今日25日には里見さんの対局があると、2日前に自分でブログに書きながら、マイナビに気を取られて一瞬忘れそうになりました。何やってんだ、自分
。
昨日は清麗戦で加藤桃子女流三段が山根女流二段を下し、本選トーナメント入り。力の差を見せつけるでもないですが、結構力強い指しっぷりで、結果は完勝という感じでした。それと、マイナビ挑戦者の伊藤女流三段のインタビュー動画を発見。
「もちろん、勝ちたいです。タイトルも取りたいです」
— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) May 24, 2021
記事を書きました！！😆😆
伊藤三段のインタビュー、最終回です。
明日のマイナビ女子オープン五番勝負第４局の前に読んでいただけるとうれしいです。
８度目の正直 伊藤沙恵女流三段ロングインタビュー 最終回https://t.co/uPHPEEJAHK pic.twitter.com/pPy5Mn4E5E
「勝ちたいのはもちろんですが、まずはいい将棋を指したい」という意思を示され、なかなかいいコメントですねと言うのではちょっと感想が薄っぺらすぎるかもしれませんが、勝っても負けてもやるだけのことはやるというような丹力を感じました。
さて今日の対局ですが、前局は後手で、早めに西山女王に仕掛けられて一方的に負けてしまった感じでしたが、今日は先手で1▲２六歩、3▲２五歩と飛車先を決めて、後手の西山さんが中飛車に組もうかというところで、いきなり9▲３三角成と角交換し、すかさず11▲５三角と打ち込んで乱戦・力戦となりました。先手は馬を作って、１歩得、６五に跳ねた桂が捕まらなければ優勢になるのではとのこと。後手も18△７二飛で７筋から反撃を仕掛ける形となり、出だしに予想された対抗形の将棋とかではなくなりました。その後、どこで差が付いたのか、徐々に伊藤さんがリードを拡大し、西山さんの剛腕を完封して、わずか93手までの完勝譜となりました。最終局はあらためて先後を決める振り駒があるので、その影響も少なからずあるかなぁと。いずれにしても最終局は大いに盛り上がりそうですね。ところで、西山さんですが、狙ってるわけでは当然ないと思いますが、女流王座、女流王将、去年のマイナビとそれぞれ相手は異なりますが、全部最終局にもつれ込んでますね。今回、私は伊藤さんのタイトル奪取悲願達成を応援です。
さて、今日の私は午前中に10時からオンラインミーティングがあり、11時過ぎに終わったのですが、マイナビの棋譜を見始めつつ、よくよく考えたら、里見さんの棋聖戦予選も今日じゃん、しかも持ち時間1時間だから1局目は午前中に決着じゃないかと気づきました。それでモバイル中継をチラ見しつつでしたが、不利な展開になってしまったようで、お昼休みの頃にはそろそろ両者1分将棋に突入という局面でした。ずっと苦しいながらも、1分ではお互い間違える可能性もあるので、なんとか逆転しないかと観戦応援を続けましたが、ベテランの神崎八段に逃げ切られてしまいました。残念
。
今日は里見さんの先手中飛車対向かい飛車という出だしでしたが、24△７二飛と７筋の歩を取りに後手が飛車を展開し、あたかも対抗形のような形に逆戻り。神崎八段が64△９五歩と端を突いてきた局面では、後手から有効手段が見つけにくく無理を承知で手を作りに来たのかなという感触もありましたが、そういう訳でもなかったようです。９筋の端を破られてしまった代償に、5筋から斬り込んでスピード差で勝つという狙いだったと思いますが、88△５六歩、90△５五歩と連続で先手の飛車の頭を叩かれ、香車を自分の５四の歩の後ろに打てなくなり、無理やり93▲５三香と打ったあたりから後手ペースになったようです。それにしても、お互い結構ネチネチとした序中盤で、かなり手数が進み、神崎八段は100手目から、里見さんは107手目から1分将棋に突入。そのあたりでは既に12時を回って私も昼休みだったと思いますが、一手一手なんとか逆転するチャンスはないのかと（後手がミスらないかと）見守ってましたが、174手まで。最後は168△７七金からは即詰になっていたようです。
ちなみに午後の2回戦で、神崎八段は服部四段と対戦し、相掛かりの将棋でしたが、89手でわりとあっさり？投了されてしまいました。
さぁ気持ちを切り替えて、里見女流四冠は今週金曜日、28日の白玲戦リーグ戦最終局で船戸女流二段との一戦です。3日後ですが、しっかり最初から応援するぞと。
