県明石市で生まれ育ちました。
中学高校で神戸市東部の塾に通っていたこともあり、私の青春時代のたくさんの思い出が三宮~神戸の街にはあります。
23年前の出来事は、そんな青春の日々に歩いたり、お茶をしたり、書店をはしごしたり、といろんな経験をした街が灰燼に帰す、という生きてきた中でも特別辛くて、今でも思い出すと胸が苦しくなるような事件でした。
ただ、ひとつ言えることは、当時、関西出身の人間として根拠のない「関西には地震は来ない」という思い込みに毒されていたことが実に残念だということです。結果的に私は直接の被災者にはなりませんでしたが、多くの地元の住民と全く同じように地元での震災への備えを欠いていたことは事実であり、私も運が悪ければ死んでいたのではないか、と今考えても恐ろしくなります。
最近「正常性バイアス」という言葉がよく話題になります。
兵庫県教育委員会のサイトから引用すると下記のような話です。
異常事態に遭遇したとき、「こんなはずはない」と思ったり,危険が予想される状況でも「自分は大丈夫」と思って、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価してしまう心理的特性を、「正常性バイアス」と言います。
人は、危険を感じると強いストレスを感じます。
しかし、強いストレスはできるだけ避けたいと考えるので、無意識のうちに、危険を見て見ぬふりをしてしまいます。
つまり、本当に危険な状態でも「危険だ」と思わないようになってしまうのです。
私をはじめとする阪神淡路大震災の発災前の関西出身者の心理は正確には正常性バイアスとは様相は少し異なりますが、いずれにしても「危険はない」ことにして、対策をしないという点では同じです。
実際に、東京湾北部地震のリスクは高まっているとされていますが、これに真剣に向き合うことは面倒だし、ストレスフルなので、「気にしない」という選択を無意識にしてしまっている方が多いと思います。
しかし、やはり、リスクは小さくないわけですから、何らかの形で命を守るための備えをしていただければな、と思います。
写真は震災直後、被災した親戚の片付けの手伝いに行った際に私が撮影したものです。





