どうやらなかなかとんでも母親役をしたらしい長澤まさみちゃん……
実話がベースの衝撃作、とうとう観てみることにしました。
わりと長くてこれまた2時間10分弱ですか。
男にだらしなく自堕落な生活を送るシングルマザーの秋子(長澤まさみちゃん)は、息子の周平に異常に執着する。
秋子以外に頼れる存在がいない周平は、母親に翻弄されながらもその要求に応えようともがくが、身内からも絶縁された母子は社会から孤立していく。
やがて、17歳に成長した周平(奥平大兼君)は凄惨(セイサン)な事件を引き起こしてしまう。
そうですね~~、思っていた以上にとんでもない母親でした
長澤まさみちゃんの役は……
初めての母親役
コンフィデンスマンJPでも確かに母親的な詐欺はしていましたが……
とにかく働いたところをほぼ見たことがないぐらい酷かったです
秋子=長澤まさみちゃんの両親は極々普通のお父さんお母さんでした。
姉妹格差
とにかくお金にしか執着しません。
そして、まだ小さい秋子の息子周平にまでお金の用立てを頼ませるのが当たり前になります
ほぼ強制的ですが、周平は拒否しません。
途中、実のお父さんらしき人も出てきて、まだ全うな感じですがお母さんに依存している周平はお父さんのところには行こうとしません
途中、保護などもされて秋子はやり直すチャンスがあるものの……
内縁の夫=阿部サダヲさんがまたもや秋子の前に現れて、また生活がメチャクチャになります
周平も少し大きくなり勉強など意欲的にこなすものの……
やはり母親と内縁の夫に振り回されて、またもや転落して……
誰かこの親子、いや母親を何とかしてくれっていうぐらいもどかしくて辛くて……
最終的には取り返しのつかない事件を起こしてしまい、それでもお母さんが大好きでこのままの方が良いと答える周平が……
子供に背負わせる親って一体なんなんでしょうねと改めて問いたくなりました
監督は星の子でもお馴染み、大森さんですね。
何て言うか、どうしようもない親を見放せずにいられない、でもそのまま続いていくけど決して後味は悪くないように作るところがうまいです。
マザーと近い作品。