ベレンの塔*9/30
発見のモニュメントから、テージョ川に沿って歩くこと約10分、と地球の歩き方に書いてあったのですが・・
とても10分では着くことが出来なかった『ベレンの塔』
ここに辿りつくのは本当に大変でした。
まだ前日の移動の疲れが抜けていなかったためか、私の足は相当疲れ果てていて
(とは言え、ついさっきエッグタルトを食べてお茶したばかりなのだが)
発見のモニュメントからベレンの塔らしきものは見えていたのですが
歩けども歩けども、ちっとも着かないのです。
これは精神的にまいってしまった距離でした。
ちなみに私がこう書く横で、だんなサマは「いやそんな遠くなかっただろう」と言っているので
やはり私の足が麻痺していたのでしょうか。
何度かベレンの塔を諦め、引き返そうかと思ったのですが
わざわざこんな遠いところまで来たのだから、少しでも多く、何かを見たいという好奇心が
わたしの重い足をなんとか動かしていました。
そしてたどり着いたベレンの塔は・・
ただの塔だった・・
なんて書くと大変失礼なのですが
疲れ果てていた私には、この疲労感が塔の唯一の思い出となってしまったのである。
疲労は芸術鑑賞の敵である。
しかし海の上にたつ姿は、曇り空に何か美しく
とても絵になる光景だなと思い、写真を撮りました。
そうそう、このベレンの塔。
以前ポルトガル旅行に出発する前に、何かの写真集に載っていてちらりと見た覚えがありました。
さて、実際このベレンの塔は何かというと
「16世紀始め、マヌエル1世の命により、船の出入りを監視するための要塞」であったそうです。
海と川との境にある石造りの塔は、故郷を旅立つ二度と帰らぬかもしれない船乗りたちを見送り
また幸運にも再びポルトガルの土を踏むために戻ってきた男たちを優しく迎えてきたのだそう。
疲れすぎてベレンの塔にまで悪態をつきはじめたわたし。
「テージョ川に浮かぶ貴婦人」という渾名までついてしまうような塔に対し
なんとも失礼すぎる観光客である。
うーむこれは反省です。
