[将棋]第8期リコー杯女流王座就位式 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 昨日2月15日に東京パレスホテルで行われた掲題の就位式に行ってきました。これで3年連続参加になりますが(去年一昨年)、今までは普通にファンとしての一般参加でしたが、うちの会社とリコー様に縁のあることが判明して、その恩恵で企業優待枠のようなテーブルに案内してもらえました。どっちが偉いかって言ったら、自力で来るファンの方じゃないかとも思いますが、どうか招待してくださるなと言うほど律儀な人間ではないし。。。で、これがまたすごくいい位置でして、ありがたいことです。

ほぼ正面真後ろで、これは開演前に撮った写真。で開演を待つ間は、次の一手問題を解答中。問題局面は第1局中盤戦でした。
 就位式のダイジェストはスポーツ報知のニュースにもあるので、それ以外を簡単に紹介することに。
 左に座られているのはリコーの山下社長。最初に祝辞を述べられ、檀上に残っておられました。山下社長の挨拶では、里見女流王座を称えるとともに、対局者でこの場にも理事として参加されていた清水女流六段をねぎらう言葉もあり。その後、佐藤康光会長の祝辞が有って、就位状授与となりました。佐藤会長のスピーチでも清水さんのことが触れられ、盤を挟んで向かい合ったことはないけど、今は連盟の執務室でパソコン挟んで向かい合っていますと。。。なんか独特の味のあるボケを挟んでくるんだよなぁ(笑)。
 ちょっとピンボケしてしまいましたが、手が可愛い。・・・会長の(^^;
 西の新王子、格好良すぎです。将棋界の絵とは思えない?美男美女の二人。。
 さて女流王座戦の振り返り解説兼次の一手クイズ解答のコーナーです。解説が斎藤慎太郎王座ですが、去年が中村太地さん、一昨年が羽生さんだったので、特別協力の日経新聞の縁で王座タイトル保持者が務めることになっているのですかね?一昨年より前がどうだったのかが分かりませんが。
 選ばれたのは激戦となった第一局で、53▲2九飛、54△2一飛と一升ずつ下がって55▲7八玉と寄ったところ。この辺で動き出さないと後手は手が作りずらいとの話で56△2五桂と勝負していった局面です。62手目の△2二歩と先手の1一に成り込んだ馬を封じる一手を斎藤王座が渋いと。里見さんの棋風が攻め一辺でなく守りも流石というようなことを言われてました。その後も両者細かく駒を動かして、駒の効率を上げようという重厚な将棋。それで次の一手の問題はもう少し進んだ98△4一香のところでした。三択問題で他の候補手は△7四桂と△3五馬。私は前日の予習の効果で、4一香という手は見た記憶があるけど7四桂と3五馬は見てないなというなんとも頼りない判断基準でしたが一応正解(^▽^)/。棋譜はこちらにありますが、▲8三桂成に△同銀と応じると▲4一飛と打ち込まれて馬金両取りを喰らちゃうと、それを予め消した手だったんですね。解説聞いて理解しましたが、昨日まで全然分からなくて並べてました(^^ゞ。その香車が106△4七香成と敵陣に入って先手自陣馬をいじめる攻め駒に変身し、守りの香が攻めに転じた価値の高い手順だとの解説でした。なるへそ~、聞かないと分からないもんだなぁ。その後、後手玉は受け無しの形で、140△6九角からの反撃で先手玉を仕留められるかどうかの勝負に。詰みがあったかどうかという話で、正確には覚えていませんが途中変化局面で?斎藤さんがリアルアイムで棋譜中継を見ていた時に持ち駒の香2枚が重なって一枚に見えてたので詰みが見えなかったという話も織り交ぜながら、最後は156△5三桂、157▲同龍、158△同玉で先手の龍を抜いて負けをなくす形に。里見さんは、一分将棋にはなってなかったけど詰みにこだわらず負けない形を選ばれたとのこと。最後時間を残すのも技術の一つだと斎藤王座が言われました。
 この解説の初めの部分で、斎藤王座が聞きたいとのことで、清水女流六段と対局するのはどういう心境だったか是非教えて欲しいと言われ、それに答えた(前出スポーツ報知)ものでした。
 次の一手の正解者から12名に賞品が。トートバック(写真入りとイラスト入りの2種類)と上の写真の左に半分見えている、布地に写真とサインをプリントした盾(写真絵柄は2種類)でした。普段、くじ運は悪い方だと思ってましたが、見事に当選!!それで、下の白字サインを見てもらうと、字が滲んでいるというか二度書きに見えませんか?そうなんです、これ最初の印刷が薄くて、そういう話をスタッフさんの間でも事前に話していたそうなんですが、最後就位式パーティーが終わる間際に、例のカメラマンのバカボン氏が現われて(今日は就位式後のパーティー歓談時間中は、ずっと参加したファンと香川女流三段のツーショット写真サービスの仕事に追われてた模様)、これもう一回本人に上から書いてもらいなよ、ということで薄い印刷字の上に白のマジックペンで直筆という、一種の盛り上げ駒の要領で書かれたものです。本当嬉しいのです。(自分ではさすがにそんなこと頼めないし。。)
 
 それ以外に会場内では青野九段と少しだけお話ができました。前回の理事から降りた後は若干損な役回りをされたようにも思えますが、いつお話ししてもイベントとかに来るファンの人(例えば自分のような年下)にも腰低く対応されている姿は特筆すべきかと。
 それと今週もっとも旬な礒谷さんに会ってお話ししました。ネットの写真とかだとイメージ分かりにくいですが、見た目は普通の部活やってる高校生?って感じで、明るくていい子でした。お母さんとおばさんが同じくLPSA女流棋士だと思いますが、一緒にいたので連れてきた感じでしょうか?こういうファンと交流するイベントの雰囲気とかにも慣れておくっていうのは、損ではないでしょうし。
 
 下はサービス写真?斎藤さん、相変わらず抜群の女性ファン人気でした。でも男性相手でもうっとり(?はおかしいけど)するような甘い身のこなし。勝負師には本当見えないんだけど。ついちょっと前に菅井さんに敗れてA級入りが微妙な状況になってしまいましたが、まだ他力ながらチャンスは残ってるし。。。
 
気のせいかもしれませんが、里見さん、会うとにこにこ応対してくれるんですが、微妙に会話を避けられているように思わなくもなく。。。ちょっとこっちはガチすぎて重い!って感じなのかも。えりりんさんと一緒に反省して里見さんに嫌われないよう気を付けないと・・・m(__)m。そもそもが、ガチ(なファン)ってなんだよって話なんですが。。。
 
 里見さんの今回の挨拶の中で少し特徴的だったなと感じたのは次のようなところです。正確ではないかもしれませんが。。。リコー女流王座戦は、前夜祭なども含めてエンターテイメント性が高く、また来年も(タイトル防衛して、この就位式&パーティーの場に)戻ってきたいとのことでした。要するに番勝負なんだけど、それ以外のファンや関係者の人達との交流を自分も楽しんで力に変えることが出来たし、将棋界全体の魅力を伝えていくためにも大事にしていきたい、という趣旨だったように受け止めました。去年の3月に言われたことを、このような形で実践されているのかなと。。。僕は思ったんですが。