2/11 東京フォレストオーケストラ第19回定期へ | takacciの「見た・観た・聴いた・読んだ」

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音楽に関すること、観たこと、読んだことへの感想などを書いていきます。(文中敬称略) 2019年4月より別サイトで掲載していた写真の記事も同居させましたが、20年7月に元に戻しました。

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日時: 2022年2月11日(金)14:00

会場: サンパール荒川大ホール

曲目: スラブ行進曲、イタリア奇想曲、カリンニコフ・交響曲第1番

指揮: 室賀元一

 

開演前に楽団員を代表して挨拶と楽曲説明があり、楽団創設から10年が過ぎたという点を中心に据えた話だった。

 

すでに何回もこの楽団のコンサートを聴かせて頂いていて、あまり出来の良くない演奏も時折あったこと、しかしそれでも一曲は必ず素晴らしい演奏を楽しませて頂いたこと、を良く憶えている。であるから、前半は良くなくても割り切って聴く覚悟でいた。しかし今回は初めのスラブ行進曲からとても楽しめて、上手いなあ、とうっとりして聴いた。特にこの曲は私の気に入りの曲でもあり、学生時代に東京交響楽団の演奏で何回か聴いたなあ、などと思い出しながら楽しむ。このマーチも次の奇想曲も、割りと遅めのテンポで細部を丁寧に聴かせて頂き、これまで知っていた曲のイメージを更新することが出来た。

この調子ならカリンニコフも期待できそう、と思え、確かに明確な解釈による見通しの良い演奏を楽しめたのだけれど、第三楽章辺りからこちらの集中力が切れてきたのか、うつらうつらするようになった。考えるに、さすがに曲の構成が弱いのではないかなあ、という印象です。第四楽章の後半から終盤の盛り上がりで金管の咆哮が強力であり、この身を強く揺さぶられる心地だった。しかしアンコールに演奏された白鳥の湖のフィナーレ部分を聴くと、さすがはチャイコフスキー。カリンニコフのフィナーレより少なめの楽器数でより劇的な盛り上がりを見せられる辺りにメジャーな作曲家の面目躍如、と思わされた。

 

1stバイオリンの音楽性、フルート、ホルンに「いいね」。オーボエは不調? トランペットはこんなに強く吹くと少なめの弦楽器群を消してしまう上に、音程やリズムにも悪影響があったのでは。