はだかの太陽とは?
それは、ひとつには飛行機で来いというその切迫感によるものだった。
ひとつには、飛行機のことを考えただけで生じる不安だった。なおかつそれは
ほんの不安のはじまりにすぎず、抑えるのはまだたやすかった。
「夏」 を 「生」 の捉え方の違いによる悲劇とみれば、「疵」 は 「死」 の捉え方の違いによる悲劇だった、そういった異なる文化あるいは文明の違いの狭間にミステリが生まれる、そう云う意味ではSFというのはミステリとの親和性は高いんだろうなぁ、、
1957年 (昭和32年) 発表のシリーズ全四作中第二作
ときおり挟み込まれるアシモフの言葉が、らしくて面白い
はだかの太陽 [新訳版] / I.アシモフ
「これは明らかでしょう。つまりですねえ、不可能なことを除去すれば、
あとに残るのは、たとえありえないようなことでも、それが真実である、
ということは。
その基本にあるものは、、ホームズ譜なんだなぁ
■関連ブログ■
読書遍歴:ひとはなぜ 物語 を読むのか?
・特に好きな日本の作家さん
・無人島に持っていく五冊
・そして死ぬまでに、XXX を読み終えたい、、
・2018年は、こんな本を読んできた ( ひとはなぜ 物語 を読むのか? (2018のまとめ) )
死ねば大好きだったこの大切な本のページはめくれず、
読み終えたかったという願いは叶わない。
二都物語 / C.ディケンズ
※2019年に読んだ文庫本など
・暗黒館の殺人 / 綾辻行人
・風林火山 / 井上靖
・スティグマータ / 近藤史恵
・塗仏の宴 宴の支度 / 京極夏彦 [再読]
・塗仏の宴 宴の始末 / 京極夏彦 [再読]
・復活の日 / 小松左京
・冷静と情熱のあいだ Blu / 辻仁成
・アミターバ / 玄侑宗久
・伊勢神宮 ── 東アジアのアマテラス / 千田稔
・今昔百鬼拾遺 鬼 / 京極夏彦
・国史 口語訳 / 白鳥庫吉 著、出雲井晶 訳
・しっかりやれよ / 朝比奈宗源
・尾張国熱田太神宮縁起 現代語訳 / 熱田神宮
・日本沈没 第一部 / 小松左京
・Xの悲劇 [新訳版] / E.クイーン [再読]
・今昔百鬼拾遺 河童 / 京極夏彦
・薫香のカナピウム / 上田早夕里
・それでもダミアンは一人なのか? / 森博嗣
・鋼鉄都市 / I.アシモフ
・キラキラ共和国 / 小川糸
・ひろさちやの般若心経88講 / ひろさちや
・冷静と情熱のあいだ Rosso / 江國香織
・古都 / 川端康成
・太陽のパスタ、豆のスープ / 宮下奈都
・ティファニーで朝食を / T.カポーティ
・劇場 / 又吉直樹
・姑獲鳥の夏 [ノベルス版] / 京極夏彦 [再読]
いつの間にか泳いできて、いつのまにか夢の島へ誘われ、、
浮世に目覚めては、さて、どこまで読んだのだろうか? と、そのページを探してる自分がいる、、、
読書の供、それは寝落ち