子供がいきいき育つ場所~「せいが保育園」を見てきました。
今日は、新宿区にある都市型保育園「せいが保育園」の見学に行ってきました。園長の藤森平司氏にご案内いただいて、理念や空間、子供たちの様子を拝見しました。
藤森氏は建築のご出身らしく、ドイツや北欧の幼児教育を学ばれ、日本の幼児教育の問題を指摘してたくさんの本を書かれている有名な方です。子供が自分の力で考え、人とかかわることができるようになるために必要な、保護者や保育士のあり方についてはっきりした理念を持っておられます。
年齢ごとに部屋をわけるのでなく、さまざまな遊びコーナーを用意して子供が「誰と」「どこで」「なにを」するか、自由に選ばせて遊ぶ時間を大切にしておられます。つみきコーナー、絵本コーナー、製作コーナーなど、可動家具でつくられたさまざまなコーナーでおもいおもいに子供が遊びます。ひとりで絵本に熱中する子供、友達と積み木を楽しむ子供、お絵かきをする子供。保母さんや保育士さんの姿はほとんど目に入りません。もちろん、課題保育や一斉保育の時間もありますが、私が見たのはお昼ご飯前の自由時間なのでした。
ユニークなのは「PEACE TABLE」というコーナー。けんかやいざこざがあったら、そこに集まって子供同士話し合って解決する場所、だそうです。「自分のことばで気持ちを伝えよう」と書いてあり、その前に子供が3-4人集まっています。泣いている子供と、冷静に話しを聞く子供、友達の頭をなでるおませな女の子。何を言っているのか、意味はよくわかりませんでしたが、子供同士が緊張感に堪えながらコミュニケーションしている風景に新鮮な感動を覚えました。
もうひとつ、3歳~5歳の年長さんのお昼ご飯。まず、子供たちでテーブルセットをします。綺麗なテーブルクロスと真ん中に生の小さいお花をかざります。
厨房から運ばれたご飯をよそう係りの子供が前に立って給仕をします。立派に仕事をする子供たちは、とても生き生きとしていて自信にあふれています。
「安全」と「殺菌」という大人たちの過度な不安によって作られた檻に閉じ込められた現代の子供たち。そこから解き放たれたとき、もって生まれたたくましい身体能力と、自信に満ちたコミュニケーション能力を発達させることができる、という可能性にふれました。ここに来ると、最近問題になっている発達障害の子供が劇的に直ったりするそうです。子供たち、というか人間は、本来とてもたくましい。大人が認識を変えさえすれば、子供は大丈夫なのだ・・という希望を感じた充実した時間でした。
冬の寒さと夏の涼 TRAPEZIUM訪問
今日からいよいよ師走。本格的な寒さが厳しくなってきますね。
先週の日曜日、今年の6月に竣工したTRAPEZIUM
に半年ぶりに行ってきました。冬の寒さを確認するためです。
この家も、風の抜けを最大にすることを断面で作っています。そのためLDKの上部が吹き抜けで上部に大きなハイサイドライトがあります。
さて、このような設計のおかげで、今年の夏はエアコンの冷房は必要なかった!という感想をいただき、リビングも個室も、エアコンを買わずに過ごされたそうです。
しかし、暖房に関してはダイニングに設置したガス温水パネルヒーターだけでは、リビングのほうの暖かさが足りないようです。
ダイニングの温水パネルヒーターは快適です!
リビングにいると、冷たい冷気がどこからか入ってくる、ということで、対策を相談されました。ひとまず、大空間には、効率のよいガスファンヒーターが設置できるガスコンセントを、ということで、急遽キッチンのガスを分岐してガスコンセントを追加工事することに・・・。
また、玄関のドアがアルミドアで、玄関土間とリビングの区切りがないため、しんしんと冷えた冷気が玄関から回ってきます。玄関ドアの断熱!!盲点でした。
また、ダイニングの大開口、見るからに寒そうな大きなガラス面がありますが、このガラスはペアガラスにしたことで、寒さはまったく感じないようです。ペアガラスの効果は思ったより絶大です!特に東京の気候なら、ガラス面が多くなっても、ペアガラスにすることで効果的に熱を遮断できるようです。
あとは玄関ドアの断熱、結構難しい問題です。玄関まわりをハニカムサーモスクリーン で廊下を区切って断熱するか、玄関ドアに断熱塗料 を塗るか、いろいろ検討中。ハニカムサーモスクリーンの断熱性はペアガラス以上とのこと。ガラス窓がペアでない場合、後から施工できて簡単に断熱効果を倍増できます。とはいえ視界はさえぎられて開放感は損なわれてしまいますね。
玄関ドアの断熱、これからは必須にしようと決意を新たにしました。
日本は夏暖かく、冬寒い、というコントロールの難しい厳しい気候風土です。 それでも、できるだけ外部に向かって開放的で、自然の風を楽しむ家をつくるためには、冬の断熱対策はとても大切ですね。まだまだ発展途上ですが、夏と冬の快適さを両方実現する家を目指し、執念深くがんばります・・・。
リセットの休日~整理整頓のツボ
昨日は、久々の休日。ここ1ヶ月、週末も休みなく仕事していたら、家のなかに垢がたまったみたいになって、ぼやけた感じ・・・?なんだこのだるい感じは?見ると、コンロのまわりの油のしみや、流しの曇り、エアコンはお掃除サインも点灯していて、ベランダの植物は雑草化している!全体が疲れた~っていう空気をかもし出しています。
休日は寝ているのもいいけれど、家に生気がない!ここはひとつリセットさせよう!と決意。
重曹で台所シンクややかんを磨き、エアコンのフィルターを洗って、加湿器と食洗機はクエン酸で洗浄、ベランダの枯れた植物を捨てて、新しい苗を買ってきました。
苗を植えつけようとしたら、もう夕方6時。暗いなかを手探りでごそごそ。照明を頼りにやっと終了。やったー。去年から仲間いりしたクリスマスローズも3株ほど増やして、ビオラやミニシクラメンを植えました。朝確認したら元気に植わっていました。
夜植えた花たち。朝確認したら無事でした。
私は設計士として「かたづけ」を人に勧める立場にあるのですが、たまのリセット日、自分のだらしなさに直面。実は昔、実家で私が一番だらしない、と言われ、「私の使った場所には何か痕跡が残っている!」と、目を三角にした母に追い掛け回された経験があるいわくつきの人です。そんな私ですが、自分で設計した家に住むようになってから、「リセットすること」ができるようになりました!これはすごいことなんです。
ポイントは、どこに、何をいれるかあらかじめ決めておいて、ちらかってきたな、と思ったらリセット!を宣言。とにかくもとに戻すだけなので、かたづけがとても簡単なんです。考える必要がないって感じでしょうか?かたづけのうまく行かない人は、多分その「どこに入れるか」が完全に決まっていないのだと思います。
自分の身の回りのものに、きちんとした収納場所、住所を与えることです。その収納量以上には物を買わない、もらわない、家に侵入してくることを拒否する必要があります。自分にとって本当に必要なものの全体量を把握し、それらが全部収まる収納をつくることが整理整頓のはじめの一歩ですね。そして、一度リセットした状態の気持ちよさを、体感することです。
昨日は生気を取り戻した部屋でぐっすり眠り、疲れも「もやもや」も全部リセットされました。








