イスラム教の開祖のマホメットが、遠くにある山をこちらに移動させるといった奇蹟を見せる、と約束しました。約束の日、大勢の観衆の前で、彼は山に向かって大声で叫びます。
「おーい、山よ、こっちに来い!」
だが、山は動きません。
閑話休題
松方さんが文ちゃんに言う
「昌三、わしらどこで、道 間違えたんかのう」
仁義なき戦い より
なぜリピートしたのか というと、ラスト近くの博物館のシーンをどう理解すればよいか 確かめたかったからなんだな
その直前のタイムリープではあまりに駆を傷つけてしまった、しかも、それでも未来を変えられなかった、
そんなカンナ自身の後悔の念は、もどってきた現在にまで引きづられたままになっていた、、
そもそも どこで間違ってしまったのか
どうしても変えられないのなら、せめて
最後のタイムリープが一番素直で自然体なカンナって感じがするなぁ...
ファーストキス 1ST KISS
「同じものを一緒に食べる人がいること、それは例えばタイムトラベルが出来ることなんかより、ずっとすごい奇跡的日常なのだと思います」
このセリフがまたグッとくる
何を奇跡とみるか、マホメットの山の話じゃないけれど、そもそもそれは 日常 のなかにこそ潜んでいるものかのかもしれないね、、ただ、多くのひとがそれと気付いていないだけの話で
マホメットは再度、山に向かって命令します。それでも山は動きません。三度目、彼は命令します。しかし、山は動かない。
そのあと、彼は人々にこう言いました。
「諸君。山は動かない。それじゃあ、わたしが山に向かって歩いて行こう」
そこに奇蹟があるのです。向こうか動かなければ、こっちが動く。同じことです。それが奇蹟なんですよ。
ポケット般若心経 / ひろさちや
こころの持ちようひとつで、考え方ひとつで、未来は変わる、変えられる
だからカンナは タイムトラベル をしない世界 (=奇跡的日常) に帰っていったんだよね