日時: 2022年3月19日(土)13:30
場所: タワーホール船堀大ホール
曲目: エグモント序曲、ブルッフ・バイオリン協奏曲、ハイドン交響曲第53番
独奏: 塗矢真弥
指揮: 一山貴功
会場入り口で所定の体温チェック、手の消毒を済ませたあと頂いたプログラムには、「本日の指揮者」という表題とともに一山さんの写真と簡単な経歴が記された紙片が挿まれていた。元々の予定は右近大次郎さんだった。一山さんの経歴には右近さんにも師事したと書かれているから、何らかの事情で右近さんが振れなくなりお弟子さんが代わりをすることになったのだろう。演奏に先立ち一山さんのプレトークがあり、簡単な曲紹介の前に「右近さんの一身上の都合により私が代わった。」とだけ説明あり。そうすると流行りやまい?というのがまず思い浮かんだが分かるわけがない。何十年も前に年末の第九を若杉弘指揮の読響で聴こうとしたとき、急病で山岡という方が立派に代役を務めたのだが、その時以来の珍事に立ち会ったことになる。
私の印象だと、交代はとても急であり、代わった人はぶっつけに近かったのでは? 出てくる音のほうが指揮より早かった箇所があったように見えたのは気のせい?
オケの皆さんは達者揃いのようであり楽しめて良かったのだけど、前半のステージでは金管の1パートが他を圧倒するなどバランスが気になったし、そのパートの出番がないハイドンでは単調さが気になって長く感じてしまった。
というようなわけで、この日の演奏で一番聴き応えがあったのは、楽団の名前とは裏腹にブルッフだったと思う。ハイドンの楽しさが感じられなかったのは残念だ。