去る2024年3月25日、京都大学経営管理大学院を無事卒業し、経営学修士（MBA)を取得しました。
京都大学での大学院の２年間とフランスのグランゼコールemlyon business schoolでの１年間の合計３年間の学生生活を終えました。
先ずはこれまで支えてくれた家族に感謝の気持ちで一杯です。特に朝から晩まで勉強していたM1では、夕食もほぼ作れず、主人に買ってきてもらったり、義妹が作る料理を届けてもらったりと、家族みんなに助けてもらいました。今では主人が料理を作るまでになりました。笑
スケジュール帳はやるべき課題のステッカーでいっぱいで、時折、朝起きると漬物石のような重たいものが胸に載っている感覚や、存在しない授業や課題が夢に出てきて、慌てて起きた事も何度もありました。😅
久しぶりの数学、、一番大変だった統計分析⇩😭
理論からの勉強で、公式も複雑だし数字の数も多い。
大体、エクセルも思うように使えなかった私ですから。。電卓計算にしようか迷いましたが、この機会に必死になってエクセルを使いこなしました。
ミクロも数学。何この計算？？すっかり忘れている指数関数やグラフなど、ゲーム理論などもYoutube先生にはとてもお世話になりました。😆
Harvard Business Schoolのケーススタディ、先行研究論文や記事など、英語でかなりの量を読みました。予習をして授業に臨み、ディスカッションやチームでスライドをまとめてプレゼンなど、既存のビジネスモデルも分析しました。また、個人やグループで複数の新しいビジネスモデルを考案し、それらを発表しました。
夕食が終わった後も、週３回くらいのグループワークミーティング。😅
コースの半分が外国人なので、英語の授業を受講すると日本人は１〜２人です。International Nagotiation（国際交渉学）クラスでは、外国人チーム同士でネゴシエーションのデモをし、面識のないアイルランドに住む学生ともメールでアポを取って、指示に従ってネゴシエーションのデモをしました。
ネゴシエーションのデモでは、参加者が役割を割り当てられ、それぞれの立場や利益を代表するキャラクターとして振る舞い、与えられたシナリオやケースに基づいて交渉を行います。また詳しく書きたいと思いますが、ここで出てくる障害は言葉よりも文化の違いでした。つまり価値観の違いです。
在学中は、国内だけでなく海外にも学びのチャンスを頂きました。フランスem lyon business schoolへの一年間の派遣留学では奨学金を頂き、人生の中でも本当に素晴らく貴重な体験をさせて頂きました。
フランスでは、全てのクラスでグループワークとプレゼンテーションがありました。チームメンバーは先生が割り当てるのではなく、自分たちでチームを結成することから始まります。最初のクラスでは、全く知らない他の学生たちとチームを組む必要があるので積極性が欠かせません。
またチームのダイバシティによって、アイデアの出し方や時間の使い方が違うので、その辺りも凄く勉強になりました。日本人同士とは全く違います。
フランスビジネススクールでのラグジュアリーブランディングコースのプレゼン資料⇩
先生の指示に従って、毎回の授業時間内にチームでまとめて発表。スライド作るのも早くて驚きました。
これら大変な時期を一緒に励まし、助けてくれた同期の仲間達や先輩方、M2では切磋琢磨して学び合った同じゼミの仲間達、講義やイベントで知り合った仲間達、本当にみんな個性豊かで、優秀な人達との学びを通して得られたものは、とても大きかったです。
ゼミで大変お世話になりました教授には、厳しくも的確なご指導をしていただき、最後にいただいたアドヴァイスは、私の人生に大きな道筋を描くものでした。また、多くの素晴らしい先生方に教えを受け、どの講義もお話も刺激的で面白く、知識だけでなく、考える力や生き方など、様々なことを学ばせていただきました。
この年齢で、第２の学生生活に戻れたことは最高の経験であり、最高の選択であったと思います。
毎日が勉強や研究漬けの本当に大変な時期もありましたが、今では全てが良い思い出となり、年齢、性別、国籍、バックグラウンドの全く違うダイバシティの環境の中で学べたことは最高の経験となりました。
人は出会う人によって成長し、同質の中ではなく、異質の中に飛び込むことが、自分に大きな影響を与えることを実感しました。
日本の中でも、新たな挑戦や異なる世界に飛び込むことはできます。しかし、海外に視野を広げることで、信じていた価値観を変えることができます。つまり、日本の常識は世界の常識ではなく、それを知ることでより自由な生き方、そして魅力的な表現ができるようになります。
異文化を知ることで、自分のアイデンティティと向き合うことができるからです。
最終的な研究では、当校で教えている独自のテーブルアートメソッドTMを活用し、生徒さん達がどのように変容し、なぜ人生が変わるのかを探究しました。（＊テーブルアートメソッドTMの中には異文化教育も含まれています。）
この研究から、自身の仕事に応用できる洞察を得ることが出来、SEESIモデルTMを開発しました。
事業デザイン論でお世話になった先生と一緒に！
卒業は終わりではなく、第二の人生のスタートだと考えています。今までの人生で蓄積した自身の経験と知識を、 MIKA DECO Paris アカデミーを通じて、関わる人達の人生に影響を与えられるように、アカデミー卒業時には「自分の未来をデザイン」し、「グローバルにも繋がる」きっかけになるお手伝いを、これからもしていきたいと思っています。
異文化コミュニケーションとアート（テーブルコーディネート）でマインドを解放し、生活の美学、経営学、生き方、ダイバーシティ、マインドセットなどの学びを取り入れ、自分の未来をデザインし、グローバルにも通用する本格的な「人間力磨き」コースとして一新していく予定です
新コースはオンラインコースで、2024年9月開講の予定です。新規募集は準備が出来次第お知らせいたします。
長い間お休みを頂きまして、本当にありがとうございました。
これからも宜しくお願いいたします。
石原実花
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