酒とバラの日々 -64ページ目

浴衣

数日前、我が家に浴衣が届きました。


1週間前の日曜日、なんとなくオークションを見ていてなんとなく浴衣を見ていたら

なんとなく競り落とせてしまいました。

麻の素材感と藤の花が気に入って。

送料込みで3000円ちょっと。

もともとの金額はそれなりにきちんとした金額だったし、新品だったので

届く日が待ち遠しく、そしてとうとうやってきた浴衣。


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3000円ちょいとは思えない素材感で(まずは何より素材感!)、1人家にて感激。

色も好みの感じだし、オークション侮れないなと感心しました。

そして、2年前ぐらいにセールで買ったまま使うことのなかった紫色の帯を合わせてみるとピッタリだったので

近々花火大会にデビューしてみようかと思います。


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間に合うようならとんぼ玉の帯留めをつけてみたい。

最近とんぼ玉の帯留めがとても気になります。


浴衣を新調したのも久々、着るのも久々。

(あ、でもよく考えたら伊香保温泉で着たのでした。それ以来浴衣熱が高まったような?)

来週末あたりにだんなサマの実家で花火大会があるみたいなので、

お義母さんにお願いして着付けしてもらおうかな。


浴衣を着ると、気持ちがしゃんとするから不思議。

自分の中で女の自覚が芽生えるのでしょうか。

少し背筋ものばして歩いてしまう。

そして姿勢がよいねと褒められたりするのですが、実は思いっきり猫背なわたし。

ただ頑張っているだけなのです。


浴衣に花火。

久々に日本の夏を楽しんじゃおう。





歩けども歩けども*10/2

目的のワイナリー見学も終えたし、夜には大事な旅の約束があったので、そろそろドウロ川南岸(ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア)を去ろうと思う。


北岸の町に戻るには、来た道を引き返せばよいのだが、さすがに歩き疲れたし酔い疲れた。

実はドウロ川に大きく架かるドン・ルイス1世橋にはメトロが走っていて(メトロといっても町郊外は路線バス)

北岸と南岸は極めて簡単に行き来できる。


というわけで、ワイナリーを出たわたしたちは南岸のメトロの駅、『ジャルディン・ド・モーロ』を目指すことにした。

さようなら、ワイナリー。


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このようなきつい坂を何度も登るわたしたち。

目指す駅は、ドン・ルイス1世橋の1番高い位置に当たる高さにあるはずなのだ。

(メトロは橋の1番上を走る)


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そして道に迷う。


歩けども歩けども、駅らしきものが見当たらず、どんどんと路地裏へと迷い込んでしまう。

行きに通ったワイナリーの石垣の道とも異なる、庶民的な別世界へ。

目指す方角はあっているはずなのに、そのうち橋まで見えなくなった。


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それでも歩き続けると、再び道が開ける。

ああずいぶん高くまで登って来たものだ。

これなら普通に来た道を戻っておとなしく坂を下りたほうが楽だったのではなかろうか、

と、思ったりもしたが、目の前に広がる沢山のワイナリーの屋根、そしてドウロ川。

さらに南岸の街を知ることが出来たからいいのだ、これで。

ただし足はもう棒のよう。


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目指す方角にまっすぐ登りたいのになぜか下ってしまったりと、前途多難で先行き不安なわたしたち。

ドン・ルイス1世橋はまだまだ遠い。

でもこの橋と両岸の景色はやはり感動的。


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道に迷ったり、かと思えば美しい景色に夢中になったり、

とはいえ所詮は道に迷っていたんだということを思い出してまた焦ったり、

そしてそろそろギブアップ。

だいぶ前からギブアップしているのだが、道を尋ねようにも人にも出会わない。

道に迷いつつもちゃっかり色々な文化や建物には興味津々で

こんなかわいい幼稚園(?)を見つけて一瞬はしゃぐ。

そしてまた道に迷い凹む。


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歩けども歩けども、駅にはつかず。

おまけに急に、雲行きまで怪しくなってきた。

と、そんなときに、とうとう我らに救世主が現れたのである!

忘れることのできない旅の出会い。







35th

帰り道、地下鉄を途中下車。

慌ててケーキを買い(とは言え何が好きなのか考えはじめたら散々迷い、かなりの時間ロス)、

だんなサマの好きであろうワインを買い(給料日前のさみしいお財布なのだが)、

それでなくても荷物が多いのに、再び地下鉄に乗ったらワインは重いしケーキの箱は邪魔だしで

左肩に荷物が食い込みつつ、少しお勉強して(家では絶対したくない!)

家についてもいつものごとく座る時間さえなく、慌てて夕食の仕度。

そうしてやっと一段落して…、おめでとう!!

だんなサマ、本日ハッピーバースデー。



プレゼント、というより普通に必要なお洋服を、既にこの前一緒に買いに行ったので
今日はとくに何もないのですが、折角の誕生日なのに何もないのもなあと不憫になり、
ケーキを買って帰ったら嬉しそう。
やっぱり誕生日にはケーキがあると嬉しいものなのだ!

さてではこの後の時間をどう有意義に過ごそうかなーと考えたのですが、
テレビもパソコンも消して、家にあったボサノヴァのCDを流して、キャンドルだけの灯りにして
おしゃべりしたりぼーっとしたり、ゴロリ横になったり。
そしてケーキを食べてみたり。

誕生日とは関係ないけれど、慌しい日常生活の中で、こういう静かな時間は必要なのだと気付く。
静かに流れるCDの音が心地よい。
だんなサマは、買ってきた赤ワインを満足そうに飲んでいたので
有意義な時間となったに違いない。


散々迷った挙句買ったのは、夏の果物がドカンと盛られたほんのりココナツ風味の甘さひかえめなケーキ。

梨と巨峰と黄色いスイカ。

ジュワっと中からはじける果実に冷たいジュレ。

夏の味、美味しい。

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ケーキを無心でほうばる姿を見て、あの迷った時間は無駄ではなかったのだと心の中でバンザイ。

なにはともあれ、おめでとうー。