危険な年頃 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 星新一のショートショートで、そんなタイトルの話があったように覚えています。確かフラリと入った裁判を傍聴し被告若者の危うさを案じていたものの、本当に危ない年頃はふらふらした自分辺りの中年年代なんじゃないかと…。
 この一年ですっかり両親が老いて弱くなってしまったのですが、最近は伯父が亡くなり今週は姉の義父が亡くなりと、自分の親世代の人達が次から次へとターミナルゾーンに差し掛かってきました。
 自分もこの一年で二回も入院し、会社の方も程々でやらせてもらってますが、定年まで6年を切り残された時間がかなり短く感じられるようになってきました。未練はなく最後までお務めできれば云うことないと思ってきましたが、会社から完全に離れると根無草の虚無感に襲われるかも。そういうのとは無縁なタイプと思ってましたが意外と肩書き依存度が高い生活を送ってきたのかも。特に昨日はリコーさんの招待枠で特等席に近いテーブルに着けたりの恩恵も預かったし。結局そこかみたいに言われると辛いですが、仕事と子育てと、後は気ままに流されるように無趣味のまま過ごしてきて、ふと立ち止まったタイミングに将棋が入ってきたのかと。
 寂しいのはしかたがないけど、痛いのは不憫に思う。でも寂しい方がもっと身に堪えるものかも…。無事にもうあと十年くらい経って孫を持つ年頃になれたらまたいろいろと見え方、感じ方も変わってくるかな?母親は70位の時に60は若いと言ってましたし、80になって70は若いと。今は、ゆっくり老いるというより突然がたがくるもんだと振り返ってます。