「ここに、七章から成る物語が書いてある。
それを一日一章、読んでほしい。
そして、七日目に判断してもらう。
この作品が真作なのか、贋作なのかを」
最近は観れてない...
歴史の変わる瞬間、キュビズム出現の激震を感じてみたかったね、遅れてきた世代だから、当たり前のように世の中には現代アートはあった
美術の道に進んでみたかったな...
ここに、しらじらと青い空気をまとった一枚の絵がある。
こんな最初の一文だけで何故だか波長が合ってしまう場合もある、何だろねこの違いは?これは一考に値する
「まあ、そういう年頃よ。
あなたもそうだったじゃない」
「私は美術館でガム噛んだりしなかったよ。
美術館に行くときは、いつも真剣だったもの」
冒頭より程なくしてのこのくだりだけでも、おや?とびっくりさせられたのに、こんなのは 序の舞、否、序の口 、、パンドラの箱 は開けられ、そして、徐々に エピグラフ が効いきてくる、、そしてラストの余韻が...
楽園のカンヴァス / 原田マハ
初読みの作家さん
とても面白く読ませてもらった、また、E.クイーンの 「ギリシャ棺の謎」 を読んでいて、それだけで一冊書けるであろうアイデアが二つも三つも盛り込まれていることに驚いたけれど、本作も伏線がいたるところにあり、さながらにミステリ小説の体裁もある、ラストも好きだなぁ、、、
そして、
人生に必要なのは 愛 ではなく 恋 なのかも... なんて思ったり、憧れをまとったミューズが必要だ
序の舞
大好きな画家上村松園のこの一幅233cm×141.3cm (!!) の代表作をはじめて目にしたときはほんと時間が止まったね
そもそも美人画で2mを超えるってどれほどの技量かって、まずその事前に予想していた大きさをはるかに超えていたことに思考が瞬間止まってしまった
この瞬間こそが永遠なのだと、いま、僕はあなたに教えられました。
衝撃を持って受け止めるとき、その 時 は、時間 は、瞬間 は、どんなことであれ 永遠 と呼ぶにふさわしい...
美術の道に進みたかった
その 永遠 というものに 自分の手 で、ふれてみたかった、一度きりの人生だしね、打ち込めるものがあればそれにのめり込んでみたかった
ここに、しらじらと青い空気をまとった一枚の絵がある。
そんな 一枚 の絵を描いてみたかった
■関連ブログ■
読書遍歴:ひとはなぜ 物語 を読むのか? 2018-11-28
・特に好きな日本の作家さん
・無人島に持っていく五冊
・そして死ぬまでに、XXX を読み終えたい、、
・2018年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2018のまとめ) ) 2019-01-08
・2019年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2019のまとめ) ) 2020-01-18
死ねば大好きだったこの大切な本のページはめくれず、
読み終えたかったという願いは叶わない。
二都物語 / C.ディケンズ
※2020年に読んだ文庫本など
・今昔百鬼拾遺 天狗 / 京極夏彦
・神はいつ問われるのか / 森博嗣
・ヴォイド・シェイパ / 森博嗣 [再読]
・ブラッド・スクーパ / 森博嗣 [再読]
・スカル・ブレーカ / 森博嗣 [再読]
・フォグ・ハイダ / 森博嗣 [再読]
・マインド・クァンチャ / 森博嗣 [再読]
・暗い越流 / 若竹七海
・楽園のカンヴァス / 原田マハ
いつの間にか泳いできて、いつのまにか夢の島へ誘われ、、
浮世に目覚めては、さて、どこまで読んだのだろうか? と、そのページを探してる自分がいる、、、
読書の供、それは寝落ち