一昨日の21日（金）に白玲戦リーグ順位決定戦がありました。混戦となっていたF組ですが、最終戦で石本女流二段が勝ち6勝1敗で1位、上田女流四段も同率6勝1敗でしたが、直接対決の結果で2位となりました。塚田女流初段が5勝2敗で3位、矢内女流五段と里見咲紀女流初段がともに4勝3敗でしたが、ここも直接対決の結果で矢内さんが4位、咲紀さんが5位となりました。来期からのA～D組の決め方の詳細がよく分かりませんが、ここから各組の同順位の人達でさらに最終順位を決める戦いがあるのでしょうか？1位の人は初代タイトル戦へのトーナメント、7,8位の人はD組で決まりかもしれませんが、AとB、BとC、CとDのちょうど境目あたりになるところは、まだ緊張を強いられる戦いが続く・・・ということかな？咲紀さんは5位だとC組でしょうか？おおよそ順当なところかもしれませんが、ここがゴールではなく、これから毎年戦いが続いていくので、常に勝利に対してハングリー精神を持って上を目指さないといけなく、安泰できる場所はないかと。
21日の咲紀さんは、上田女流四段との戦いで、実績的にはもちろん苦戦が予想された訳ですが、惜しかったところもあったそうです。（上田さんのツイート→ブログより）
昨日の白玲戦、里見さんとの将棋の振り返りです。リーグ戦は6-1のF組2位でした。引き続き順位決定トーナメントも頑張ります💪🏻
— 上田初美 (@ueda823) May 22, 2021
2021.05.21 ヒューリック杯白玲戦 vs里見咲女流初段｜上田初美 @ueda823 #note https://t.co/1AV9i3woL9
勝てそうなチャンスもあったと聞くと残念な感じもしますが、微妙なところで逆転したりされたりの勝負の結果が、結局のところ実力差を表しているので、それを言い始めても仕方ないかと。白玲戦に限らず、他の棋戦含めて次に向かって頑張ってほしいです
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週明けて、今度は里見香奈女流四冠が、25日（火）には一般棋戦の棋聖戦1次予選、28日（金）には白玲戦リーグ最終戦があります。それ以外にも、女流の注目対局がいくつか。
5月24日（月）には、清麗戦予選で、加藤桃子女流三段と山根女流二段が激突。山根さんがブレークしつつある過程で、加藤さんに何回か勝って自信を付けられたのではという節もあり、運も加味しつつかもしれませんが強くなっていく人は上位者をなぎ倒して上に行くものだという側面もあり。ただ、加藤さんの側からすれば、そんなにすんなり追い抜かれましたって訳にもいかないだろうし、ここは注目です。
5月25日（火）にはマイナビ女子オープンの第4局。流れ的には西山さんが防衛に近づいている気もしますが、ここは伊藤さんにもう一頑張りしてもらって最終局になだれ込むかどうかという熱戦を期待です。
棋聖戦1次予選で里見さんは神崎八段と対局。今年1月の棋王戦予選、昨年の王座戦予選で勝っていますが、今回も勝てれば同日、今度は浦野八段と服部四段の勝者との対局です。持ち時間1時間の短期決戦。去年までも里見さん、 この1次予選との相性はそんなに悪くないと思うので、相手あってのことですが、是非2連勝を決めて欲しいですね。おそらく2回戦では服部さんが上がってくると思われますが、銀河戦のリベンジもありますし。里見さん、頑張れ～
（2018年(藤井二冠と対戦)、2019年1,2回戦連勝，3,4回戦、2020年惜敗）
5月28日（金）は白玲戦リーグの残り、C,D,G,H組の最終局。里見さんは既に1位通過を決めていますが、相手はLPSAの船戸女流二段です。普通に考えれば勝つと思いますが、それでも油断は禁物、一戦必勝で。あと1位通過者が決まっていないのはD組ですが、途中、山口恵梨子さんに不覚を取った？西山さんでしたが、最後は勝って自力で1位になるのはほぼ固いところかなと。
里見香奈