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おごめ~ん!大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ

 

昨日午後は、大分市のコンパルホールへ。

「大友氏400年その魅力に迫る!~千田嘉博氏と赤神諒氏が語る~」というシンポジウムへ!(おおいた大茶会の一環です。)

 

有名な城郭考古学者の千田嘉博氏、大友氏を取り上げた小説で人気急上昇中の赤神諒氏が、豊後大友氏について独自の視点で語ります!

また、大分麦焼酎二階堂のCMソングでお馴染みの音楽ユニット:マリオネットさんによる、ポルトガルギター&マンドリン演奏で、国際都市豊後府内らしい西洋風情を感じました♪

 

今回、このシンポジウムの内容を、簡単ながらご紹介いたしますm(__)m

みなさまのご参考になれば幸いです。

▽チラシ

<目次>

  1. 「作家が語る大友家臣ランキング」(赤神諒氏)
  2. 「ポルトガルギター&マンドリンの演奏」(マリオネット)
  3. 「大友氏の城に歴史を読む」(千田嘉博氏)

 

 

(1)「作家が語る大友家臣ランキング」(赤神諒氏)

『大友二階崩れ』、『大友の聖将』など、大友氏関係の歴史小説を書かれている赤神氏

もともと本業は弁護士で、作家と二刀流。

歴史には詳しくないそうで、赤神氏の作品はフィクション歴史作品としてお楽しみいただければとのことです。

今回、その赤神氏が選ぶ大友家臣団ランキングトップ10をご紹介!

赤神氏のユニークな考察が必見です!

 

 

[ランキング(人物名&キーワード・人となりなど]

☆10位:大友宗麟

  • 寛容」→謀反を起こされても寛容だったといわれる。

☆9位:吉弘鑑広

  • 」→吉弘家は代々、大友氏のために大将として戦死。
  • 実在したかは不明。
  • 二階崩れの変で登場。

☆8位:柴田礼能        

  • 悪鬼から聖者へ」→篤いキリスト教信者(聖者)
  • 丹生島(臼杵城)の戦いで登場→大友宗麟公最後の戦いVS島津氏
  • ヘラクレス的な存在

☆7位:小原鑑元

  • 」(※理由失念…m(__)m)
  • 肥後南関城主→2万の将兵で、大友氏に反旗に翻し、若き宗麟公を恐怖に陥れた

☆6位:吉岡妙林尼

  • 恋と愛」→2名の男と恋に陥った!?
  • 天下人を袖にした尼武将(主君・家臣がいなかった鶴崎城を、島津軍から守った)      

☆5位:角隈石宗

  • 黒幕」→謎だらけの軍師。
  • 耳川の戦いで戦死

☆4位:秘密

(※今後、この家臣を題材とした作品を出される予定→その時までのお楽しみ♪(笑))

 

☆4位’:三雲新蔵人(※大友氏以外で、現在執筆中の人物紹介)

  • 神遊の城』という文庫本で紹介予定。  
  • 最強の甲賀忍者
  • 鈎(まがり)の陣=応仁の乱後の足利義尚襲撃事件で登場。

☆3位:立花宗茂

  • キーワードは未定。今後執筆予定。
  • 大友サーガ(赤神氏による大友文学)の最後を彩る予定の武将。

☆2位:高橋紹雲

  • キーワードは未定。今後執筆予定。
  • 岩屋城玉砕→通常は牙城をある程度攻めたら一部解放や手加減をするが、彼は徹底的に敵を倒した

☆1位:戸次鑑連

   ・「大友の戦神」→下半身不随ながら九州最強武将

 

 

(2)「ポルトガルギター&マンドリンの演奏」(マリオネット)

続いて、音楽鑑賞♪

ポルトガルギター&マンドリンマリオネットさんの演奏♪

ポルトガルギターの音色は、哀愁漂うものです。

今回は、映像も駆使され、昼下がりのひと時が西洋のような雰囲気になりました♪

▽二階堂さんのCMでも何度か演奏されました。一例です。

 今回、CM映像&生の演奏という素晴らしい空間に♪

 

 

 

 

(3)「大友氏の城に歴史を読む」(千田嘉博氏)

最後に、NHK歴史ヒストリアや続日本100名城選定など、城郭の世界で非常に有名な千田先生による、大友氏のお城の考察が行われました!

 

 

[1.大分県中世城館調査からわかった大分の中世城郭]

・1995~2004年:大分県で中世城館跡の総合調査が行われた。

  →文献・地籍図等も網羅的に調べたものすごい調査。

  →大分らしい、「荘園・中世村落研究」、「イエズス会関連資料」などもしっかり調査(荘園が多かった&西洋との交流があった豊後)

  ⇒保存を大切に

    →大分にロマンを感じたい人が大分を訪ねた時、「草ぼうぼうで何にも残っていないじゃん…」など、がっかりさせないように。

政治&社会を反映した多様な城館が大分県内に多数あり

  ①大友氏の拠点的城郭→Ex:高崎城(大分市)、丹生島城(臼杵市)、上原館(大分市)

  ②大友一族・有力国人の城…大友氏に劣らない立派な城郭がたくさんある。

      →Ex:田原氏の雄渡牟礼城(国東市)、入田氏の津賀牟礼城(竹田市)    

  ③小領主連合、一揆の城…国単位ではなく、小さな村単位での城も多く残る。

      →Ex:宇佐三十六人衆(佐田城→村人が一揆をするために立派な城を築く)、玖珠群衆、山香東西一揆

  ④黒田孝高などによる織豊系城郭…中世→近世へのダイナミックな動きがわかる。

      →Ex:高森城(宇佐市)

 

[2.大友氏城館の特色]

規模が大きい!→Ex:府内館(キリスト教など当時の国際都市府内の様子がよく分かるほど保存よし)、高崎城、臼杵城

  やじるし

構造自体は、他の城とはさほど差はない(抜きんでてはいない)

 →∵「城誘(しろこしらえ:藩境の城)」=在番衆(大友氏が派遣)や地域武士が実施=地域武士の技術に依存

    (大友氏はたくさんの城誘を作り防御力向上→各地には大友氏一族・家臣が多く、同じ技術を共有した?)

   →Ex:山野城(竹田市)…志賀氏・一万田氏など、一族で各壕を改修

並立的な城郭構造…大友氏の政治構造を城郭プランが反映

 →戦国期に築かれた大友氏の城郭…本丸・二の丸といった特別な区別や守備はない。

畝状空堀群(山の斜面を洗濯板のように凹凸)の導入…全国で普及し始めた必殺兵器の導入

 →Ex:高井岳城(日田市)、妙見岳城(宇佐市)

 

[3.大友氏城郭の展開-戦国から近代へ-]

・天正期~:防塁ライン(帯曲輪・横堀など)を導入→到達点=高崎城

 →本丸と詰丸とを分立⇒少しずる築城階層の変化がわかる状態にある。

・豊臣期:織豊系城郭の設計を導入し始めるも、典型的な織豊系ではなく、戦国以来の豊後の城づくりも継承=大友権力の反映


[4・大友氏遺跡を活かす]

VR(仮想現実)・AR(拡張現実)の導入…実際に天守閣など復元しなくても、スマホアプリなどで現地で往時の城郭風景を画面上で復元。

  →Ex:一乗谷朝倉氏遺跡(福井、過去記事)、福岡城(福岡:過去記事

・誰もが訪問出来て楽しめる「バリアフリー」も!

  →文化庁「もちろん史実に基づいてね&バリアフリー(スロープ・展示など)もしっかりしてね!

   →Ex1:金沢城(石川:過去記事)&首里城(沖縄:過去記事)&平城京跡大極殿(奈良)…スロープやエレベーターの整備

   →Ex2:エーレンブライトシュタイン要塞(ドイツ)…点字・音声案内なども充実

 ⇒史実&バリアフリーの両立⇒すべての人に開いた大友氏遺跡へ!(※世界から人がやってくる!

 

 

…と、文字列ばかりで失礼いたしましたm(__)m

▽コンパルホール内にある大友宗麟公の銅像をご紹介!

全国的に有名な研究家や作家から注目されている大友氏。

たくさんの家臣を抱えていた、西洋文化との交流など、他の大名とは異なった付加価値があるからかもしれませんね!

改めまして、全国でも注目を集めている大名だと感じました。

大分学研究会で大友氏について少しずつ学習しておりますが、まだまだ学習が必要だなと振り返りました。

家臣や城郭などにも注目すると、面白い発見があるかも!?

講師やマリオネットのみなさま、ありがとうございましたm(__)m

 

 

西洋文化薫る豊後府内。ぜひその文化・歴史をご堪能くださいませ♪

 

 

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