ここ最近、台湾で
「這位先生」(この方)という表現が
取り上げられています。
這個:敬意を表す場合は「這位」
先生:○○さん(男性に使用)
※「小姐」は○○さん(女性に使用)
「這位先生」は
敬意を払った表現なのですが…
発端となったのは、ある国のトップが
台湾中央感染症指揮センターの
陳時中指揮官を「這位先生」と呼んで
批判したことです。
これだけコロナ対応に尽力されていて
陳時中指揮官の名前を
知らないはずはありません。
どういうことかと言うと、
名前を知っていてあえて
「這位先生」(この方)と表現したとか。
政治的なことには
あまり触れるつもりはありませんので
多くは語りませんが
そのような皮肉な表現も
あるのだなぁと思いました。
敬意とは異なりますが、
私たちも普段名前で呼んでいる人を
あえて「あなた」と表現すると
それは何かしらの意味がありますよね。
本来、敬意を払った「這位先生」でも
使う相手や状況によって
失礼になるとあらためて分かった
出来事でもありました。
ただ
はい、悲しいです。
だけで終わらないのが台湾です!
こちらをご覧ください。
2通りの文字が見えますか?
「這位先生」の文字が見えたかと思えば
「陳時中」の文字が
浮かび上がってきませんか!?
そしてそして…
最後の文字が「牛」にも見えます。
牛(丑)年にかけてるなんて
どれだけすごい技術なんだ
上の蝶々の右の羽部分は
台湾の形に見えません?
この推理合ってる?
他にも何か隠れているのかな。
あ、そしてお顔はもちろん
陳時中指揮官です。
似てるなぁ♡
この一連の出来事が
春聯になるなんて、
何だか台湾らしいなと思いました。
気になっていたのが
陳時中指揮官ご自身の反応。
「「這位先生」と呼ばれることについて
どう思われますか?」の質問に
「這位先生(この方=自分)は
コメントを控えます。」と
ユーモアで返していました。
さすがだね、台湾!!
お読みいただきありがとうございました。