六福旅遊集団「陳敬宗」行銷総監(E.A.M of Group Marketing)にインタビュー
文/朱佳雯 写真/宋育玫‧六福グループ
六福旅遊集団はStarwood Hotels & Resorts傘下の威斯汀酒店Westin Hotels & Resortsブランドを導入したのに続き、世界的に著名なMarriott Internationalとの提携を進め、国際ホテルチェーン「台北六福萬怡酒店 Courtyard by Marriott Taipei」を2015年12月に開幕した。今回は「陳敬宗」行銷総監に六福グループの見据える未来をうかがった。以下はインタビューの内容を要約したものである。文責は編集部。
台北六福萬怡酒店新開幕!
「台北六福萬怡酒店 Courtyard by Marriott Taipei」(コートヤード・マリオット台北ホテル)は台湾鉄道・高速鉄道・MRTという三つの鉄道が共用する南港駅ターミナルの7階から30階を占めています。南港展覧館から車でわずか5分。さらに大型ショッピングモールである「CITYLINK」にも近く、南港ソフトパークや国際的な会議・展示ホールおよび多くのハイテク企業が集まる地域にあって、ビジネスはもちろん観光にもきわめて便利な立地です。ホテルは展望の良い465室を擁し、南港区の「花」である木犀や周辺の茶畑にちなみ、木犀風味のパイナップルケーキや台湾茶のメニューも用意しています。また地元のアーチストと提携して各所に台湾をイメージした作品を展示していますので、台湾文化の理解に役立てば幸いです。
六福グループの事業展開
六福旅遊集団のホテル事業には自社ブランドと世界的なブランド系列があります。またテーマパークやベーカリーも手掛けています。1972年に自社ブランドの六福客桟を開幕しました。中国風のクラシカルな体裁のホテルとして知られています。また「六福居」はマンションスタイルのブティックホテルで、長期出張の方を対象にしています。国際的な著名チェーンと提携した台北威斯汀六福皇宮(ウエスティン台北)および六福萬怡酒店(コートヤード・マリオット台北)は、ビジネスマンや個人旅行のお客様が中心です。また動物園とテーマパークが一体となった六福村主題楽園のそばには、関西六福荘生態リゾートホテルがあります。自社で展開しているElite Bakery「一禮烘焙」は欧風のパンやスイーツのオリジナルチェーンです。
台湾は2015年度、来台された旅行者が一千万人を突破しましたが、ホテルの客室数も倍増しています。六福旅遊集団では、品質の面でも個性の面でも、市場の他の施設との差別化を図る一方、ブランドに応じてさまざまな年齢層・客層を対象にした全方位戦略をとっています。またホテルと飲食業・テーマパークといった異業種を交差させることで、ブランドとしての機能と価値を高めています。
日本は大切な顧客
六福客桟を例にとれば、開幕以来四十年余、多くの日本人ツーリストにご利用いただいてきました。ホテルでも、日本語のできるスタッフを配置したり、日本人の方の好みに合ったメニューを用意したり、周辺の著名スポットや適切な交通機関をご案内できるようサービスに心がけてきました。六福旅遊集団は、いろいろな国の方の文化や生活習慣、旅の目的に応じたサービスを目指していますので、日本人ツーリストも安心してご利用いただけると信じています。今後ともご愛顧よろしくお願い申し上げます。
六福旅遊集団
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