武内臣介です。
いつもお読み頂き有難うございます。
今日は、
No.5059 【コト生みーその612】
『真面目な魅力理論(第301回)自己修養の基本【五常を知る】』
です。
(タイトル)
自己修養の基本【五常を知る】
<今日のポイント>
人として魅力的になるための自己修養。
その基本は五常にあります。
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お役立ち人材を育成していくには、その基本となる五常をカリキュラムの中にしっかりと落とし込んで教えていくことが大切です。
今回のコラムでは、難しく思われる五常について分かりやすく書いております。
ぜひお時間を作ってお読み頂ければ幸いです。
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漫画キングダムのおかげで中国大陸の歴史に興味を持って古典などを読もうと思った方も多いと思います。
キングダムの時代は、春秋戦国時代で三国志の時代から約400年前の出来事です。
広大な土地の中に、さまざまな民族が地続きで住んでいると、ヨーロッパの歴史同様に戦争が絶えません。
そのような長い歴史背景があると、「世の中をより良くし、人々がより幸せに暮らせる世界を作れないのか?」と考える人たちが沢山出てきます。
その中に、孔子が春秋時代に生まれ、そのような志で多くの弟子を輩出し、その弟子が孔子の教えとして残したのが論語です。
孔子の教えを儒学と言いますが、その後の時代に国としての教えとして儒教と呼ばれていきます。
孔子は経世済民(世の中をより良くし、人々をより幸せにする)ことを目指し、徳で国を治めるという徳治主義を目指しました。
徳で治めるというのは、一人一人の人徳を高めるものですが、当時の時代では国を治める立場の人たちが学ぶものとして浸透していきました。
その教えの中にある基本となるものが『五常(ごじょう)』というものです。
実際の時代背景としては法家と呼ばれる人たちが「人の善性に頼っても人は悪さをするのだから法律で縛らないと国が乱れる」と言い、法律との両輪で国を治めるという流れになっていきました。
五常に戻りますが、五常とは『仁(じん)・義(ぎ)・礼(れい)・智(ち)・信』というものです。
この五つを常に自己に持ち続け、養い続け、実践し続けるということで『五常』と言います。
自己に持ち続けと書きましたが、この五常は本来誰でも持っているものです。
ただし、養っていかなければこれらは邪欲によって覆い隠されてしまいます。
よって、自己修養の基本として、五常を知り、五常を実践することが人徳を養うものになります。
さらに、これは経世済民を目指すものなので、私がお伝えしている真面目な魅力理論の中での『お役立ち』を果たしていく人材育成となります。
ちなみに、私のカリキュラムの中に『五常』を教える箇所はありませんが、実は五常を自然と実践するための工夫というか、しっかりと組み込んでいます。
さて、五常を分かりやすく簡単に説明していきます。
ただし、分かりやすく簡単に説明するということは、表面的な説明になるということも覚えておいてください。
表面的な説明による表面的な理解でも実践すれば問題ありません。
実践すれば勝手に深まっていくので。
≪五常≫
仁ーおもいやり
義ー正しい行い
礼ー仁と義を形にする(決め事にする)
智ー天地自然の理や本質を追求する
信ー仁義礼智を自らが守り続ける
ざっくりとこのような意味です。
文章で表現すると、「全ての人に対して自分を大切にするのと同じように人も大切にし(仁)、経世済民を目指しておもいやりを実践するための正しい行いを選択し(義)、その思いや行動を自分の決め事にして実践し(礼)、常に自己を省みながら追求し続け(智)、自らがこれらを守っていく(信)。」という感じです。
五常の逆の人がいたらどう思いますか?
逆の人は、「自分の邪欲を満たすために人が嫌がることや思いやりの欠片も無く、自分の邪欲を満たすための行動を選択し、その考え方がいつの間にか行動として定着してしまい、自らを反省することもなく、約束も守らない人」です。
政治家の皆さんは自己をどのように捉えていますか?
仕事で人を裏切る人は自己をどのように捉えていますか?
車の運転中に今でもスマホの画面を触っている人は自己をどう捉えますか?
自転車に子供を乗せているのにスマホを片手に持っている人は自己をどう捉えますか?
ということで、自己修養の基本となる五常について説明しました。
人が人として人徳を養う基本中の基本となります。
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