いやぁ、週末は仕事帰りに直接実家に行って親の面倒見るためパソコン触れず、2日遅れのブログとなってしまいました。が、しかし、里見さん、見事にやってくれました。一次予選とは言え、一般棋戦での連勝おめでとうございます
5月24日の金曜日、午前中の対出口四段戦、午後からの浦野八段戦と連勝しました。この観戦記って新聞に載りますかね？うちは最近新聞自体を取ってないのですが(^^ゞ、実家が産経新聞で、昨年度もたまたま里見vs村田戦が出ているのに気づき、父親にスクラップしてもらいました。実はその次の連載が里見vs藤井戦だったのですが、そちらは気づかず（まさか連続で載るとは思ってなかったので）一日分（最終譜だったか？）だけ見れたのですが、残りはちょうど新聞回収に出しちゃったとことか・・・。まぁ、そちらはリルタイムでニコ生を見ましたからね。。（確か会社休んだ？だったか・・・）ただ思うに、一年前は親父も新聞の切り抜きとか頼めば、そういう普通のことは当たり前に出来たんですが、今はもう朝起きて、ご飯食べて、昼寝して、またご飯食べて夜寝るくらいの生活が精いっぱいでもう無理です。たまに普通レベルの知能に戻って会話が可能となるのですが、普段は小学3年生くらいという感じでしょうか・・・。今日もエアコンのリモコンの冷房の入れ方が分からなくなったと言ってましたので・・・。
将棋連盟のモバイル中継に入ったので（3，4か月前？）、こういう対局が見れちゃうので嬉しいですね。金曜日は外出していて、ちょうど午前の対局の終盤あたりから電車の中で見始めて、電車降りて昼ごはんどうするか？いやそんなの後回しだろみたいなタイミングで最終盤の局面に突入しました。
相手の出口四段は、三段時代の最後に新人王戦？でしたか藤井七段と決勝を戦い、次のリーグを前半連勝で飛ばし、最後もたついてあわやという嫌なムードにもなりましたが、それまでの貯金を生かしての逃げ切り昇段。いわゆる活きの良い若手ってことになるでしょうか？里見さんも去年から一年たって、女流棋戦のタイトル戦に加えて一般棋戦への参加もあり、環境が変わりましたが、やっぱり経験を増しつつ少しずつ強くなっている過程ではなかろうかと期待されます。マイナビは残念でしたが、終わったことは仕方ない。その第4局が22日で今回の対局までには中一日しかありませんでしたから、移動も考えたら物理的に相当忙しかったのもあるでしょうし、気持ちの面で落ち込んでいたりしたら当然厳しいところだったと思われます。
振り駒で先手引いたのはプラス要素でしたかね。プロレベルで後手振り飛車は、なかなか五分以上に戦うのが難しいようですし。先手、里見さんの三間飛車に後手、出口四段の居飛車穴熊。じっくりとした序盤の駒組みが続きましたが、45▲６五歩とやや無理気味ながら仕掛けていきました（ちなみにモバイル中継は感想戦のコメントも後から入るので、2回楽しめます）。63▲４四角と角銀交換で角を切り、67▲３一龍と飛車金交換で飛車を切り勝負に出て大駒が無くなりましたが、対穴熊は接近戦なのでなんとかなるかと。ただ形勢は後手有利とのこと。その後、角を取り返し、73▲５二角と打って攻めの継続を図った局面で異変が起きました。持ち時間1時間の短い将棋で、ここまでで里見さんは残り7分、出口四段は18分あったのですが、ここからスマホがうんともすんとも動かず、通信とぎれたかぁ～と思ったりしましたが、出口四段が実際に固まっていたらしく、残りの18分全部をここで使い果たし1分将棋に突入しました。誤算があったらしいです。ただ74△４三銀、75▲同角成で銀交換し、互角に戻ったくらいでした。（僕は状況から見て、逆転したの？と思いましたが、その後の棋譜コメント見てもどっちが勝っているのか今一分からず。）実際には徐々にまた後手寄りに戻りつつあるなか、84△３六桂と王手したのが敗着で、そこで一気に先手優勢もしくは勝勢となりました。里見さんは持ち時間を6分残しており、最後そこからは明確だったのでしょうか、3分残して一気にフィニッシュとなり91▲２五桂の王手で出口四段の投了となりました。これもリアルタイムで見ていた人は気づいたはずですが、一瞬、「ここで里見が投了」と棋譜コメントに出て、後手玉詰まないから（もう一手入って）負けってこと？とかパニックになりましたが、パニクってたのは中継さんの方でしたｗ。最後１分更新でコメント入れるの大変なんでしょうね。とにかく、大きな１勝でした。相手のミスに助けられてという面はあるかもしれませんが、それを言い出したらキリ無いですし、いい勝負で終盤まで来たから逆転があったのかと。あと、そもそもが里見さんの側に、勝つんだという気力が乏しければ勝利の女神も微笑まなかったでしょうし。
午後の浦野八段との対局ですが、リアルタイムで見ているといろいろあるもんです...。いや、別に何か有った訳ではないのですが、終盤これは里見さんもう勝ったんとちゃうの？まだなの？という感じのところで、私のスマホのバッテリーが残り2%
の表示に！！ピンチ！
浦野八段粘りにねばり、なかなかはっきり勝ちになりませんでしたが、なんとかスマホのバッテリーも最後まで持ちました。画面表示の輝度を最大に暗くしたり、他のアプリ全部切るとか手段は限られていますが、なんとか頑張りました(^^ゞ。こちらの対局は、飛車と角を交換してさっぱりした局面から、手堅く守りにも手を入れながらの里見さん好みの展開だったように思われます。ただし、序中盤で得たリードをだいぶ挽回され（途中107▲２四歩あたりで追いつかれた？）、その後に再度引き離すという展開でした。95手～151手まで先手はずっと1分将棋だったので、間違えて逆転なんてことも考えうる状況でしたから・・・。
一次予選を勝ち抜くためにはあともう２つ勝たないといけないですし、次の対戦相手は都成五段。当然厳しい相手ですが、チャンスはあると思うので、頑張ってほしいですね。
週明けは、女流棋戦に戻って
5/29(水)：女流王位戦第3局、vs渡部愛女流王位
5/31(金)：清麗戦、vs伊藤沙恵女流三段
29日が福岡県の飯塚市、31日は関西将棋会館。西日本でやる方が、得とは言えずとも、損ではない気がするんだけどなぁ。里見さんのファン率が上がるだろうし、大阪なら移動時間も短いし。
今週も目いっぱい、応援すべし。明日のためのその一、その二。
ジョー立つんだぁ！！