酒とバラの日々 -111ページ目

憧れのリスボン市電28番*9/30

リスボンで何を1番楽しみにしていたかと言えば

やっぱりやっぱり市電。

リスボンと言えば、この黄色の路面電車が走る風景なのです。


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この日、ベレン地区からリスボン市内に戻ってきたのは15時過ぎ。

いきなり市郊外に出てしまったので、実はリスボンの市内観光を全くしていなかったわたしたち。


とりあえずはリスボン入門編ということで、リスボン概要を知りたい!

そう思ったわたしたちは、迷わず市電28番へ!


坂道の多いリスボンで名物になっているレトロ市電の中でも

この市電28番は、バイロ・アルファマ・バイシャ・アルトを結んで走る

観光客に大人気のルート。


なのでこの市電に乗れば、リスボンの素敵ポイントが全て見れるという最高の乗り物。

しかも疲れ果てた私の足にも優しい。

何しろ座っているだけでよいのだから。


マルティン・モニスが始発駅。

結構待ったのですが、乗り込もうとしたらとても混んでしまったので(基本的に28番は観光客でいっぱいの人気路線なので)、1つ見送ることにしました。


この方法は大正解!


28番は人気路線のため、本数が沢山。

混んでいる電車を見送れば大抵その直後に空いた市電がやってきます。


無事座ることが出来たので、さあここから路面電車でのプチ旅行のはじまり。



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ああこれに乗って、はじめてリスボンに来たということを心底実感したなあ。


石畳の上を走る路面電車はとても揺れます。

ガタガタゴトゴト。

そして坂道を上へ下へとすごいスピードで駆け抜けます。

(実際にはスピードは出ていないのかもしれないのですが、その体感スピードはすさまじいものでした)



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グラサという駅までの間は特に道が狭く、

え!?こんな場所を通れるの??

という細い路地を、スピードも大して落とさずにものすごいスピードでいくものだから

ジェットコースターにでも乗っているような気分でした。



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窓から顔でも出そうものなら自殺行為。

きっとどこかの壁か、お店の看板に頭をぶつけて病院送りになるに違いない。


そしてどこまでも続く美しい町並みを、ガタガタゴトゴトと市電の窓から見るというのは

なんだかディズニーランドにでもいるようなメルヘンでファンタジーな気分なのですが

これはリアルな世界でディズニーランドのようにどこかで終わってしまうような架空の世界ではないのだと思うと

深い感動が押し寄せました。


実際に、目の前の世界には人が住んでいて、沢山の生活があり

贋物ではない本物の文化を垣間見ることが出来ます。

干された洗濯物や、駆け回る子供たち、

市電と道をうまく共有する車たち。

市電とうまく付き合う地元の人たち。


信号で止まった市電の窓からは、すぐ10センチ前にあるお店の中のメニューさえ読めてしまうのだから。


楽しくて楽しくて、私はすぐにこの市電28番の虜になってしまいました。

リスボンにいる限り、乗れるだけ乗ろうとこの瞬間誓ったのです。


そして、このような市電が守られているポルトガルのことを、本当に好きになってしまった瞬間でした。


ベレンの塔*9/30

発見のモニュメントから、テージョ川に沿って歩くこと約10分、と地球の歩き方に書いてあったのですが・・

とても10分では着くことが出来なかった『ベレンの塔』



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ここに辿りつくのは本当に大変でした。


まだ前日の移動の疲れが抜けていなかったためか、私の足は相当疲れ果てていて

(とは言え、ついさっきエッグタルトを食べてお茶したばかりなのだが)

発見のモニュメントからベレンの塔らしきものは見えていたのですが

歩けども歩けども、ちっとも着かないのです。


これは精神的にまいってしまった距離でした。


ちなみに私がこう書く横で、だんなサマは「いやそんな遠くなかっただろう」と言っているので

やはり私の足が麻痺していたのでしょうか。


何度かベレンの塔を諦め、引き返そうかと思ったのですが

わざわざこんな遠いところまで来たのだから、少しでも多く、何かを見たいという好奇心が

わたしの重い足をなんとか動かしていました。


そしてたどり着いたベレンの塔は・・

ただの塔だった・・


なんて書くと大変失礼なのですが

疲れ果てていた私には、この疲労感が塔の唯一の思い出となってしまったのである。

疲労は芸術鑑賞の敵である。


しかし海の上にたつ姿は、曇り空に何か美しく

とても絵になる光景だなと思い、写真を撮りました。


そうそう、このベレンの塔。

以前ポルトガル旅行に出発する前に、何かの写真集に載っていてちらりと見た覚えがありました。


さて、実際このベレンの塔は何かというと

「16世紀始め、マヌエル1世の命により、船の出入りを監視するための要塞」であったそうです。


海と川との境にある石造りの塔は、故郷を旅立つ二度と帰らぬかもしれない船乗りたちを見送り

また幸運にも再びポルトガルの土を踏むために戻ってきた男たちを優しく迎えてきたのだそう。


疲れすぎてベレンの塔にまで悪態をつきはじめたわたし。

「テージョ川に浮かぶ貴婦人」という渾名までついてしまうような塔に対し

なんとも失礼すぎる観光客である。


うーむこれは反省です。


発見のモニュメント*9/30

いつに終わるかわからないポルトガル旅行記。

まだ2日目なのですが気長に書いていこうー。


ジェロニモス修道院の近く、テージョ河岸近くの『発見のモニュメント』


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ジェロニモス修道院に行ったついでにと立ち寄ったのですが

ここは4月25日橋(テージョ川にかかる大きな橋)が見渡せ

川岸の風が心地よく、何よりこのモニュメントの大きさに驚かされました。

写真では伝えきれないのですが、ガイドブックから想像していた大きさとははるかに異なり

予想以上の迫力。


先頭のエンリケ王子に続く天文学者、宣教師、船乗り、地理学者など

(このへんは後からガイドブックを見て知りました)は

本当に今から海に飛び出していきそうで

はるか遠い昔の「大航海時代」に思いをはせる恰好の場所です。


大昔、多くの人たちが海の向こうの大陸に思いをはせてこの地を旅立ったのだなあ。


綺麗に晴れ上がった空と遠くに見える4月25日橋。

心が浄化される。

なんてのんびりした時間なんだろう。



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この発見のモニュメント前の広場もとてもおもしろいのです。

大理石のモザイクで世界地図とその地の発見年号が書かれています。


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日本発見!

「1541年」とあります!

なかなか正確な形です。


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世界地図も想像よりずっと大きく、大航海時代への夢が膨らみました。


わたし、世界史で大航海時代のあたり、好きだったんですよね。

まさかポルトガルに来ようとは、そのときの私は思っていなかっただろうなあ。

人生何があるかわからないもんだ(笑)