酒とバラの日々 -100ページ目

絶品のナザレ料理とヴィーニョ・ヴェルデ(微発泡性ワイン)*10/1

ひとしきり海岸での風景を楽しんだ私たちはナザレの町を彷徨い彷徨い彷徨い続け、とあるレストランを探した。

しかしいくら探しても見つからない。

そのお店はナザレ第1希望のお店だったのだ。

そうこうしていたら、14時近くなってきた。

このままではお店が閉まってしまう!というわけで地元のおじさんに聞いてみたら「closed(潰れてしまった?)」とのこと。

ショック!!

なんということだ、ここのカタプラーニャ(ポルトガル風の海鮮鍋のようなもの)を食べたかったのに。


というわけで、第2希望のお店を探すことにした。

第1希望のお店が閉店したと知るまでに、どれほど歩き回ったことか。

ナザレの町は迷いやすい。

路地が全て似ていて目印がなかなかないためだ。


あぁ2件目のお店も名前しかわからない。

果たしてたどり着けるのだろうかと絶望的になったそのとき、看板が。

「あれ?このお店だ!!」

ああこれぞ不幸中の幸い。

わたしたちはとうとうランチにありつくことが出来そうだ。


さてお店に入ろうとしたら、人の良さそうな、いかつい体のお兄さんに制止された。

「はて?なぜに?満席なのか?」とドキドキ。

「ここは裏口で入り口は反対側だよ」とゆっくりとした英語とジェスチャーで伝えてくれた。

2名だが入れるかどうかを聞いてみたらOKとのこと。

ああやっとやっと!!やっと念願のランチ!!

この日、沢山歩き回ったわりに何も食べていなかった私たち。

空腹状態はもはや限界値に達していた。


さて、まずはいつもの前菜。

ああ量が多すぎるこのチーズ!

そしてたっぷりのパンと何種類かのパテ。

ここで食べたイワシのパテは美味しかったなあ。


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しかしお腹がすいている私たちはこれを全て平らげました(笑)

そしてこのお店で運命的なワインとの出会い!

それがこのヴィーニョ・ヴェルデ(vinho verde)という発泡性白ワインでした。


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はじめて飲んだはじめての味と感触。

発泡性とは言ってもかなりの微発泡なので、ビールの発泡とは全く異なり

そしてスパークリングワインやシャンパンの発泡ともまた異なり、ほとんど炭酸は感じませぬ。

なのに飲んだ後に少しだけさっぱりとした発泡の感触が残ります。ほんの少しだけ微かに。

これがたまらなく美味しいのです!!

キンキンに冷えたヴィーニョ・ヴェルデ。もう最高。

喉が渇いていた私たち。結局食事を終えてみたらなんと3本(ハーフボトルですが)飲み終えてしまっていました。


そしてポルトガルに来てはじめてのイワシ料理!!

イワシの炭火焼にサラダとポテトがたっぷりの一皿。

なんとイワシはたっぷり5匹!

うわあこんなに食べられるのかなあなんて言っていたわたしたちですが、ペロリと食べてしまいましたとさ。



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そうそう、ナザレはいろんな家の軒先で、当たり前のようにイワシが焼かれています。

だから町の至るところで魚のよい匂い。

それはお腹もますます悲鳴をあげるわけです。

空腹にはきついです、というか早くお店に入ればいいだけなのですが(苦笑)


さて、ここまででも相当お腹がいっぱいの私たち。

なのに〆にはこんな絶品料理!!

アンコウのリゾットです。


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アンコウ以外にもエビやらなにやら魚介がたっぷり!

魚介のエキスがでまくりの見るからに美味しそうなこちらのお鍋。

地元の名産らしきオレンジ色の厚手の鍋に入れられて、ぐつぐつ煮えたぎった状態でテーブルに出されます。

おおおお!!!!これぞ待ちに待っていたポルトガルの魚介類の鍋料理!!


熱々のお鍋の中身はそれはもう絶品でした。

しかし本当に全ての料理が量が多い。

どれだけお腹がすいていても、これは確実にお腹がいっぱいになります。

ワインも美味しいものだから、食事も進むし、そうこうしているとまたワインも進む。

これはもう相乗効果で大変なことになっちゃう。

おかげでお店を出る頃にはお腹がぱんぱん。

歩くのもつらい状態に・・・。


さて、このお店では味もさることながら、とてもとても貴重な出会いがあったのです。

これは今回の旅行でもとても思い出深いデキゴトでした。


それは次回に触れることにして

こちらのお店のお名前は『Rosa dos Ventos』

とてもとても親切なおにいさんの素晴らしいサービスを受けることができます。

料理の味はとても素朴。量は多くそして美味しい。

(デザートのチョコレートムースだけはイマイチだった・・かな??)


もしもナザレに行くことがありましたら

そしてどこに入るか迷った際にはこちらのお店をどうぞ。

おそらくナザレは漁村の町なので、どこのお店に入っても美味しいと思うのですが。




少ない通行人と分かち合う展覧会

ただいま丸ビルと新丸ビルの地下道通路にて、こんな面白い展覧会が催されています。

『MOTION DISPLAY & PEDAL CAR展』

(11/16~1/14まで)


私はたまに会社に戻るときなどにこの通路を利用することがあるのですが

いつもいつも面白いことを取り上げ、展覧していて、毎度感心してしまいます。

丸の内はいつも挑戦している!

そんな心意気を感じます。

そんな丸の内、私は大好きです。


さてさて、今回のこの『MOTION DISPLAY & PEDAL CAR展』とは

ディスプレイとして活躍していた昔のおもちゃ(ダイヤモンド関係の置物が多かったのでダイヤのお店のディスプレイなのかな?)と、子供が1人乗れるぐらいの大きさのペダルカーが、地下通路の端から端まで飾られているのですが、その量の多さは圧巻。そして何がすごいかというと、約5分おきに、A~Fまでのエリアのディスプレイが音楽に合わせて動き出すのです。


どれもとてもかわいい!奇怪な動きをする面白いものや、結婚をモチーフにした愛らしいものまで

どれも見ていて飽きない。


これだけの量、そして質のいい展示物が通行人に無料で公開されていることに感激。

でも通行人、少ないのだ。

この通路を沢山の人が行きかう場面には未だ遭遇したことなく・・

(確かにお買い物に来た人が通る場所でもないので・・・)

なんだか勿体無い。

もっとこの素晴らしいイベントを色んな人に見てもらいたい!

特に小さい子や女性は喜ぶはず!!


この展覧会は5分ごとに動くディスプレイのエリアが移動していくため、通行人のグループ数人が観客と化してみんなで同じように移動していくのです。

通行人が一体化するなんていうことは普段なく、なんだか楽しい光景です。


小さい子供たちは飛び跳ねて喜んでいたし、たまたま通りすがったお姉さんも一緒になってみんなで観察。

わたしたちはたまたまこの道を通りかかり、結局30分はこの場所にいました。

たまたま通りかかった人たちを幸せにしてくれる素敵なイベント。


ディスプレイの一部をご紹介。

これは不思議の国のアリス。

アリスの本が動くのと同時に、上に載ったウサギが動きます。

ウサギの動きもかわいいし、そもそもこの置物自体がとても素敵。



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こちらは新婚旅行でUFOに乗って月にでも行くところ?下は地球なのかな?

色使いも素敵。

時間がくると、円盤が動き出すのですよ。そして2人が顔を見合わせたりもします。


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そしてこれは、魚の結婚式

女性の魚はベールをしてる!!(笑)

この動きがとても楽しいの。あまりにかわいいから動画を撮りました。

もしも良かったら見てみてくださいませ。




まだまだ長いこと続くイベントのようなので、興味を持たれた方はぜひぜひ。

(場所は、丸ビルと新丸ビルの間の少し上に上がったところにある地下道)

心がほんわかあたたまる展覧会です。





ナザレよ、こんにちは*10/1

ナザレ到着。

突如目の前に広がった大西洋。


バスターミナルから海沿いの道に出た瞬間、目の前に広がっていた景色。

広い砂浜、近い空、そして広い大西洋。


右手にそびえる断崖絶壁。

目の前に長く長くのびる水平線。

強い波の音。

淡いグリーンの美しい海の色。


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なんて美しい場所。

人生で感動した景色リストの中に、この大西洋の景色は間違いなく入るだろう。

とにかくこの美しさに心奪われ、そしてここが自分が住む日本からどれだけ遠い大西洋かと思うと心が震えた。


砂浜を歩き波に向かう。

近づくとさらに波は高く感じ、荒々しい姿を見せた。

その風景は素晴らしくて、波の音さえ風景になっていた。


砂浜に出ると突然波音が大きくなる。そして波音だけの世界になる。


すぐ先は町なのに、ここは別世界だ。

目の前には大西洋。それしかない世界。


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目の前に広がる大西洋を見た途端、わたしたちはランチのお店を探すこともすっかり忘れて

ただただ砂浜を歩きはじめた。

お昼どきだったせいか、どこまでも続く砂浜には誰もいなかった。


生まれてはじめて出会った大西洋。

はじめまして。

大西洋は緑だった。

とても驚いた。大西洋の海の色は緑色。

初めて見た海の色。


そして右手には断崖絶壁。

あんなに高い場所、崖の上には町が広がっている。


この景色を目の前にしたとき、

私は「これを見るためにポルトガルに来たのかもしれない」と感じた。


一方、だんなサマは、「まさかポルトガルでこのような景色が見れるとは」と感動していた。

だんなサマはリスボンの古い街並みがポルトガルのイメージだったため

このような大自然を目の前にすることが出来るとは思っていなかったのだ。


私は「地の果てをこの目で見たい」と、それが今回の旅行のテーマだったので

ここは地の果てで、ここから先は全く未知の世界だという場所にたどり着いたことに感動した。

とうとう私は、大西洋を目にすることが出来た。

私たちはこの海岸で、感動をかみしめて暫くたたずんでいた。

地球の裏側はこうなっていたのか。


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ここに来て、ますます感じたこと。それはポルトガルの空は本当に広いということ。

なぜかとても広く大きく感じる空。


ナザレ、この場所がすぐに好きになった。