『引退にも色々な形がある』・『考えて行動するメリット・デメリット』 | プロテニスプレーヤー赤羽毅朗オフィシャルブログ Powered by Ameba

『引退にも色々な形がある』・『考えて行動するメリット・デメリット』

さて最近間が空くことが多くなってきてしまいちょっと反省中の赤羽ですが、ちゃんと1日1テーマで更新し続けてまいります。(多分 笑)



先日友人と話したテーマ。プロ選手にしろ社会人選手(実業団とか)にしろ、引退の形って人それぞれ違うんだなと言われて、確かにそうだなと思った。



結果が出ずに心半ばで終わってしまう人、度重なるケガに苦しみ引退を余儀なくされた人、中には選手と指導者との関係に苦しみやめてしまう人もいる。



凄く悔しいし、どうしてもっと出来なかったんだと自責の念にかられてしまう人も少なくないと思う。

でも一つ共通していることがある。それは、満足いく形で終えられる人が「ほんの一握り」ということ。

プロにしろアマチュア(社会人含め)にしろ、不本意ながらやめてしまう人のほうがはるかに、それはもう数限りなくいるのだ。


だからというわけではないが、もしたとえ不本意に終わったとしても、自分を責めたり下を向いてしまう必要はない。と僕は思う。

弱肉強食で勝敗が全てを左右してしまうスポーツの世界ではこの状況はなおさらで、半分仕方ない部分もあるからだ。

もちろん、自己管理が甘かったとか、努力が少なかったとか、そういった反省点は必ずあるだろうから、それは次の活動に生かしていったらよい。



僕が思うに、そういう悔しい思いをしてきた人こそ、人の気持ちを理解できたり、人の為に動けたり、自分本位ではなく周りに気を使える人間になれると思う。


だからだから、悔しいけど、それでいいのだ。笑



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さて2つ目のテーマ。『自分で考えて行動する大切さ』なのだが、これにはメリットとデメリットがあると僕は思っている。


まずデメリットから。

デメリットと言っても別に悪いことではないのだが、真面目な人に陥りがちなのが以下。

・”謙虚”と”自信がない”を間違えてしまう
・優しすぎる
・人に嫌われることを怖がる

とか色々。

成績をあげるために自分に必要なことは何かと考えることは絶対必要なのだが、上に書いたようなそれ以上のことをしてしまい、結果を落としてしまう人も多くいると僕は思っている。


「何が必要か」「強いだけじゃダメだ」「どんな人間でいるべきか」とかを考える人って、謙虚すぎて逆に自信をなくしてしまう。あとは優しすぎて、勝つために何でもするようなガツガツ系にはなれない。成績は出てるけど自分だけを考えている人を目指したいとは思わず、”良い人”でいようとして勝負に徹することができなかったり。(→ジャッジには文句をつけない、せこいジャッジはできない、相手を威圧しない、勝てば何でもよいという考えになれない 等)


でも勝負の世界って勝敗が全てを左右するから、甘いと言われればそれまでなのだ。


しかし、メリットは絶対にあると思う。

それは、

・人の気持ちを汲める人になる
・自分じゃなく人を中心に動ける(利己的ではなく利他的)
・努力の質が高い
・常に向上心がある


などなど。

僕が思うに、競技中は上に挙げたようにマイナスに働いてしまう面もあるのだが、競技を終えたあとに大きく繋がる強さを得ることができる。



結論を先に言うのが大事と思いながらもつい前置きが長くなってしまう癖なのだが笑、つまりは「考えて行動することは絶対必要」ということである。さっきも言ったか?笑


テニスは残酷なスポーツで、あまり考えてないでボコボコ打ってほうが強くなる、というケースもよくある。

だけど偏見かもしれないが、競技中たとえ強くても、自己中心的な人・または特に考えずに勝っている人って、引退後にも向上心を持ち続けて活動出来る人って少ないんじゃないかと思う。


勝手なイメージで申し訳ないが。


理想は世界のトッププレーヤーのように、自分で考えてなおかつ人のことも考えられる選手ってのが一番ですやね。よく分からないまとめですが、参考にするのはやはり世界のトップの人でしょう。