今回は5弦ベースの楽曲を4弦ベースで弾く方法についてです。

はじめに、5弦のチューニングについてですが、一般的にB(シ)という音にチューニングされていて、5弦5フレットは4弦0フレットの音とまったく同じ音になります。
つまり5弦5フレットより上の音は、4弦ベースでもまったく同じ音が出せます。
逆に言うと5弦4フレット以下の音は、一般的な4弦ベースでは出せないということになります。
そこで、このそれぞれの場合について、5弦の音を4弦ベースに変換する方法について書きたいと思います。



まず5弦の5フレット以上の音が出てきた場合。
この場合は、以前のブログで書いたのと同じ方法を使って4弦に変換することが可能です。
つまり
5弦5フレット→4弦0フレット
5弦6フレット→4弦1フレット
5弦7フレット→4弦2フレット
        ・
        ・

という感じですね。



次に5弦4フレット以下の音が出てきた場合。
先ほども書いたように、これらの音は一般的な4弦ベースでは出せない音になるので、1オクターブ上の音に変える必要があります。

ではベースの指板上で、ある音の1オクターブ上の音はどのような位置にあるかわかりますか?
正解は、「2つ下の弦の2フレット上」です。
文字にするとわかりづらいですが、指の形で見てもらうとすぐにわかると思います。
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スラップのときなどにかなりよく使う指の形ですよね。この場合、小指で押さえている1弦5フレットの音が、人差し指で押さえている3弦3フレットの1オクターブ上の音になります。

この指の形は5弦ベースでも共通なので、たとえば5弦3フレットの音の1オクターブ上はこんな感じでです。
$ベーシスト タカケンのブログ
3弦5フレットですね。

さらに先ほど引用したブログの考え方をこちらでも使うと、3弦5フレットと4弦10フレットがまったく同じ音になるのがわかると思います。
つまり5弦3フレットの1オクターブ上の音は、3弦5フレットまたは4弦10フレットになります。

これらをまとめると、5弦4フレット以下の音の1オクターブ上の音は
5弦4フレット→3弦6フレットまたは4弦11フレット
5弦3フレット→3弦5フレットまたは4弦10フレット
5弦2フレット→3弦4フレットまたは4弦9フレット
5弦1フレット→3弦3フレットまたは4弦8フレット
5弦0フレット→3弦2フレットまたは4弦7フレット

になります。


これらの考え方を使えば、4弦ベースでも5弦の曲を弾けるようになるのでぜひ試してみてください。ちなみに、5弦ベースを弾く際のコツについてはこちらのブログに書いてあるのでよかったら読んでみてくださいね。


2014/1/30追記
この記事の続編を書いたので、こちらも読んでみてください。



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