パリてくてく日記 -88ページ目

レトルト食品

最近、メトロのホームの大きな広告で目立っていたもの。


アジアン・フードのレトルト食品の宣伝。


この女の子のように、アジアの人というとどうしてもこのように細くてちょっと釣り上がってる目がシンボルのようになっている気がする。


アジアでも、もちろんこのような目の人ばかりではないけどなぁ~、なんて軽~く複雑な気分。

まぁ、そんな事は周知の事実でたいした事ではないのだけれど。。。





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でも、そう言えば中南米にいた頃、よく道すがら"チーナ”、"チニータ”と言われた。

中国人、チャイナちゃん・・・みたいな感じで。


”アジア人なら中国人”みたいな短絡的な考えに、そして私は日本人なのにという思いで、頻繁に言われると最初の頃は腹を立てていたものだった。

でもいちいち腹を立てていてもしかたがないし、大半の人は悪気があって言ってるわけではないから途中から気にするのをやめた。

「ソイ ハポネサ」(私は日本人だよ)って訂正したりする時もあったけど・・・途中からそう呼ばれたら「ニーハオ」にすることにした。


そう言えば、そう言えば・・・

10年近く前に半年程インドにいた時は、とにかく「コンニチハ」と日本語で話しかけられた。

もちろん正しいのであるけれど、これもあまりにあまりに頻繁だと正直うざく感じてしまって聞こえないふりをする事もしばしば。。。

(でもインドは人がとってもフレンドリーで親切でもあり、しつこくもあり(笑)、憎めない感じで大好きな国のひとつなのであります)


でも1年半程前に行ったら、案の定「コンニチワ。ゲンキ?イツキタ?」等と話しかけられるのだけど、再び聞こえないふりをしたら、今度は「アニョハセヨ~」になった。で、その後も韓国語でなんやらかんやら話しかけられた。

最初は驚いたけど、この感じは滞在中ずっと続いた。

それだけ韓国人観光客がとても多くなっていた。

今までは外国どこに行っても日本人がいるといった感じだったけれど、最近はいろんな所に韓国人の方が本当に多い。


今、通ってるパリのル・コルドン・ブルーも、一昔前はアジアの生徒と言えば日本人と言っても過言ではなかったと聞いていますが、今は韓国人、そして中国人もとても多いです。

パンフレットも今まではアジアでは日本語しかなかったけれど、今では中国語でも作っているのだそう。(多分、韓国語も)



相当、話しが脱線してしまいましたが。。。

広告通り、スーパーでは春巻き、餃子、焼きそばなど、アジアンチックなレトルト食品がたくさん売られていました。

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そして、その隣りには日本でも有名なジョエル・ロブションさんが監修したと思われるレトルト食品も。
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アルザス地方名物のシュークルートもこんな風に売られていました。

(キャベツを乳酸発酵させたものに、ソーセージや豚肉などを乗せ蒸し焼きにしたもの)

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よくスーパーで並んでいる時、考え事をしながらも時々他の方の買ったものに目がいってしまう時があるのですが、(ベルトコンベアーのような所に自分でカゴから商品を出して並べていくのでよく見える)、おじいちゃんとかがチーズやワイン、ヨーグルトなどを買っているのを見ると食文化の違いをつくづく感じます。

昔、私のおじいちゃんがチーズやヨーグルトを買ってるところも、食べてる所も見たことはなかったなぁって。。。。


食文化が違うのだから当たり前なんだけれど、いちいち興味深いのでありました♪


おしまい






こちらは洋菓子教室を主宰している松永寛子さんの『FOOD&TABLE COORDINATE 展』のご案内です。

洋菓子のみならず、パンやおもてなし料理、そしてフラワーアレンジメント、テーブルコーディネートを教えており今年10周年を迎えられます。

とっても優しい雰囲気の中に凛とした強さを持つ松永さんの手から生み出されるお菓子は、本当に可愛らしく、そして美しく魅力的なものばかりです!

お近くの方は是非お出かけくださいませ♪



洋菓子教室 TABLE SALON http://www.matsunagahiroko.jp










美術館

毎月第一日曜日は美術館が無料になります。


しばらく前の事になりますが、2月もその日に美術館巡りをしてきました。


まずはオランジュリー美術館へ。

(前回の美術館巡りでは外での待ち時間で凍る思いをしたので、今回はオープンしてすぐに行きました。そしたら全く待たずに入れてホッとしました。

ちばみにこの写真は帰り際に撮ったものなので、既に列が出来ていました。)

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楽しみにしていたモネの「睡蓮」。

想像以上の作品の大きさにびっくり。

そしてこの絵画の為だけに作られた展示室の設計に感心してしまいました。

天窓から自然光も入り、朝早く人も少なくとても静かだったせいか、椅子に座って眺めているとまるで本当にその池のほとりに座っているような気にさえなりました。

なんとも素敵な時間。

ゆっくりゆっくり、じっくりじっくり観て大満足♪

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さて、次はロダン美術館。


歩いてセーヌ川を渡り左岸へ。

途中見つけたおしゃれなパン屋さんでショーソン・オ・ポム(りんごパイ)を買って、朝ごはんにしながらてくてくと。

のんびり歩いて20分ちょっとくらいかな。


入り口を入ると、もともとロダンが住んでいた館がド~ンと。

すごいな、美術館としてそのまま利用できる位、大きくてとっても素敵な建物に彼は住んでいたんだなぁ。

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美術館までのプロローグ、右側を見ると金色のドームが・・・。

こちらにはナポレオンのお墓があります。


その左には小さくエッフェル塔も見えます。


きれいに刈り揃えられた木々の間には、ロダンの代表作「考える人」も鎮座しています。

目の前にベンチが置いてあるので、しばし私も座って考える人になってみる。

う~ん、特に何も名案は浮かびまへん。
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シャンデリアがあるそれぞれの素敵なお部屋には、たくさんのロダンの作品が。


以前、ロダンの物語を本で読んだ時に、彼の弟子でもあり愛人でもあったカミーユ・クローデルの存在を知りました。

彼女は素晴らしい彫刻家であったにもかかわらず、ロダンの模倣という世間からの目、彼の影響力から脱却しようとする葛藤、破局を迎えるロダンとの関係、波乱に満ちた人生で若い頃から精神病院で過ごし49歳の若さで亡くなってしまいました。


なんと言うか、偉大な彫刻家である前に彼女の人生を狂わせた要因でもあるロダンに嫌気をさす思いに一時かられた事を思い出しました・・・・。(と言っても恋愛は片方だけ悪いというように簡単に割り切れるものではないのでしょうが)


うん?なんだかドロドロしてしまいましたね。


美術館の中に入ってすぐのお部屋に、まずたくさんのカミーユ・クローデルの作品があった事に驚きましたが、またなんだかちょっと嬉しい気持ちにもなりました。

ここでは二人の作品は永遠に一緒だなぁ・・・と。


でも、また頭の片隅で、二人に翻弄されたであろうロダンの奥さんの苦しい人生も気の毒に思えたりして。。。。。


あ~・・・・・頭の中であーでもないこーでもないとグルグル考える人になってしまった私。



さて、


これは他の美術館でも時々見かけますが、美術学校生とか趣味の方とかが作品を目の前にデッサンしています。

なんとも贅沢に、偉大な作品をモデルにして。。。

彼らのデッサンをチラッと見るのも楽しみのひとつだったりして。(笑)

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あっちでもこっちでも。

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そしてなぜだかこれまた嬉しくなったのが、世界的偉大な作品がこんなシンプルな椅子に乗っているという事。

この親近感?、間近で見れる醍醐味、側面も背面もグルグルまわってよ~く見る事が出来て大満足。
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美術館の背面には広大なお庭が。

茶色にしか見えない木々も、よく見れば蕾が膨らんできている。

春は近いぞ。

そしてきれいに剪定されたバラの木もたくさん。

5、6月に来たらきれいに咲いているんだろうなぁ。

その頃、また是非訪れてみたいな。


たくさんの作品を見た後はキリリと冷えた外の空気の中での散歩が気持ちよい。

(お庭の一番先まで歩いて、そこからロダン美術館を撮ったもの)

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グルッとまわって、最後に入り口近くのお庭にある「地獄の門」や「カレー市民像」をじっくり見て、ロダン美術館を後にしました。


その後は、サンジェルマン大通りをまたてくてく歩いて今度は中世美術館へ。

この頃には充分にチャージしていなかったカメラのバッテリー切れで写真が撮れず残念。


館内には中世の彫刻、装飾芸術がたくさん。

作品へのダメージを最小に抑える為にか、特にタペストリーの展示室は本当に薄暗い。

それでも「貴婦人と一角獣」のタペストリーの美しさには感動した。

またステンドガラスのお部屋もとってもきれいだった。



今日はこんなにまわってもまだ少し時間があったので、最後はルーブル美術館に歩いて行きちょこちょこっとピンポイントで作品を観てまわった。

でも、大半を大好きな「サモトラのニケ」の彫刻の所で時間を過ごす。

あの力強い翼、海風で薄い布が体に貼り付きながらなびいている感じ、あと女性だけれど布の下に見て取れるたくましい足が好き。

勝利の女神ニケ、見てると勇気と「よし、がんばってこ」って元気をもらえる気がします。



あ~、でもこの日は本当にたくさん歩いていろいろ観て、満足な疲労感。


夜はバタンキューで寝てしまいました。


3月の第一日曜が楽しみだなぁ♪


日本もこんな制度があったらいいなぁ~なんて思いました。



おしまい







こちらは洋菓子教室を主宰している松永寛子さんの『FOOD&TABLE COORDINATE 展』のご案内です。

洋菓子のみならず、パンやおもてなし料理、そしてフラワーアレンジメント、テーブルコーディネートを教えており今年10周年を迎えられます。

とっても優しい雰囲気の中に凛とした強さを持つ松永さんの手から生み出されるお菓子は、本当に可愛らしく、そして美しく魅力的なものばかりです!

お近くの方は是非お出かけくださいませ♪



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マスタード瓶

今、住んでいるアパルトマンにはあらかじめ冷蔵庫や食器など必要最低限のものは揃っていたシャボン玉


コップやワイングラスも然り、・・・でもなんだかいろんな形のコップがある。

なんでこんなにバラバラなんだろう??


まぁ、歴代このお部屋に住んでいた方たちが買って置いていったものなんだろうなぁなんて漠然と思っていたけれど・・・・・スーパーでマスタードの瓶を見たとき謎が解けたお~


こ・れ・だキラキラ☆

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可愛いグラスマルキラ☆
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このような形以外でも、マスタードを使い切ったらあきらかにコップとして使えそうなものがいっぱいキラキラ


キッチンにまさに同じ形のグラスがあって・・・・・・マスタードの空き瓶をコップとして使っていたんだぁ~と納得。

だからあんないろんな形があるんだな。


普通の瓶のものより倍くらいお値段が高くなるけど(それでも日本でMAILLEのマスタード買うよりははるかに安いけれど)、その可愛さに思わずこっちを買ってしまいそうになる。

おもしろいアイディアだなと思いましたLOVE







こちらは洋菓子教室を主宰している松永寛子さんの『FOOD&TABLE COORDINATE 展』のご案内です。

洋菓子のみならず、パンやおもてなし料理、そしてフラワーアレンジメント、テーブルコーディネートを教えており今年10周年を迎えられます。

とっても優しい雰囲気の中に凛とした強さを持つ松永さんの手から生み出されるお菓子は、本当に可愛らしく、そして美しく魅力的なものばかりです!

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