3/12 団子オーケストラ演奏会へ | takacciの「見た・観た・聴いた・読んだ」

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音楽に関すること、観たこと、読んだことへの感想などを書いていきます。(文中敬称略) 2019年4月より別サイトで掲載していた写真の記事も同居させましたが、20年7月に元に戻しました。

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日時: 2022年3月12日(土)14:00

場所: 埼玉会館大ホール

曲目: フィンランディア、アルルの女2、ベートーベン7

指揮: 佐藤親悟

 

私が普段聴きに伺う演奏会としては最北の地浦和での開催だった。駅の東にある浦和駒場には何回か女子サッカーを観に行ったことがあるものの、今回の会場がある西側を歩いたのは初めてであり、ちょっとした旅行気分で知らない街を歩いた。

プログラムによると、この団体は埼玉大2018年入学生主導のオケであり、18という数字が団子に見えるという意見があって、それが団の名前になったのだそうだ。今回は現役時にコロナ下で中止になってしまった演奏会のリベンジとのこと。二回目の演奏会があるのかどうかは不明。

 

フィンランディアは「ちょっと弱いパートがあるな」と感じたが、全体的に楽しんで聴き終える。

アルルの女第二組曲はやはり弱いパートがバランスや響きに影響していると思ったが、それぞれがベストを尽くして頑張り、纏まりのある楽しい演奏になっていた。特にファランドールのラストの盛り上がりが凄くて、「ひたむきさ」大勝利、これぞアマオケの神髄、いや、アマオケを聴く楽しみの極み、と言って差し支えない出来だった。

ベートーベンの7番はこの調子だとどうなるだろうと期待されたが、大健闘にもかかわらず荷が重過ぎたようだ。合奏では弱いパートは隠れてしまい、目立たなければいけないところでも音量差をカバーできなかった。クライマックスでは強い音を出すパートの音がぶらさがってしまい、やや不協和音気味。これは客席もきつくなる。聴けば聴くほど「これは演奏するだけでも大変な曲なのだ。」と認識せざるを得なかった。そんな曲を曲がりなりにも最後まで演奏し切ったのは凄いのだと思う。幾つかの楽器に手を出しながら、どれにも惨敗で撤退してしまった私から見ると、こうして名曲の中に入って集中した時間を過ごせるとは羨ましい!としか言いようがない。